7時00分起床。快晴のち晴。気温12~4℃。
今日は約1ヵ月ぶりにCultural Programmeの"In the London footsteps of Karl Marx"(カール・マルクスのロンドンの足跡巡り)に参加する。今年になって2度目で恐らく最後の参加となるだろう。今日を含めると29回参加したが、このウォーキングツアーには皆もっともっと参加するべきだと思う。
4月のオリエンテーション時に4~6月分の予定が書かれた冊子を配布されたものの、その後通年実施されているにも関わらず、ほとんどの学生はそのことを知らない。しかし個人的にはこのイベントのおかげでロンドンでの1年がどれほど充実したものになったか計り知れないと思う。
忙しい観光客のための在り来たりのツアーやガイドブックとは観点の異なる本当のロンドン(および郊外)の見所を専属ガイドとともに訪ねることができるだけではなく、一緒に歩くことをきっかけにして知らず知らずのうちに多くの国の友人ができるというまことに素晴らしい企画だからだ。University of Westminster留学の隠れた売り物の一つと言っても良いと思う。
REGとMAKIKOを発見 集合時刻の10時より30分近く前に着いたのでまだほとんど集まっていない

Sloane Square Station(スローン・スクエア駅) 今日はCircle line、District lineとも全面運休なので当駅は休業

これは地名の由来になったSir Hans Sloane(サー・ハンス・スローン)の像

アイルランド出身の医師であり、彼が生涯をかけて集めたコレクションが大英博物館の基礎になったと言われている。また、インターンシップ先のCORAMの前身であるFoundling Hospitalの創設にも一役買っていたらしい。
今日も青空のウォーキング日和

中央に見える帽子とコート姿はコロンビアから定年退職後ロンドンに学生としてやって来たCARLOS

まったく異なる人生を送って来たもの同士がここで接点を持つなんて多くの偶然が積み重なった結果とは言え、ほとんど奇跡的だ。彼とは年齢まで同じなのだ。
通り名の表示

ブループラーク

1851-56年にここに住んでいたと記してあるが、ロンドンに亡命して来たのは1849年なのでその2年後から5年間ということだ。その後亡くなるまで人生の後半生をロンドンで暮らしたのだ。
MARXと言う名のレストランがある

正確にはレストラン自体の名前ではなく、QUO VADISというレストランの中のMARX ROOMという貸切部屋の名である。
こう言う形の自転車専用道路はロンドン市内にはまだ少ない

ハイゲート墓地へのアプローチとなるWaterlow Road

ハイゲート墓地に隣接するWaterlow Park

花がたくさん咲いている

ランチは公園内のカフェで

ランチと言うよりティータイムのようになった

この後、セレモニーの開始時間に合わせるため1時間ほど時間調整をする。
ハイゲート墓地の入口 入場料は3ポンド(学割あり)で墓地と言うより公園のようだ

入場料を払って墓地内のウォーキングをする人や著名人の墓石巡りをする人などさまざまである。
お目当てのマルクスの墓 全身像ではなく大きな頭部の像が乗っかっている

<内緒:身体がすっぽりかま風呂に入っているように見えなくもない!>
"WORKERS OF ALL LANDS UNITE"とは、彼の著書「共産党宣言」からの引用で”万国の労働者、団結せよ”

足下にもマルクスの言葉 ”この世界を解説するのではなく変えることこそが大切なのだ”

1818年5月5日に誕生、1883年3月14日に死去

亡くなってから今日で127年目となる。
追悼セレモニーの参列者によって花が供えられた

いろんな国から参列者が集まり、そして去って行った

セレモニー終了後、墓地の外周道路を歩いて最寄駅に引き上げるところ

ロンドンにはいったい何匹の野生リスがいるのだろう 特にこんなに木が多い場所であればここだけでもかなりの数だろう

MGミジェット やはりイギリスの街を走ってこそ最も似合う車である

Archway駅まで歩いてそこで解散ということなので、ここで一団とは別れて近辺を一人で歩く。
ハイゲート墓地南入口

約10ヵ月前に最初のホームステイ先が近かったことから一度ここまで来たことを思い出した。後でわかったのだが、この墓地へ入れるのは有人のゲートがある東部の正門だけなのだ(入場料徴収のため?)。
この家が昨年4月23日から5月末まで滞在したホームステイ先 もうずいぶん昔のことに思える

次は場所も雰囲気も変わって

来る3月17日はアイルランドの守護聖人である聖パトリックを祭るSt.Patric's Dayだ。今日は直前の日曜日なのであちこちで関連催しが行われている。カトリックのアイルランド人ばかりでなく、イギリス人もその他の観光客も皆お祭り気分で街に繰り出す。
ここTrafalgar Squareにも多くの人が集まって来ている。
アイルランドの3色旗が見える

家族連れ? ベビーもシャムロックを左手でしっかりと握っているところが微笑ましい

魚料理の屋台だ

メニュー

エビとチップス(フライドポテト)、ポークソーセージとチップスの他、チップスだけというのもある。"CHIP BUTTIE"とはバターを塗ったパンにチップスを挟んだもの、つまりフライドポテトのサンドイッチ!である。そんなものは他の国にはないだろうなあ。
アイルランドのお祭りなので当然アイルランド料理が主役?

"DUBLIN CODDLE"はソーセージとポテト、にんじん等の薄切りを重ねて煮たもの、ソーセージシチューと言ったところだ。
それにしても、もの凄い混みようである

コンサートも行われている

人混みの中に長くいると疲れるので、いつもならこの近くにあるはずのバス停の移動先を探してバスで帰宅。
夕食は春巻き、エビフライ、コーンバター、サラダ

0時15分就寝。
- 2012/03/14(水) 23:01:37|
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> 30年ほど前にQuo Vadisに食事に行って、オーナーに2階か3階の屋根裏部屋に案内してもらって「ここがマルクスが寝泊まりした部屋だ」と教えてもらったことを思い出しました。
> 貴兄のブログで写真を拝見するととても立派なレストランに変貌しているのに驚きました。
> ロンドンにはその時に仕事で2週間ほど滞在でしたが、7年前・4年前・2年前とそれぞれ1週間から10日ほど滞在していますが、貴兄のレポートには感心しました。
このときはQuo Vadisレストランを外から見ただけですので内部の様子はわかりません。マルクスが実際に暮らしていた部屋をご覧になったのは良いご経験でしたね!さまざまな歴史がしっかり保存されているところもロンドンの魅力の一つです。
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- 2013/03/05(火) 22:53:29 |
- oldstudentinlondon #-
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