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定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2010年3月22日(月) ”食べつくしパーティ”その2

8時50分起床。晴のち曇のち雨。気温12~6℃。

2時間半しか眠れなかったが、集荷に備えて起きて待機する。いつもの朝食を済ませて、手持ち無沙汰なのでハーフコートも含めて衣類を片端から洗濯する。

次第に靴の数が増えて全部は持って帰れないので履いて行くもの以外は処分することにした。

一緒に英国を歩き回った靴第1号
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一緒に英国を歩き回った靴第2号
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一緒に英国を歩き回った靴第3号
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今日からEaster weekに入った。日本でもクリスマスはクリスチャンでなくても祝う(ケーキを食べたり、子供たちがサンタクロースからプレゼントをもらう)ことが広く浸透して年末の行事の一つになっているが、キリスト教ではイースター(復活祭)の方が最も大切な行事かも知れない。

本日のLunchtime LectureではREGがその復活祭の由来やしきたりについて講演することになっているので、間に合えば参加しようと思っていた。しかし12時を30分過ぎても集荷が来ないため、断念せざるを得ない。

掃除したり、捨てるものをまとめたりしながら過ごしていると、ついに15時20分にYAMATOが集荷に来た。段ボール箱3個口と書類を渡す。待つのは長かったが、集荷はあっというまに終わった。とにかく集荷時間帯8時から17時のうち最長の17時までは待たなくて良かったことを多としなければならない。

今夜は17日に引続いて”食べつくしパーティ”第2部で、今度こそ本当に備蓄食品を胃に収めるラストチャンスである。とは言いながらデザート用のケーキやテーブルカバーがないので買い物に行く。

1時間くらいで帰宅して、17時30分頃から料理に取りかかる。もともと料理は嫌いではなかったが仕事にかまけて長い間ほとんどやっていなかったのだ。しかし昨年8月以来何度かこういったホームパーティーのメニューを考えたり、材料の買い出し、調理、そして皆で食べることの楽しさに目覚めたのも大きな収穫だった。

今日の参加者は17日に来られなかった6名で、YURI、MAYA、AKO、SACHIKO、MITSU、NATSUKOと初参加の2名を含めて全員女性となった。もう帰国した人やどうしても都合がつかずに参加できなかった人もいて、都合6回開催したものの結局同期生全員に来てもらうことは叶わなかったが、帰国前にこうしてロンドンで集まれるのは今回が最後だと言うことは間違いない。

Land's Endで買って来たScrumpy(リンゴ酒)で乾杯
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先日Penzanceへ旅行したときに買って来たのは良いがこんな重い割れ物を日本まで持ち帰ることもできず、今日鏡開きならぬ栓開きをした。甘くて口当たりが良く、アップルジュースかと思うくらいだがStrong Farm Cyderと書いてあるとおり、その正体は”強いリンゴ酒”。飲み過ぎに注意しましょう!

本日のメニューは冷やしそうめんとおそうざい風和食数品
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とにかく食材を片付けるのが目的なので、冷蔵庫等に残っている材料で作った、鮭の塩焼き、だし巻卵、ポークしょうが焼き、白菜と油揚げの炊きあわせ

今日のデザートは手作りの品はなく既製品の組み合わせ
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デコレーションケーキ、バニラアイス、黄桃とグレープフルーツのシロップ漬け

いつものように締めは薄茶と和菓子
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まだ演奏はできないのにリクエストに応えてケースから出してお披露目したコンサーティーナ
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楽器と言うよりも何か手作りの機械のようだ。フィドルと違って習わなくても音は出せるのだ、ボタンを押しながら蛇腹を開いたり閉じたりすれば。ただしキーの配列がわからないのでメロディーは弾けないが・・・

あっという間に21時になってパーティのお開き前の集合写真 何となく女子大の先生にでもなった気分
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1時00分就寝。
  1. 2012/03/22(木) 23:27:47|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

だんだんと帰国の日が近づいてきて、
切なさのような感じがこちらにも感染してくるようです。
いい時間を過ごしてるな。
  1. URL |
  2. 2012/03/23(金) 10:54:55 |
  3. take_it_easy #XbnZBJT2
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

1年が過ぎる早さを思い知るのはもはや毎年のことですが、特別な1年の後となればなおさらです。そしてそれからもう2年が過ぎようとしています・・・
  1. URL |
  2. 2012/03/23(金) 13:37:15 |
  3. oldstudentinlondon #-
  4. [ 編集 ]

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Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

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