7時00分起床。曇のち晴のち曇のち晴のち雷雨プラス雹のち曇。
当分必要なさそうなのでクリーニングに出しておいたハーフコートを今朝受け取りに行った。ジャケットより高くて9.52ポンド(約1,400円)。でも翌日仕上げなんて日本と変わらないではないか!英国はもっとゆっくりしてるだろうと思っていたが、おみそれしました。オーナーはインド系の人のようで、接客対応も悪くない。会員登録すれば少し値引きしてくれるらしいが、間もなくここからいなくなる予定なので断った。
フラットは、昨日下見した中で最後の1DKの部屋が広くて気に入ったので、もう一度よく見たいと思ってLTPSへ電話したら今日OKとのことで、15時にうかがうことにした。
ロンドンの地下鉄では昔から長い通路にbusker(大道芸人)をよく見かける。一人で弾き語りをしているミュージシャンが多いのだが、昨今は市のオーディションを受けて許可証をもらわないといけないらしい。
しかもどこでも演奏できた昔と違って、きちんと場所が指定してあり、そこに収まって実施しなければならない。随分窮屈になったものだが、まあ逆に言えばレベルが保証してあるようなものだから聞かされる方に取っては良いのかも知れない。


もう一つ、やはり地下鉄の駅構内や車両内の広告で気になっているものがある。"MARMITE CRISPS"である。マーマイトと言うのは、おそらく英国独自の食べ物で主に朝食のパンに塗って食べたりするらしい。その実体は酵母のペーストで栄養はありそうだ。
しかし個人的には学生時代に微生物学の実験で細菌の培養液の成分として使っていた酵母エキスを連想してあまり食べる気にならない。
実際、英国人以外には人気がないそうだが、ある意味で日本の納豆みたいなものかも知れない。慣れない人は食べられないが、食べ慣れた人は毎朝食べないと物足りないし、栄養学的にも優良な食物である、という点で。

で、好奇心に勝てずに買ってみたが、チップスの塩味に押されてか今イチ味がよくわからない。でも香ばしい、を通り越して、いがらっぽいと言うか、焦げたような味と言うか・・・。

マーマイト自体はどこのスーパーでもビン入かプラスティック缶入かで売っているが、食欲をそそるにはほど遠い真っ黒なペーストをそんなにたくさん買っても食べきれる自信がないので、結局このチップスの味をもって"食べたことがある"ということにしておこう。
さて15時に落ち合って、再び下見に連れて行ってもらった。
改めて外観を見ると、あたかも全体がブリッジクラブのように見えるが、Ground Floor(1階)にクラブがあってウィークデーでも週末でもたくさんの人が集まって優雅にブリッジ(トランプゲーム)を楽しんでいる。日本の囲碁クラブみたいなものかも知れない。



今回下見をした部屋は、階段を上って踊り場で折り返し、さらに上ったところが1st Floor(2階)、そこで折り返してもう一度上って、また踊り場で折り返して上ると2nd Floor(3階)にたどり着く。その階段から一番近い左側の部屋である。
ドアを開けると正面にベッドルーム、左がダイニングキッチンで右がバスルーム。

キッチンはガスではなく電気である。電子レンジもあり、冷蔵庫(右下の扉の中)もあるが、ディッシュウォッシャー(食器洗浄機)はない。

ソファもある。英国では一般に家具付きの方が普通だそうである。従って引っ越してくればすぐ住める。

ベッドルームにはベッドと奥の折り畳みドアの後ろに洗濯機がある(妙な取り合わせだが)。

バスタブ、シャワー、トイレもある。

窓の外には何が見えているのか詳しくはわからないが、住宅街である。

既に空き部屋になっていて壁の塗り直しや部屋の掃除も済んでいるため、それほど新しくはないが一応きれいな物件と言える。
帰ろうと思ったら前の通りが大渋滞。いつもこんなのだろうか?

写真もたくさん撮ったし、我ながらかなり乗り気になっている。不動産を借りる際の鉄則は、あまり気に入った素振りを見せ過ぎると後の交渉がしにくい、と言うが、気に入ったものはしようがない。Abbey Roadの物件が考え過ぎているうちに手遅れになったことを思うと早く動かないと行けない、という意識も働く。
少し食料品の買物をしてから、18時20分帰宅。
早速、メールで価格の値引きを依頼する。ワンルームより多少高いのは仕方ないと思うが、まだちょっと予算より
30%近く高いので。
夕食はグラタン。

なんだかポテトしか見えないが・・・

底の方にサーモンとエビが沈んでいたのだった

この頃よく食べるカットフルーツもなかなか瑞々しくて美味しい

23時就寝。
- 2011/06/27(月) 15:51:59|
- 未分類
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0