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定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2010年2月18日(木) 忙しい木曜日

7時30分起床。曇のち雨。気温6~-1℃。

いよいよ出勤第1日。時間を正確に見計らって、9時15分に出発し、King's Crossに9時40分到着。昨日歩くルートは念入りに確認しておいたので、ほぼ計算通り10時10分前に到着。MABELにオフィス内のいろんな部署を案内してもらう。何ヵ所かある休憩室には電気ポットやコーヒー、ティーバッグ等が常備してあるのでセルフサービスで自由にどうぞ、ということ。ランチタイムは特に決まっていないが、交替で適当に取るようだ。

次は担当業務のオリエンテーション。その日によって出勤者が異なるので、使用する席とPCは空いている場所を使うこと。PCは全部LANでつながっているので、どれを使ってもデータはサーバーに保存されるため席を移動しても問題ないこと。

具体的な作業内容は"Trust Fundraising Manager"というデータベースにアクセスして、このCoramの事業内容に適合するFund(基金)を抽出し、Excel形式で一覧表を作成すること。要するに既に継続的に活動資金を得ているところ以外から新たに資金援助を求める交渉をするための候補先リストを作るのである。

登録されている基金の総数は何千件あるのかわからないが、まず"Children"とか"Adoption"(養子縁組)といった条件検索で絞り込む。それを一覧表示してもまだ数百(かもっと)残り、後は一つ一つ条件を読んで確認して、対象地域がロンドン以外だったりするものは除外して、Excelシートにコピーペーストして行くという単純で地味な作業である。

少ししてからMABELから要領はわかったか聞かれたので、大丈夫と答える。この部屋では数人がそれぞれPCを使って手紙を書いたり、メールを送ったり、資料を作成したり、イベントの企画案を作ったり、という具合に自分の仕事を黙々と進めているので必要最小限以外の会話はほとんどない。ときどき電話もかかって来るが、誰かがすぐに出るので任せておく。電話機は日本のオフィスのものと変わらない、ボタンで外線内線を切り替える方式のようだ。

ランチは1日4ポンドまで補助されるので領収書を提出するように言われた(承認印をもらってから申請書と一緒に経理に持参して現金をもらう、とこれも日本と変わらない)。今日はBrunswick Centre内にある"Patisserie Valerie"というところでハム/チーズのバゲットサンドとコーヒーにした。Centre内にWaitroseがあったのでミネラルウォーターと間食用のマフィンを買う。

仕事に戻ってから気付いたが、皆どうやら近くのカフェやWaitroseで軽食を買って来て自席で仕事をしながら食べている(食べながら仕事をしている?)ようだ。もっとゆっくり休憩するのかと思っていたが、意外にもほとんど席を離れず仕事ばかりしている。

1日中同じ作業を続けていると退屈するかと心配したが、それは杞憂に終わり、あっという間に17時になった。MABELに今日の作業の報告をして17時15分に退出。他の皆は10時以前から仕事を始めていてまだ全員が仕事を続けているので、一瞬何となく先に帰りにくかったがそれは日本流の感覚であり割り切って行けば良いことだ。

今日わかったことは、仕事にあまり会話は必要としないこと、仕事をする姿勢がとても熱心なこと、CoramはNPOであるが都心に広大な土地を持ってそれだけでも大変な資産だと思うのに土地を切り売りしたり貸したりもせず公園として維持していること(日本とは税制などもまったく違うのだろうか)、基金を提供する団体あるいは個人が英国には驚くほどたくさんあること、その基金を提供する側と提供される側が互いに専用データベースを通じてマッチングさせて行くという効率的な仕組みがあること、等である。

さすがに帰宅する時間はないので、そのまま390番のバスでOxford Circusまで行く(最初のホームステイ先からの通学経路の一部なので懐かしい)。

18時30分からCambridge Examクラスに出席。これから毎週木曜日は一番忙しい日になりそうだ。

22時30分に遅い夕食。

野菜春巻
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エビ天ぷら甘辛ソース
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バターチキン甘酢ソース
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夕食は以上3品とコーンバター、サラダ
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3品ともそこそこ美味しかったが、特にエビが好みの味だった。

年が明けてからインターンシップが始まる今日まで何か空白の宙ぶらりん状態が続いていたが、これでようやく人並みになったというわけだ。


2時10分就寝。
  1. 2012/02/18(土) 23:40:08|
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Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

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