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定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2010年2月14日(日) ランチパーティそしてロックコンサート

7時00分起床。曇。気温5~1℃。

ランチパーティは12時スタートの予定なので、朝食後直ちに準備に入る。

まず掃除機を使って部屋掃除をしながらテーブルやイスのレイアウトを変える。
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そして普段は片付けてあるイスを全部持ち出して来てきれいに拭く。

今日のメインディッシュは"すき焼き"・・・それには必須の「ふ」と「ネギ」がなかったのに土壇場で気づきFinchley RoadのNatural Naturalまで買いに行く。

しかし8月9日の第1回目のパーティのときの天ぷら等と違って、鍋物の場合は準備と言っても野菜をカットするだけで簡単だ。食器も出して準備完了、というところでGORO、MITSU、NATSUKO、RYO、MAKIKOが続々到着。MITSUとRYOは今回が初参加である。この他にも3名ほど予定がつかずに不参加となったが、本当は同期のクラスメートを全員一度は招待したかった。

寮でのパーティーでは席は設けずに適当に空いているところに座ったり、一時的に誰かの部屋に行って話をしたり、といった融通が効くが、わが家ではスペースが限られているので一度に6名くらいのゲストしか入れないのが残念だ。

それでもこれまで5回で延べ20名くらいは来ているし(同期生以外も含む)、主催者としてはメニューを考えることも含めて本当にいつも心から楽しませてもらっている。

すき焼き
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デザートその1は、バニラアイスクリーム(市販品)に手作りのリンゴのコンポート、スポンジケーキ(市販品)に手作りのストロベリーソースの組み合わせ
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デザートその2は、抹茶 抹茶茶わんの数は限られているためご飯茶わんもうどんの鉢も総動員
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薄茶と和菓子
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集合写真 
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ここまで来るのに5時間以上って長丁場だ!でも食べるよりもいろいろと話をするのが最高のご馳走である。20代の最初の大学時代にも、1学年にわずか12名しかいなかった生物学科の同級生全員で屋上の実験室を無断借用して(いや届出はしたかも?)おでんパーティ等をやったことを思い出す。

壁に貼ったThe Beatlesのポスターを見て誰かがAbbey Roadに行ってみんなで写真を撮ろうと言い出した。そこで大急ぎでざっと食器類を片付けてから(大勢でやると早いこと)、バスで例の有名な横断歩道へ向かう。

既に冬の日は落ちて辺りは暗かったが、交替でストロボ撮影
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タイマー撮影で全員写真 これが18時頃
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ここで解散していったん帰宅。

今日はもう一つ楽しみにしていたイベントがある。19時前に出発してTubeでNorth Greenwichまで行きThe O2 Arenaのコンサートへ。今週末はJubilee lineが運休でなくて良かった。乗り換えなしの1本で行けるから30分余で着く。

電光掲示が回転しているので"Jeff Beck"としか見えないが"Eric Clapton & Jeff Beck"のジョイントコンサートだ。
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20時開演で第1部はJeff Beck Band
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45分間の演奏後、途中休憩に入る。
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席はサイドの高い位置なのでステージはかなり下にある。演奏中はスクリーンに大写しになるので表情までよく見えるが、やはり生で見る方が臨場感がある。

現在O2 Arenaはロンドンの音楽イベント会場では最も収容人数の大きな場所の一つだ
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30分間休憩後の第2部はEric Clapton Band
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60分間の演奏に引続いて、そのままジョイント演奏に突入する
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この二人に元Led ZeppelinのJimmy Pageを加えて3大ロックギタリストと呼ばれるようになって久しい。もちろんJimi Hendrixを始めとして技術や独創性では更に上を行くギタリストもいっぱいいるが、ロックギターにおけるリードギターの役割や曲作りを通じての貢献度、影響力等、総合的に見ればロックの歴史を変えたスーパースターたちであることに今でもなお異論はないだろう。

昨年2月に相次いで日本公演ツアーを行ったJeff BackとEric Claptonが一度だけ埼玉アリーナでジョイント公演を行い、大反響を呼んだ。それぞれの大阪公演は見に行ったものの、ジョイント公演を見るのは今回が初めてなので大きな期待を抱いていた。

Eric Claptonは実に18回、Jeff Beckは4回か5回来日公演を行っているが、元々若い頃にロンドンのバンドThe Yardbirdsに在籍していたこともあって、昨年の埼玉公演後互いにもう少し一緒にやろうと決めたらしい。年齢はJeffが65歳、Ericが64歳のはずだが、まだまだロック魂衰えずという感じで3時間に及ぶコンサートを十分に堪能した。特にJeff Beckの若々しさ(体型も演奏スタイルもすべて)には脱帽である。

帰りもJubilee lineで楽々帰宅。今日も夜食はお茶漬。夜遅いがパーティの片付けもほぼ完了した。


3時00分就寝。
  1. 2012/02/14(火) 23:53:49|
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Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

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