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定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2010年5月23日(日) グラスゴーへ

7時30分起床。終日曇。

今日もこのイングリッシュ(いやスコティッシュ)ブレックファストを食べて元気いっぱい
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英国の朝食の定番の一つであるポリッジ(オートミールのお粥)
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前夜から仕込みの必要があるためだろうか予約が必要なことが多い。好き嫌いが別れるようだが、特に寒い時期ならとても暖まるし腹持ちも良いのだ。

泊まった部屋は5号室だった
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部屋を出て階下へ向かう
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玄関を内側から見たところ
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ロンドンでは例外もあるが、英国の多くのB&Bは家族経営のところが多い。予約の際に料金の確認はするが、たいてい朝チェックアウト時に現金かカードで支払う。ここは1泊45ポンド(約6,000円)。

チェックアウトしてもう一度B&Bを振り返る 最上階の向かって右端の部屋だった  
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日曜朝のためかメインストリートに人影なし
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この橋の向こう側に駅がある 市街中心部は手前の方
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ハイストリート ここにも人影は少ない
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ハイストリート(本通り) 1997年に市および主要企業の援助で整備されたと記されている
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桟橋に続く道
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静かな桟橋 やはりどこにも人が見えない
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警察署が駅の真横にある 駅とは対照的にまだ新しそうなモダンな建物だ
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インヴァネス行きローカル列車
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まっすぐに延びる線路  
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鉄道の旅が好きな人なら多分誰でもグッと来る景色だろう。月並みな表現だと旅情を誘われると言うところだろうか、特にこういう地方の小駅ならなおさら胸に迫るものがある。

日曜日はウィック発の列車はこの1本だけだ
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日曜日以外は4本ある(or 4本しかない?)
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車内はがらがら 
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予約席の紙が何枚もあるのにウィックからも途中駅からも乗って来る人がいない 一体どうなっているのだろう? 

この紙がある席は予約席で、ない席は自由席だ
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ウィックからインヴァネスまで予約されていることがわかる
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この紙を勝手に取り去ると罰金200ポンド、予約者以外が勝手に着席すると罰金50ポンド!現行犯でないと分からないだろうけど・・・

車内で飲む紅茶もなかなか良いものだ
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”トイレ使用中”はアメリカ英語なら"occupied"だろうが、イギリス英語では"engaged"
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アメリカ英語とイギリス英語の違いはいろいろあるが、気のせいかイギリス英語の方が何かに付けて優雅なように感じる。もったいぶった、と感じる人もいるだろうが・・・

車窓から羊が見える 
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さらに多数の羊 
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砂浜と海が見えるもののどことなく寂しい景色だ
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写真は流れてしまっているが車窓一面に黄色い花が広がる 菜の花?
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石油の掘削?
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16時01分インヴァネス到着 ここでグラスゴー行きの列車に乗り換える
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グラスゴー行きは16時15分発
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インヴァネスからグラスゴーは幹線なので車両数も多くなる
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遅いランチにはインヴァネス駅で買ったハム&マスタードサンドイッチとアイスティー 6.08ポンド(約800円)
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三角に切ってあるが食パン2枚分で一人前だ
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白いのは冠雪?5月にまさか
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車窓に見える丘 土地がフラットなイングランドとは違ってかなり高低差がある
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駅名は英語とスコットランド・ゲール語で併記されている 車内放送で駅名の読み方を確認するのも楽しい 思わぬ発音だったりするので・・・
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ジャコバイトによるダンケルドの戦いがあったところだろうか?
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19時38分グラスゴー・クイーン・ストリート駅到着 今日の行程はここまで
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この列車でやってきた
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長大なプラットフォーム 大きなターミナル駅である
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自動改札がずらっと並んでいる
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クラシックのフルート奏者でオーレル・ニコレと並ぶ最高峰ジェームス・ゴールウェイ
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スコットランドの国民的詩人ロバート・バーンズの像 頭上には鳥
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37年の生涯
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ジェームス・ワットの像
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ジェームス・ワットもまたスコットランド人でバーンズと同時代人なのだ
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市街中心部
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立派なコンサートホール この町の文化レベルの反映?
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駅前のホテルにチェックインしてから食事に出たがすでに午後9時。日曜日の夜はほとんどの店が早く閉まるため選択肢がとても少ない。

開いていた中華バイキングレストランで手を打つ
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味の方は・・・
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焼そばも・・・
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一応デザートまでちゃんと揃えてある
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フルーツも
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中国茶は別料金!
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閉店間近のせいか落ち着かない食事を終えて外に出ると、午後10時前だがまだ明るくて車は少ないが人通りは結構あった。食事代は9.59ポンド(約1,300円)。

レストランの前の大通り グラスゴーの道路は碁盤の目状なのだ
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すでに閉まっているがスーパーの日曜日の開店時間は6時間しかないロンドンより長いとはちょっと意外
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地元の名門サッカーチーム”セルティック”のクラブグッズショップ 
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グリーンと白のチームカラーと四つ葉のクローバーがシンボルだ。開いている時間だったら寄ってみたかった。

ホテルに戻ってウェブサイトのチェックをする。

次に向かうホーリーアイランドのバス時刻を調べたら最寄り駅から片道35分の道のりだった
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しかし日によって運行時刻は異なる
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これは干潮時にのみ露出して通行可能な道路を通るため、日によって運行時間が異なるのだ。しかも5月は3~4日に1日しか走っていない。次は26日になるので、そのスケジュールで行くことに決める。ついでに25日の宿をウェブで予約する。


1時55分就寝。
  1. 2012/05/23(水) 23:19:13|
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Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

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