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定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2010年3月19日(金) クレージー・ハート

7時05分起床。晴のち雨。気温12~8℃。

明日からの最後の週末はLiverpoolとManchesterで過ごす予定なので、いずれかでの宿泊を考えていたのだが、どうも列車で2日間日帰りにした方が安上がりなようなので、列車のオンライン予約をする。

まずVirgin TrainsのEustonとManchester間往復を43.7ポンド(約6,100円)、同じくVirgin TrainsのEustonとLiverpool間往復を45.7ポンド(約6,400円)で購入。

次にLiverpoolのThe Beatles関連の人気アトラクションである"Magical Mystery Tour"を14.95ポンド(約2,000円)で購入。

それからYAMATOへ電話して別送品の集荷の依頼をする。週明けの22日ということは決まったが、集荷時間は何と8時から17時の間!だって。郷に入れば郷に従え、を地でいくかの如く、日本の会社でもイギリスに入ればイギリス式になる。最悪の場合はまる1日待たないといけないわけだ。まあ文句を言っても始まらないけどね・・・

もう使わない書籍やノート、CD/DVDを段ボール箱3個分できるだけすき間のないよう重さが偏らないよう慎重にきっちりと詰めていく。これらは持ち主より先に出発して後で到着ことになるのだ。苦楽をともにした品々なのでぜひ無事に届いてもらいたいと思う。

午後、TubeでOxford Circusまで出かけ、Lloydsの支店へ向かう。住所変更手続のためだ。日本のような通帳は初めから存在せず、代わりに入出金記録が4半期ごとに印刷して自宅に送られて来るのだが、しばらく口座を残しておこうと思い、住所変更をしたのだ。開設時のような個室ではなく、カウンターで担当者に口頭で伝えるだけで完了。こちらに住んでみて、カルチャーギャップを感じさせられたことは多々あったが、銀行はその最たるものの一つだ。

その後、しばらく映画に行っていないことに気付き、Finchley Roadまで戻ってVUEで17時20分からの”Crazy Heart”を観る。1月中に観た15本を含めて8ヵ月間に30本目だ。

主演のJeff Bridgesのことは、数十年前のまだ学生だった頃に毎週土曜のオールナイト上映を観に通った映画(B級西部劇等)によく出ていたのを今でも覚えている。当然あの頃とはまったく雰囲気も違う落ちぶれたどさ回りの老ミュージシャン役だが、非常に役にはまっていて良かった。

夕食は麻婆豆腐、サラダ
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0時50分就寝。
  1. 2012/03/19(月) 23:25:27|
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oldstudentinlondon

Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

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