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定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2010年3月25日(木) ロンドン発コペンハーゲン経由成田へ

2時40分起床。曇。

大幅に経度差のある長距離の飛行機移動をするときは時差ぼけ対策が必須である。薬物を使った積極的な対処法としてメラトニンがつとに有名だが、自分にとっては2、3日前から行先の時間帯で生活するという方法が一番簡単で一定の効果がある方法だと思っている。
さらに、着いた日から良い睡眠が取れるように機内での睡眠時間を調整することも大切。午後に到着する場合は機内でできるだけ眠らないでおき、朝到着の場合は機内でよく眠っておく。要するに生体リズムを早く変えることだ(メラトニンも同じ原理だが)。

昨夜は19時前に寝て今朝3時前に起きたと言うことは、日本時間に置き換えると朝の4時前に寝て正午前に起きたことになる。時間帯移行の第一段階としてはまずまずであろう。後はできるだけ睡眠不足状態を維持して、いざ眠りたい時間にすぐ眠れるようにすること、が必要だ。

6時18分にホテルをチェックアウト。いつの間にか6時にはもう夜が明けている季節となった。

Earl's Courtに泊まった理由はPiccadilly lineが通っているのでヒースローまで1本で行けるからだ
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6時30分に発車した列車は7時9分に”Heathrow Terminals 1,2,3”到着。Tubeは時間はかかるがHeathrow Expressの数分の1の運賃で済む。

SAS(Scandinavian Airlines)のチェックインカウンターでスーツケース2個を預けてから出国手続を終えるまでわずか15分で済んだ。米国だと1時間以上は覚悟しないといけないところだが、ヨーロッパではたいていの場合あっけないほど早い。

9時55分発SK502便でSASの本拠地コペンハーゲンに向かう 
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機種はMD-82
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乗客数は150席中6割くらい
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機内の朝食サービスが始まった
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北欧スタイル?見栄えはあまりパッとしないが美味しかった
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SASはコペンを起点に北米、ドバイ、バンコク、北京、東京に飛んでいる
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東京への飛行ルートは大部分がロシア上空であることがよくわかる。30年くらい前に初めてヨーロッパに行った頃は南回りだとか北回りだとか、旧ソ連上空を避けて随分遠回りしていたのだ。何度か途中の空港に降りて給油し18~24時間かかった記憶があるが、今ではたったの8~9時間だ。

12時40分、予定よりも少し早くコペンに到着。次の便まで時間があるのでWireless Internetコーナーを見つけて、まだ帰国の連絡をしていなかった何人かにメールを送る。60分間の利用で60クローナ(約1,000円)も取られた。

乗り換えるのは15時40分発成田行きSK983便である
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成田便の機内 エコノミープラスというちょっとだけ前後の間隔が広めの席である さらに同クラスの一番前の席だったので足が伸ばせてラッキーだった
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成田便の夕食 
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メインは白身魚のソテーとピラフ。これも見栄えは今イチだが美味しかった。食器がプラスティックではなく陶器とガラスなのも良かった。繁忙期のエコノミークラスでは食事と言うよりエサを与えられているように感じることがあるが、これは質量ともに問題はなかった。
  1. 2012/03/25(日) 23:24:07|
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Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

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