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定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2010年2月19日(金) デザイン博物館

7時15分起床。曇のち晴。気温6~-1℃。

バラを一輪挿しに飾っているが花が少しくたびれて来たようだ
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フラットの賃貸契約では退去予定を1ヵ月以上前に通知しなければならないことになっているので、今日仲介業者のLTPSにメールで連絡した。インターンシップが始まったばかりだというのに、もうあと30数日で帰国するのだ!が、今イチぴんと来ない。

午前中は3Connectのtop-upをするためKilburn High Roadまで歩いて出かけた。ついでに"Poundland"でゴミ箱用ポリ袋とキッチンタオルを購入。ここもずいぶんお世話になったところの一つだ。全商品1ポンドなのでとにかく安い。

午後には以前からいつかそのうち行こうと思っていたDesign Museum(デザイン博物館)に向かう。芸術ではなく工場で大量生産される商品をそのまま展示する世界初の工業デザイン博物館らしい。Jubilee line1本でLondon Bridgeまで行って歩いても良いが、敢えてMetropolitan lineとCircle lineを乗り継いでTower Hillまで行った。

タワーブリッジを渡る
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ここが橋のちょうど真ん中辺り
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この方向に見えるロンドン東部はまったく新しいデザインの建物揃いで何か別の都市のようだ
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非対称型のモダンなデザインの建物は市役所
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博物館に近づくに連れ道は狭く車道の幅一杯に車が走っている
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と思うと、こんなモダンデザインのポッシュなフラットもある 
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THE CIRCLEと言うフラットで1DKでも5千万円くらいするらしい 高級住宅地とはほど遠かったロンドン南東部のイメージも変わったものだ。

その前に駐車していたロールスロイス・ファントム 
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全長6m、幅2mはある世界最大級最高級乗用車でこれも5千万円以上はする。この辺りはまさに金の匂いが立ち込めているようだ。

博物館の外観
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隣接するのがデザイナー用住宅
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このように博物館を抱え込むようにデザイナー専用集合住宅になっているのだ
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デザイン博物館入口
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中に入るとかなり広く、大物から小物までかなりの数の展示品である
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展示の仕方はただ並べてあるだけという印象だが、製品毎に年代順になっていて各々説明もついているので分かり易い
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こういう組み合わせの"コンポステレオ"が1980年代頃までは主流だった 
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規格とデザインの統一感を重視してLPプレーヤー、カセットテープレコーダー/プレーヤー、チューナー、プリメインアンプを同一メーカー品で揃えるのだ。 

ラジオも昔はこんなに大きかった
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可愛らしいコーヒーメーカー
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ブラウン製のコーヒーミル  
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これは結婚祝いに友人達にリクエストして贈ってもらったものだ。よくある回転刃式と違って臼式の優れものでコーヒー豆がきめ細かく均一に挽けるのでとても気に入っていた。カラーは黄色だったが、その後25年近く愛用して、ついに消耗品のストックがなくなってしまったのを機に不本意ながら廃棄とした。

NIZO(ニッツォ:西ドイツのカメラメーカー)のムービーカメラ
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NIZOがBRAUNに買収されてからの1964年の製品だが既に機能とデザインの基本は完成している 
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日本では当時ゼンマイ駆動式カメラをサンキョーが製造しており、電動式のカメラをニコン、キャノン、ミノルタ等が製造するのはもう少し後の話だ。中学時代のクラブ活動でそのサンキョーのカメラを使用していたことを思い出す。

それでも高機能化は進みデザインも一段と洗練されたものになっている
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1970年代になると8ミリフィルムムービーカメラのデザインは完成の域に達したと言えよう
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さらにサウンド8ミリの登場で同時録音が可能になった
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1976年には8ミリもトーキーになったのだ
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8ミリ映写機 カメラとセットで必要なものだ
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1980年の初期の家庭用ビデオカメラ 大きくて重かった
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アナログからデジタルへの大きな転換点を迎えたのだ
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記念にショップでピンバッジを買った
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Blueprint CafeはMuseum付設Cafeだが今日は入らなかった。
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博物館はテムズに面しているので左の方にタワーブリッジの全景が見える
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結局2時間ほど見学していたことになるが、この後バスでPiccadillyI Circusまで戻る。

間もなく閉店するJapan Centreの旧店舗 新しい店舗は近くのロンドン三越の隣に移っている
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16時30分帰宅。

夕食用の牛肉の黒豆ソース
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上記の牛肉と昨日のエビと春巻きを合わせてサラダとともに
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これからは休日を最大限有効に使って行き残しているところを巡ってみたいと思う。


1時50分就寝。
  1. 2012/02/19(日) 23:40:50|
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Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

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