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定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2009年6月19日(金) 名残惜しくても今日で終わり

6時30分起床。快晴一時曇。

快晴の朝は本当に気分が良い。こちらのホストファミリーは朝が比較的遅いので、たいてい一人でBBCニュースを見ながら朝食を摂るのだが、これがFirst Floor(日本式に言えば2階)にある20畳以上はありそうなダイニングキッチン兼洗濯室である。
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窓から見える風景
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全自動洗濯機はボタンがたくさんあってちょっと見には難しそうだが、一度覚えれば簡単である。
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乾燥機
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コンロとトースターと電子レンジと右奥にはアイロン
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さて、今週はずっと最後だ最後だと言い続けて来たが、今日は正真正銘の最終日だ。今日の授業については特に何も聞いていなかったので、いつもと同じ時間に教室へ行く。ところが定刻になっても先生が来ない。うっかり遅れて来るようなことは考えにくいMARYだけに何となくおかしいなあ、と思いつつもしばらく待ったが、結局30分過ぎた時点で今日はもう休講だと判断し、皆でお茶に行くことで一致した。

Regent Street沿いの1ブロックほど北に位置するSt George's Hotel(セント・ジョージズ・ホテル)の最上階のレストラン兼カフェ(以前に半年先輩のSEIさんと初対面のときに行ったところだ)で1時間余り、この2ヵ月間の想い出をネタに談笑した。
窓の外を見ると、尖塔を見下ろす形でAll Souls Church、その右にはBBCの白亜の本部ビル
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左に目を移すと、左手前ブロックにWestminster大学の本部でもある6階建てのRegent校舎が良く見える(真ん中の少しくすんだ色の建物)。
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そして、お決まりの記念撮影
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結局最後まで全員皆勤だったのは中国人グループだった。国家公務員の准教授とか現役の医師とか大学院進学を目指す人等を含むメンバー構成で、一見堅物も入れば、シャイな人、気配りの人、逆にお茶目な人などいろんな個性を見せてもらったし、お会いできて本当に良かったです。皆さんの益々のご発展をお祈りします。

さて、今日の夕方、日本から家内が到着するのでヒースローまで出迎えに行かねばならない。
その前にランチをPiccadilly Circus近くのイタリアンの店(名前は忘れた)でピザ。セルフサービスだとばかり思って入ったらフルサービスの店だった。でもそんなに高くはなくて4ポンド(約600円)。
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ここからなら地下鉄Piccadilly Line1本でヒースローまで行ける。PaddingtonからHeathrow Express(ヒースローエクスプレス)を使えば時間はずっと早いが、値段は地下鉄の方がはるかに安い。
車内の喫煙禁止の注意書き。英国は煙草自体の値段も高いようだが、罰金もすごく高いのだ。
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去る3月までは関空からロンドンへ唯一JALだけが直行便を飛ばしていたのだが、今は成田から乗るか、関空発なら他の航空会社でヨーロッパのいずれかの都市でトランジットするかしかなく、今回は成田発JL401便である(伊丹からの乗り継ぎ)。
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明朝またヒースローに来ることになるので、今日は空港近くのホテルに投宿するのだが、夏至前でまだまだ明るい時間が続くため、夕食は市内に出ることにして、ここで荷物を預ける。
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例えてみれば大学生の息子を遠い町に一人で下宿させている母親のような気分なのか、一度ホームステイ先を見ておきたそうだったので、Baker Streetでバスに乗り換え、最寄りのElgin Avenueまで行く。
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その時の天候次第で町の第一印象はかなり左右されると思うが、幸い好天で街並も木々も美しい。
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本とか日用品をいくつか持って来てもらっていたので、ステイ先の部屋に置きに寄ってから、再びバスに乗ったのだが、パスポートを持って来るのを忘れたのに気づいて逆戻り。飛行機に乗るのには必須だから。

それから改めてOxford Streetまで行ってGarfunkel'sで夕食。今日は典型的なイギリス風ファミレス(?)料理で・・・
ハムステーキとベークドポテト
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フィッシュアンドチップス もちろん一品ずつをシェア
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飲物等も含め全部で27ポンド(約4,000円)。

ホテルまで歩くのはちょっと無理な距離なのでシャトルバスを利用。2人分で8ポンド(約1,200円)。

23時15分ホテルに戻る。その後、明日からのスコットランド旅行の予定を説明。

0時30分就寝。
  1. 2011/06/19(日) 15:10:01|
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Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

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