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定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2009年6月4日(木) リージェントパーク

6時30分起床。快晴。

今日は予告通りUNIT 5~8の復習テスト。前回よりはマシだったかも。

ランチはタイカレー。3.35ポンド(約500円)。
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さて、木曜は14時15分からのウォーキングツアーとそれに先だって13時から"the talk before the walk"というレクチャーがある。
今日のテーマは"John Nash: the legacy he left"(ジョン ナッシュの残した遺産)。

ジョン ナッシュは建築に強い関心を持っていた国王ジョージ4世(在位1820-1830年)の下で都市設計/建築にその名を残した人物である。
Regent Street(リージェント ストリート)、Regent Park(リージェント パーク)はジョージ4世が即位する前に父王であるジョージ3世の摂政を勤めていたことからPrince Regent(摂政皇太子)の呼称が使われていたことに由来する。

リージェントストリートの北端にはAll Soul's Church(オールソウルズ教会)があり、そこから写真手前方向(南)に向かってゆるやかにカーブしながらOxford Circus、Piccadilly Circusへと続いて行く。ちなみにオールソウルズ教会の先にある白いビルはBBC(英国放送協会)である。当初はまっすぐな道にする予定だったそうだが土地買収がうまく行かず現在のような形になったらしい。
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リージェントパークには1982年に起きたIRA(Irish Republican Army:アイルランド共和軍)による爆弾テロで軍楽隊の兵士11名が犠牲になり、50名以上の負傷者が出たときのメモリアルが残されている。今ではそのような抗争も昔話になっているが、10年くらい前までの北アイルランドでは英国からの独立を目指すIRAとの間に武力衝突が絶えず、イングランドでもこういった事件がいくつかあったのだ。
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バンドが演奏していたステージ。ここに時限爆弾が仕掛けられていた。
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リージェントパークは都心部では最大の公園であるが、ロンドンには小規模なものも含めていたるところに緑地があって野生の小動物や鳥類を頻繁に見ることができる。
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公園内の地図。
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日本風の庭園風景も見られる。
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Queen Mary's Rose Garden(クイーン メアリ記念バラ園)。
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超高級テラス住宅(集合住宅)。
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運河。当初は船による物資運搬のために造営されたが、間もなく鉄道にその役目を譲り渡した。
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コースは大学から徒歩圏内だったので、解散後すぐ帰宅。
夕食は昨日買っておいたチキンアラビアータとサラダ。個別に計算してみると、4.5ポンド(約650円)くらい。

23時10分就寝。
  1. 2011/06/04(土) 17:42:49|
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Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

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