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定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2010年2月5日(金) 英国空軍博物館

7時30分起床。雨のち曇のち快晴。気温12~4℃。

昨年7月にImperial War Museum(帝国戦争博物館)を訪れた後、Royal Air Force Museum(英国空軍博物館)にもいつか行ってみようと思っていたが、なかなか実行に移せずにいた。しかし日に日に帰国が迫って来る現在、何でもできることからできるときにしておかないといけないと思い、今日を実行日と決めた。

場所はロンドンの西北部郊外Hendonにあり、昨年7月に行ったことのあるColindaleのオリエンタルシティ(跡)にほど近いようだ。地図とバスルートマップで位置とバスの番号を確認し、まずC11番のバスでBrent Crossに行く。そこで142番に乗り換えてColindale Avenueまで行き、次は204番でQuaker's Courseまで、さらに303番でようやくRoyal Air Force Museumに着く。
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バスを降りるとすぐ目の前にあった
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中へ入ると早速戦闘機の屋外展示
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高射砲らしきものも展示してある
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入口へ向かってどんどん歩いて行く 観光客が大挙してやって来るようなところではないのでいたって静か
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ここが入口
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建物の中は床の上にも天井にもところ狭しと飛行機だらけ ヘリコプターもある
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何ともクラシックな単葉機 
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説明書きによれば1909年に初の英国海峡横断飛行に成功したフランス人Louis Blériotの乗ったBlériot XI 複葉機が主流だった時代に単葉機でも安全性にひけを取らないことを証明したのだ
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そのすぐ隣にぶら下がっているのは最先端のEurofighter Typhoon 
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21世紀の主力戦闘機と目される英国と欧州共同開発の機種で戦闘機、爆撃機、地上攻撃機として使用で切る多用途機なのだ
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Sopwith Camel 
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第一次大戦で最も活躍した小回りが利いて操縦し易く5000機以上が製造された複葉戦闘機
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Bulldog
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1930年代の複葉戦闘機
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Hawker Tempest
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第二次大戦で使用された最後のピストンエンジン式プロペラ戦闘機
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Mosquito
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第二次大戦で使用された連合国側の航空機の中でも最も多用途だったため米軍にも採用された軽量で高性能な木製機 
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Kawasaki Ki 100(五式戦闘機) 
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日本の最高の単座式戦闘機の一つで太平洋戦争末期に米軍のB29の迎撃や本土防衛機の護衛などに有効性を発揮し、大戦に参戦した主要国の航空機の中でも当時の技術水準を極限まで押し進めたものの一つである、等と敵国だったわりには高い評価が書かれている。実際には予定されていたエンジン開発が進まず、兵工廠が空爆で失われて行く中、既存のエンジンを何とか工夫して搭載した苦肉の策だったようだが、結果的には操縦性、機動性に優れた名機の一つに挙げられているようだ。
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Messerschmitt 109
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英軍のSpitfire、米軍のMustangと並び称され、最高出力を誇るドイツの高性能の名戦闘機
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Messerschmitt 262
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ツインジェットエンジン搭載の262は英軍の高度飛行性能を誇るMosquitoに対応するため、後には米軍爆撃機によるドイツ本土空爆に対抗するために活躍した。その登場は連合軍に衝撃を与え、戦争中ばかりか幾多の航空力学が導入された戦後の英国の航空機よりも優れたものだった。
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英国が誇るロールスロイスのエンジン
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爆撃に使われる爆弾 こうして置いてあると単なる物体に見えるが、いったん実戦で使われるとこれが破壊と殺傷の元凶になるのだ
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Vickers製長距離爆撃機Wellington
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各国の撃墜王とその経歴や戦果
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連合国だけでなく敵国ドイツの戦闘機パイロットも平等?に扱っているところはいかにも英国的だ
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第一次大戦後に創設された英国退役軍人会では退役軍人や傷病軍人、戦死者の遺族等への支援を行っており、ポピー(ケシ)を追悼のシンボルとして、ポピーバッジの売上がその資金の源泉になる、といった説明が書かれている。
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第二次大戦後には旅客機の時代が到来 旅行案内のパンフレットにはBOACなんて懐かしい名前が見える
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クラスター爆弾
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爆弾処理車?
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航空機内にあるチャペル(礼拝室)!
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有料で体験できるフライトシミュレーターもある
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昭和20年代には日本でもときどき見かけたヒルマン・ミンクス
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元は軍用として用いられ、その後個人所有を経て当博物館に寄贈された
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核爆弾に関する展示コーナー
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マンハッタン計画と呼ばれ極秘裏に進められた核爆弾開発協力とその終焉について
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実際の戦争がいかに悲惨なものかはさて置いて、軍用機そのものには技術とデザインが最高レベルで集約された機能美があると思う。爆撃機がデザインの美しさにはほど遠いのに対して、戦闘機は極限までシェイプアップされたデザインに引き込まれるものがあるのは否めない。親子連れの来客も何組かいたが、日本にはこういった現物を見て親が子供に戦争について教える場さえないことについ思いを致した。

結局3時間余りを見学に過ごした後、帰路は逆コースでColindaleまで行きそこからtubeでショートカット

地下鉄コリンデール駅
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夕食は回鍋肉、サラダ
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0時45分就寝。
  1. 2012/02/05(日) 23:30:04|
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Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

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