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定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2009年6月10日(水) 地下鉄スト

6時30分起床。曇一時雨。

今住んでいるところから一番近い地下鉄の駅までは徒歩で8分くらいかかるが、最寄りのバスストップはわずか1分という近さ。通学はいつもバスを利用しており、Oxford Circusまで20~25分で着く。ところが今日はいつになく車内が混んでおり、所要時間も30分余かかった。

実は昨日18時59分から地下鉄が48時間ストに入り、全線ストップしているため、急遽バス利用者が増えたことと、マイカー通勤者の数も増えている影響なのだ。

授業開始時刻の8時45分になっても、いつもの半分しか集まっていない。さすがに講師は当たり前のように定刻に現れ、予定通りスタート。それでも時間の経過とともに集まりだして、最終的には欠席者はごくわずか。

今日間違いなく一番頑張った人はTAKASHI。彼は地下鉄のゾーン4にあたる、かの有名なWembley Stadium近くにホームステイしている。従って地下鉄が使えないということで何と4時間もかけててくてく歩いて来たのだと・・・!凄い、としか言いようがない。皆から賞賛の(or あきれた?)声が上がった。

彼は昨年も同じプログラムに短期間留学した経験があり、その分大学のことも授業に関することも良く知っていて、先輩として参加初日からいろいろ親切に教えてくれたし、実家が大阪府下のY市でおまけに京都のR大学の現役の学生だと言うこともあってたいへん親しくしている。

ストはまだ明日の夕方まで続くのだから今日の帰りもまた4時間かけて歩くことになるが、ここでの授業にはそれだけの労力と時間をかける価値があると言うことなのだ。

授業は急にスピードアップしたかのように、一昨日から3日間でUNIT 11の最初から12の途中まで進んだ。まさか来週中に全部終わるつもりじゃないだろうね?

ランチはCavendish校舎のカフェテリアにてチキンパイ。1.75ポンド(約250円)。
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さて水曜日のお楽しみはランチタイムレクチャー"The Great English Pop Song"の第2回(であると同時に最終回でもあるのだが)。

前回はThe Beatlesの"Norwegian Wood"だったが、今回はThe Sex Pistolsの"God Save The Queen"!
ビートルズよりも一世代新しい、とは言え、今ではもはやクラシックロックとも言えるイギリス発祥パンクロックの元祖である。

タイトルは英国国歌と同じながら、強烈なリズムに乗せられた歌詞はかなり毒のあるもので、おおっぴらな王室批判が物議をかもしたものだが、最後の"No future, no future, no future..."というリフレインは時代が決定的に変わったことを示している。知ったかぶりを承知で言えば、60年代は若者が新しい文化を創り得た(ヌーベルバーグの)時代だったのに対して、70年代も半ばを過ぎる頃になるともはや若者が未来に何かを期待することはできない、と明言されたような感じ、である。

それにしてもキャンセルになったあと3回分はどんな曲と話が待ち受けていたのだろう。その点はとても残念だった(プログラム案内にはThe Specials、Pulpの名が記してあるが、共にまったく知らないバンドではある)。

午後の授業はいよいよ総まとめ段階に入る。
(1)来週の月と火に分けて一人15分のMock interview(模擬面接)を実施。CVとカバーレターに自分で書いたことを再確認してどんな質問をされるか想像し、回答を考えておくこと、というのが宿題。
(2)来週水曜に各自5分間のプレゼンテーションをする。テーマは好きな広告について、または自分が来年1年間やってみたい仕事について。

そして本日の課題は、3グループに分かれて旅行商品の企画を競うことになった。講師が投資家になり、各グループの代表のプレゼンを聞いて、もっとも優れたアイデアに3百万ポンド投資するという設定であった。
持ち時間が極めて短時間なので、詳細に検討・推敲する余裕がなく即断即決に近い形でまとめあげるしかなく、我々のグループはNATSUKOがプレゼンターになったが、投資家である講師から事業継続性の弱点を指摘されてメンバーの誰もうまく反論できず、残念ながら落選となった。もちろん結果ではなく(もちろん英語で)グループ討議すること事態が主目的だったので、皆たいへん真剣で面白かった。と同時に、本当に実践的な授業形式なんだなあという感想を持った。

17時35分帰宅。

夕食はシンガポール風焼そばとメロン。
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23時25分就寝。
  1. 2011/06/10(金) 14:55:45|
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Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

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