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定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2009年7月1日(水) ハローキャンパス

6時40分起床。曇のち快晴。

今日で3日連続30℃超。これは過去10年以上にわたって記録にない暑さだそうである。日本の夏だと30℃はほんの序の口だけれど、北国ロンドンでは異常と言ってもいい猛暑なんだなあ、と納得。

10月から受講するmodule(学部講義)は、分野ごとに異なるキャンパスで行われる。主要4キャンパス中、Regent, Cavendish, Maryleboneはいずれもロンドン中心部にあってすでに何度か行ったことがあるが、一番遠いHarrow(ハロー)キャンパスにはまだ行く機会がなかったので訪問してみることにした。

一昨日と同じく187番のバスでFinchley Roadまで行き、地下鉄Metropolitan LineでNorthwick Park(ゾーン4)まで行く。ずっと地上を走るのでもはや地下鉄ではなく近距離郊外電車である。乗っていて気付いたが、Oxford Tourのときに乗り間違えて遠回りし遅刻したのがまさにこの線であった。

到着したプラットフォームから振り返ると本当に遠くまで来た、という感じである
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駅前にすぐ大学が見える
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大学の左側のはるか遠くに半円のようなものが見えるのはWembley Studium(ウェンブリースタジアム)
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大学の正面ゲートをくぐり抜けるとすぐに広い駐車場が目に入る
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そしてHall of Residence(学生寮)がある
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長いアプローチを経てようやく校舎の入口に着く
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内部も広々としている
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都心の校舎とはとても雰囲気が違う。勉強する環境としては良いだろうが周りに何もないのは寂しい気がする(刺激がない)。

ここのライブラリーは24時間開いているそうだから、寮に住んで講義を受け、ライブラリーで勉強していれば、世間から隔絶された学生生活が送れるだろう。それはそれで良いかも知れないが、ロンドンに居る意味がないという気もする。世界でも指折りの文化的刺激に満ちた町を十分にエンジョイしないともったいないから・・・ 

ちょうど昼時なのでカフェを覗いてみる。大学とかミュージアムのカフェが好きなのでよくいろんなところへ行くが、カフェを見ると、その施設の雰囲気の一端が味わえるように思う。

大学の食堂はcanteenとも言うがrefectoryとも言うんだ。でも今日は開いていなかった。
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都心のキャンパスと異なるのはUpper Crustというサンドイッチチェーン店が入っていること。日本でも最近は大学にコンビニとか外部のレストランが入っているところは珍しくない。
こちらは営業中だが大学が夏期休暇中なので12時なのにほとんど人がいない。
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ランチはチーズとハムのバゲットサンドにコーヒーを付けて3.45ポンド(約500円)。
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帰路はバスにしようと思い、大学の後側にある病院の前のバス停から乗車
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バスルートがよくわからぬまま乗り継いで行くと結局一昨日来たBrent Cross Shopping Centreに着いた
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ここまで来るともう安心。BBsで2.3ポンド(約330円)のコーヒーを飲んで、C11と187番のバスを乗り継ぎElgin Avenueへ。

ステイ先のフラットの入口からバス停のある十字路を見たところ とても近い
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これがフラットの入口 内側から通りを見たところ
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18時25分帰宅。

夕食はChicken Tikka MasalaとPilau Rice。まあ簡単に言えばスパイシーチキンカレーライスということであるが美味しい。 5店満点で4点。
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23時35分就寝。
  1. 2011/07/01(金) 14:54:54|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

わーハローキャンパスだ!懐かしい^^
あそこの売店でいつも授業前にコーヒーを買っていました。しみじみ
  1. URL |
  2. 2011/07/02(土) 04:00:16 |
  3. Small-Erico #-
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

10月にモジュールが始まったら、もっと写真を載せる予定でーす。
  1. URL |
  2. 2011/07/02(土) 04:09:01 |
  3. oldstudentinlondon #-
  4. [ 編集 ]

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Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

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