6時30分起床。曇り。
このところ毎日の生活リズムは判で押したような正確さである。起床、朝食、通学、授業、昼食までと就寝はほとんど毎日同じ時刻で変わらない。その散歩姿を見て近所の人が時刻を知ったと言う、かのドイツの哲学者カントほどではないにしても・・・
さて、午前の英語の授業は現代日常語に慣れ親しむことが目的なので、いわゆる受験英語のような難しい単語が出て来たり、ある種の英文学のように古式な気どった表現などはほとんど使うことはない。しかし、今まで知っていた英語とは違ってありふれた単語でもその組み合わせによって思わぬ意味になったり、ある質問には必ずこういう答え方をするといった定番がいくつも示されるので、考えるのではなくまるごと覚えて反射神経のように使えるようにする訓練だという見方もできる。
そのような毎日にまたとない彩りを添えるのがCultural ProgrammeとしてのWalking Tourである。
木曜日は午前の授業後、昼食時間を挟んだ13時から14時まで"The talk bfore the walk"と称してその日のtourについて講義がある。講義と言っても内容はこれから行く地区や訪問施設の説明なので、まあ遠足のオリエンテーションという位置付けである。
今日の訪問先"Animal Farm"は動物園ではなく、家畜等人間が飼っている動物がいるところである。場所はイーストロンドンの元々は19世紀にテムズ川を遡ってきた紅茶等の輸送船が碇を下ろす埠頭の近くにあった埋め立て地を、20世紀後半に再開発計画からの防衛に成功して市民のための公園および動物飼育場として残した場所なのだそうである。
32エーカーの広さがあると言ってもピンと来ないが、メートル法に換算すると約13万平米というから相当広いことはわかる。
Mudchute Park & Farm(マドシュートパークアンドファーム)と言う名前だが、mudchuteとは埠頭を作るときに浚渫(しゅんせつ)した泥を貯めておいた場所と言う意味らしい。

そこら中にいろんな動物が人間を警戒することもなく生活している。





こんなdustbin(ゴミ箱)を見ると、やはり子ども達が主な訪問者かと思われる。

実際は入場無料なので、誰でも入れるし、ピクニック(持参した食べ物を食べること)をしても良いのだ。
一面の草原をどんどん歩いてテムズ川に到達したら川底の地下トンネルを通って対岸に渡る。

そこには19世紀の花形高速帆船Cutty Sark(カティサーク)が展示されていた(が、数年前に大規模補修中に発生した火災で損傷し今は再建中らしい)。

さらにその先にはGreenwich Observatory(グリニッジ天文台)があるはず。
が、今日はここまでで、帰りはRiver clipperに乗る。

れっきとした水上公共交通機関であり、途中何ヵ所か寄港するため便利なところで下船すれば良い。

Tower Bridge(タワーブリッジ)の下も通過する。

料金はGreenwich PierからEmbankment Pierまで学割で3.35ポンド(約500円)。学食ランチとちょうど同じ額であった。

地下鉄Northern Lineに乗り換えてCamden Townまで行き、何度か来て気に入っているSuper Bowlでエビカレー、揚げ豆腐の煮込み、中国茶の夕食10ポンド(約1,500円)。

19時30分帰宅。23時30分就寝。
- 2011/05/14(土) 00:48:02|
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