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定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2010年2月27日(土) アラン諸島へ

6時50分起床。快晴のち曇のち雨のち晴。気温11~4℃。

7時35分頃の朝日
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良い天気だ。朝食は8時からなので少し散歩する。

Bank of Ireland(アイルランド銀行)
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ショッピングセンターも土曜の朝はひっそり静か
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朝のゴールウェイ駅 昨日の午後とは打って変わった静かさ
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この角度から見ればホテルが駅に隣接しているのがわかる
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ホテルに戻って朝食

朝食のレストラン
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まだ誰も来ていない 昨日と同じだ
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アイリッシュ・ブレックファスト
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フルーツサラダ
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昨日バスの発着所だろうと見当をつけておいた場所に向かう。バス停の表示はなかったが。

既にバスが来ている
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やはりこれがフェリー連絡バスだ 
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まだ誰も乗っていない
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出発まで時間があったので旅行社のオフィスへ行ってフェリーのチケットを受け取る(インターネットで購入済み)。

ようやく9時26分に出発した。フェリーの出航するRossaveelまでの旅。

2階の一番前の席に陣取ったが窓が凍結して氷が貼り付いている
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道路沿いにはB&Bのサインが見える
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10時15分Rossaveel到着 思ったより多くの乗客がいたのだ
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フェリーの船首はかなり鋭角で速そう
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フェリーの行先表示 INIS MOR(イニシュ・モア)と読める
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フェリーの屋外席
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虹が出ている 幸運の兆し?
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フェリーの船室内 夏期には満席になるのだろう
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10時38分に出航。

後方に広がる航跡を見るのも楽しい 
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陽光が照り返す海面 まるで夏の海のようだ
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INIS MORの船着き場に11時24分到着 これがアラン諸島最大のイニシュ・モア島だ
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正面にあるのがPier House(このB&Bに出発前日にメールを送ったのだが満室だと断られた)
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昨年8月のWhitbyで味を占めて以来、B&Bは繁忙期でも何とか見つかるものだとタカをくくっていたのだが・・・

Tourist Informationで聞くと何と今日は年に一度のコメディーフェスのため全室いっぱいだとのこと。しかしあちこち電話してB&Bを1軒見つけてくれた。

B&Bの名前を書いてもらったメモ 全然読めない
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入り江の向こう側で、徒歩15分くらいだと言うのだが
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一本道をてくてく歩く
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海岸沿いに道が延びる
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ホテルの案内看板 トラディショナル・ミュージックの生演奏を聞いてみたいと思う
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牛たち
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こちらを見つめている牛 不審者と思われた?
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30分くらい歩いたがまだ着かない。

疲れて来たところでこの上り坂だ
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坂を登りきったところで、ちょうど通りがかった車の人がどこへ行くのか聞いてくれたので、メモを見せるとこの坂の下だ、と言う。なんだ行き過ぎたのか!

あれが今日泊まるB&Bだったのだ
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B&Bの全景 何も表示がないのでまったく気付ようがない
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まだB&Bを始めて新しいそうだ。今日は需要が多い日なので1泊70ユーロとのこと。

部屋の壁は屋根の形に斜面になっている
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部屋の窓越しに見た海
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ベッド側から見ると右が入口のドア 左がシャワーとトイレ
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B&Bはシャワーのみ(バスタブなし)のところが多い
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玄関キーとルームキー これでB&Bの名前はわかった が、やはり読めない
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宿泊者用に置いてある便利帳によると:

3)に島内には消防隊はいないので室内禁煙 もし火事になれば自分で消すのだろうか?
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島内にレストランは3軒しかない!Chippers(フィッシュアンドチップス屋)は2軒
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2つ目の項目 銀行は水曜のみ開く! 6~8月は水曜と木曜に開く! ATMはSPAR内にある(と言っても18時には閉まる)
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B&Bの番犬?ロッキーという名前だそうだ
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名前を呼ぶとこちらを向くがカメラを向けると横を向く 何度やっても同じ カメラ嫌いの犬?
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もう一度港まで歩いてレンタル自転車を借りることにした。今度は道が分かっているので快調。それでも20分かかった。

右手前方にレンタル自転車屋が見えて来た
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料金は1日10ユーロ+保証金10ユーロ(返却の際に戻る)。

SPARの看板があった
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SPARがある建物は道路から少し入ったところにあるので車だと行き過ぎてしまうかも
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まさにコンビニだ 隣はコーヒーハウス
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一段高い土壁をくり抜いて収められたマリア像
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アラン島特産品のセーター専門店 
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油脂を含むウールで作られているので保温性と撥水性に富み漁師の必需品だ。模様は万一遭難したときに誰かわかるようにするため、家系毎に決まっているらしい。確かにロンドンよりもかなり安いが、暖かいセーターを着る機会がほとんどないと思うので買うのは止めた。

ミュージックパブ アイルランド民謡が演奏されるのだろう
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コメディーフェスティバルの旗
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バス停があるがバスは一度も見ない 夏場だけ走っているのだろうか?
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島巡りには歩くのは遠過ぎるので自転車が一番良さそうだ
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十字架のキリスト像がさりげなく道端にある!
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道標 左上がきっとドゥーン・エンガスへの表示だ
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十字架
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電線が張り巡らされている 隅々まで電気は通じているようだが電気そのものはどこから来ているのだろうか?
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馬もいる
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ケルティッククロス(ケルト文化圏に見られる十字架)
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ドゥーン・エンガスの基地(ゲートハウス)の表示
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ここまであちこち寄り道しながら来たので約1時間かかった。

自転車置き場 鍵はついていない 同じレンタルショップの同じ形の自転車があるので間違えないように置いた場所を覚えておかなければならない
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すごく入りにくそうなカフェ 
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土産物店
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ゲートハウス入口
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入場料は大人3ユーロ、子供と学生1ユーロ、シニア2ユーロ
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日本語表示がある、ということは日本人もよく来る?
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ダン・アンガス(ドゥーン・エンガス)の構造
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こんな構造になっているが、そもそも誰が何の目的で作ったのかは未だ謎が残っているようだ。砦または神殿?と考えられている。絶壁の高さは最も高いところで海面から87mと書いてある。 

こちらがゲートハウスの出口でここからドゥーン・エンガスの保存区域に入る
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15分ほど歩くと頂上に着く。

この遺跡に登るな!という注意書き
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外壁を越えて中に入ると広いスペース 
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城壁に取り囲まれている
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城壁は多くの石が積み上げられてできている
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岩石のドア 石がぎっしり緻密に積まれているので出入りの時はたいへんそうだ
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城壁のない海側は絶壁
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絶壁の上にはこの時間帯だけ多くの人がいたが、すぐに静かになった
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絶壁の上は平らなスペースだが濡れていて岩肌が滑り易いし柵もない 
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こちらを向いて写真撮影中のオバちゃん 
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オバちゃんに撮ってもらった写真 この後、お返しに撮ってあげた
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しかし風が強いため足を広げて踏ん張っていないとよろめいて絶壁から落ちてしまいそうでマジ怖い。

腹這いになってカメラを持った腕をいっぱい伸ばして絶壁の上から海面を撮る
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このロープはどういうふうに使うのだろうか?立ち入り禁止場所の設定用?
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絶壁のオーバーハング部分に人影発見
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絶壁の上に座る二人 ご気分は?
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ランチはマフィンを水とともに
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霰が降ってきた
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温度は5℃ 15時なのでほぼ今日の最高気温だろう
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再び虹だ
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雲が流れて再び青空が広がって来た
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黒牛たち ここに住んで一生を過ごすのか・・・
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ミニチュアの家 犬小屋ではない ではなんのために?
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道がかなり濡れて滑り易くなった
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もう一度振り返って見納め
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自転車のレンタルショップが17時に閉店なので急ぐ。

横から急にタイヤにまとわりついてきた犬と競争した が、自転車より速い
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飼い主の声が聞こえたので壁越しに探しているところ
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海岸沿いの道を快調に走る
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しかし結局17時までには戻れず。絶壁の上でゆっくりし過ぎた!とは言え、明朝波止場に行く足が必要なので本当は良かったのかも。

17時15分頃の夕日
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この後、パブで音楽を聞こうと思ったのだが、フェスのためか時間が早過ぎたのかわからないがそれらしい音が聞こえて来ず断念。

満月が出ている 18時40分の空 もし月が出ない夜なら満点の星空に違いない
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今回アラン島へ足を向けるきっかけを作ったのはこの本だ
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昨年近所の本屋で平積みになっていたのを偶然手にして買った。それでアラン諸島、特にDun Aonghasa(ドゥーン・エンガス)について興味を持ったのだが、実物は本で読んだよりもはるかに強烈な印象だった。

明日は北アイルランドのBelfastへ行く。
  1. 2012/02/27(月) 23:42:09|
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oldstudentinlondon

Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

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