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定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2010年2月17日(水) インターンシップ決まる

7時45分起床。曇のち快晴。気温8~0℃。

早いものでロンドン生活も300日を超えた。それは同時に帰国まで1ヵ月余りとなったことをも意味する。すでに帰国したり、間もなく帰国するクラスメートもいるが、今日ようやく2回目のインターンシップ候補先での面接となった。

11時の約束だったがKing's Crossから南へ歩いて行くうちに右に曲がるべきところを行き過ぎてしまったらしい。近くにいることは間違いないのだが、うろうろしていてこれ以上遅れてはいけないので電話で道順を確認することにした。さきほど見過ごしてしまった曲がるところの通り名を再確認し、ほどなく到着できたが本来10分足らずで行けるところを30分もかかってしまった。2週間前の下見の際はRussell Square駅から、今日はKing's Cross駅からとアプローチの経路を変えたことが失敗の原因だ。

受付で来意を告げるとすぐに面接担当のMABELが出て来て、2週間前に見たFoundling MuseumのCafeでお茶を飲みながらまず仕事の内容などを確認する。既に先ほど電話で話しているので極めて和やかに緊張もなく自然な会話ができた。遅れたことも別段悪印象は与えていないようで安心。途中で連絡していなければ若干問題だったろうが・・・。
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今回は余程のことがない限りこちらから断るというつもりはなかったので、初めから働くという前提で話を聞き、いくつか質問をして20分くらいで終了。それではいつから?ということになったが、ウェブサイトに示されていたボランティアの募集要項には週1日、できれば木曜が望ましいとあったので、明日からということにした。早く始めないと持ち時間がなくなってしまうからである。

今日の面接担当者MABELは30歳前後の女性でこれからの直属の上司ということになるが、肩書きはCampaigns Officer。"campaign"(和訳:キャンペーン)の語源は軍事用語から来ているので、Officerも併せると原意は「軍事作戦士官」である。まあニュアンス的には主任というところだろうか?何年ここで働いているか聞いてみたところ"2年"という答えだった。やはり日本とは違って1ヵ所で長く働き続けるのではなく、いろんな職場で経験を積み重ねながらキャリアを築いて行くのが普通なのだろう。

というわけで1ヵ月以上遅れではあるが、明日10時からいよいよインターンシップを始めることになった。

13時帰宅。

ランチはきつねそば
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それから再度外出してICCオフィスへ深野さんを訪ね、インターンシップ先を決めたことを報告。1時間ほど話をして退去。Marks & Spencerでレンジ加熱用パック中華メニュー数点、さらにJapan Centreでシチューのルーといなり揚げを買う。

19時前に帰宅。

夕食はハム、コーンバター、サラダ
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食後に日本から持参してもらったバレンタインのチョコ(娘達からの)を食べる
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本日の日の出は7時9分、日没は17時19分。昼間が10時間を超えた。12月には8時間くらいだったから、2時間も増えている。


1時10分就寝。
  1. 2012/02/17(金) 23:39:04|
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Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

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