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定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2010年5月22日(土) インヴァネスからブリテン島最北端のジョン・オグローツへ

7時50分起床。晴れたり曇ったり。

定刻の8時30分にインヴァネス駅到着 まったく遅れはなし
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確かにインヴァネスまで来たのだ
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外から見たインヴァネス駅舎 左右をビルに挟まれている
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乗換時間が2時間ほどあるので、ちょっと街を散歩。

駅からすぐのところに教会とその向こうにはツーリスト・インフォメーションの「i」の表示
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教会の前は人混み。結婚式の最中のようだ。

さすがスコットランド バグパイプの楽隊!
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ツーリスト・インフォメーション
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ネス湖関係の案内がメインで今から行く最北端の資料はほとんどなかった。本土からさらに北方にあるオークニー諸島の案内はあったが・・・

インヴァネスの地図 川を下(南)へ行けばネス湖に至るのだ
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”インヴァネス”とはネス川の河口という意味なのだ。

ネス川 
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ネス橋
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人気のネッシー人形 本物?はもちろんこんな形ではないはずだが
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10時38分インヴァネス発ウィック行きは幸い定刻通りのようだ ローカル線(普通列車)なので4時間余かかる
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これがローカル線の列車
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車内で食べるために買ったチーズ/トマトサンドイッチ 2.99ポンド(約400円)
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ハム/チーズサンドがなかったので買ったが、これはこれでなかなか美味しい
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鉄道路線地図 行き先は途中でサーソーとウィックの二股に別れている
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のどかな車窓の景色 羊の群れ
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英国の定番菓子の一種 ショートブレッド
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列車の旅をしているとお腹がすくので、いろいろ軽食を持ち込む。車内売店でも入手できる。

駅名の上に注意書き ここは禁煙場所で違反したら500ポンド(約65,000円)の罰金!
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こちらはSTATION TEA ROOM ここで列車を眺めながらお茶を飲めば最高だろうなあ
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車窓から見える景色はこのような丘がずっと続いている
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車内売店で買って来たティー 1.6ポンド(約200円)
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スーパーで買って持ち込んだ英国を代表するお菓子 ビスケット
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終点に近づくと車窓から草原が見えるようになってきた
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Thurso(サーソー)駅に到着 ここでスイッチバックして終着駅ウィックに向かうのだ
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地図を見ればこちらの方が最北端のJohn O'Groats(ジョン・オグローツ)にはより近く見えたのだが、インターネットではここからのバス便が見当たらなかったので最終下車地をウィックに決めたのだ(実際に着いてみるとどちらからも路線バスがあった)。

サーソー駅の表示
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ここから約30分でWick(ウィック)駅に到着。

ウィック駅の表示
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ウィック駅
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このドアを入ったところにチケット売り場がある
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珍しくコインロッカーがあったが故障で使えなかった
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当駅は1999年7月に125周年を迎えた、と言うことは?
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1874年開業
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ウィックの地図 ホテルやB&Bは駅から数分歩いたところにあるようだ
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ホテルの案内がいろいろ貼ってある 
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今回はインターネットで予約済みだが、予約なしでも飛び込みで泊まるところは確保できそうである。

こじんまりとしたウィック駅舎 バスはこの前に発着するようだ
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バス時刻表
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下段の土曜日は上段の平日より2割ほど少ない。日曜日は運休? どうしても今日行っておかなければ!

バス時刻表のアップ 15時40分発の次に17時40分発があるから多分それで戻って来られるだろう
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バスのチケット 往復4.2ポンド(約560円)
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ガソリンスタンドは24時間営業 この辺は車なしでは生活できないのだ
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狭い通りなのでところどころに避難用のスペースを作ってある
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約50分で終点のジョン・オグローツに到着
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最果てのツーリスト・インフォメーション
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最果ての博物館
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最西端のLAND'S END同様に駐車場は広い
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海岸 LAND'S ENDのような断崖ではないので安全に汀まで行ける
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桟橋はオークニー諸島連絡フェリー用?
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ひときわ高い城のようなものが見える
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描かれた道標 LAND'S ENDからとうとうここまでやって来た
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近づいてみると城はフェンスで囲まれている 立ち入り禁止のようだ
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実際は城ではなくホテルとして作られたものらしいが、恐らく倒産でもしたのか今は閉鎖されている。

帰りのバス時刻表 予想通り18時35分にWick駅行きの最終がある
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LAND'S ENDに比べてもさらに時間をつぶすようなところもないが仕方がない。

かすかに見える島影はオークニー諸島の一部だろう
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キャンピングカーがたくさん来ている あれならホテルの心配はいらない
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さまざまな手段でLAND'S ENDからここまで到達した人々の記念写真 
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これはタンデム(二人乗りの自転車)で走破したペアの記念写真
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ポールだけしかないが本当はこの上に道標があるはず
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恐らく風等で飛ばされないように保管してあるのだろう。記念写真を撮るときは料金を払えばすぐにセットしてくれるのかも?

どこまでも広がる牧地と遠くに見える民家 夜間ならば多分星空がとても美しいことだろう
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フェリーの到着を迎える連絡バス?
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フェリー オークニー諸島航路か沿岸クルーズ船かは不明?
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16時35分に着いてから帰りのバスが来るまでの2時間をさすがに持て余した。土曜日のせいかCoffee Shopも土産物屋も早じまいで、その辺をうろうろ歩き回るしかないのだった。日が長いため明るいのは良かったが・・・

海と陸
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19時16分 ついにウィック駅に戻り着いた
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ツーリスト・インフォメーションはすでに閉店していた
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道路に面して銀行ATMがある
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元は銀行の支店 今はB&B
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BANK GUEST HOUSEという名前のB&Bが今夜の宿
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チェックイン後、朝食のリクエストを記入して予め渡しておく
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B&Bの個室 部屋はほとんどベッドでいっぱい これにシャワー/トイレが付設されている
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B&Bによってはシャワーとトイレが共有の場合もある。バスタブがあるところはほとんどないが、慣れればシャワーで十分。

部屋のドア
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洗面台
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シャワー 確かにバスタブよりもずっと省スペースである
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部屋の窓
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なぜか窓際に仏像
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外食もおっくうなので夕食はTake Awayで済ませようと考え出かけたのだが・・・

B&Bの面している狭い表通り 残念ながらほとんどの店は既に閉まっている
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少し歩くとどこの町にもあるようなフィッシュアンドチップス屋を発見 日本で言えばラーメン屋みたいなものかも
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フィッシュアンドチップスの紙箱容器 150年!もの歴史があると書いてある
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箱の中にはフィッシュとチップス(イギリス英語でフライドポテトのこと)がぴったり収まっている
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デザートにはアイスクリーム
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飲み物はあまり選択肢がなかった
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以上を合わせて9.02ポンド(約1,200円)。

さすがというか、テレビで当たり前のようにサッカーの生放送が観られる 
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今夜はヨーロッパ・チャンピオンズリーグの決勝戦バイエルン・ミュンヘン対インテルの対戦だ。

ハーフタイムに外を見ると午後10時近くなのにこの明るさ
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インテルのミリートが前半と後半に1点ずつ取って、結局2-0で優勝。これでインテルは国内リーグ戦、カップ戦と合わせて3冠を達成。ジョゼ・モウリーニョが監督に就任してわずか2シーズン目の快挙だ。


1時40分就寝。
  1. 2012/05/22(火) 23:18:28|
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Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

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