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定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2010年2月3日(水) 2日連続で・・・

8時00分起床。曇のち小雨。気温9~3℃。

昨日のチェコ・ナショナル交響楽団の演奏にはとても感動したため、味をしめて今日も聴きに行くことにした。11時50分に出発してCadogan Hallまでチケットを買いに行く。昨日の分と同じ39ポンド(約5,200円)。

昼間のCadogan Hall
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元々教会として設立された建物だと聞けば、確かにそのように見える
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それからOxford Circusまで取って返し、Regent校舎で13時から始まるLunchtime Lectureに参加。HUGHの"The Great English Pop Song"シリーズである。毎回イギリスのポップミュージック1曲を取り上げて、歌詞の意味とそれが誕生した時代背景を50分間の講義で解説してくれる。はじめに歌詞の一部をブランクにしたプリントが配られ、実際に曲を聴いて埋めていくというListening練習、省略形から元の形を推測する文法練習等も巧みに取り入れられている。

今日の教材はPulpの"Common People"。1980年代後半から1990年代の曲はほとんど聴いたことも聴こうとしたこともないが、意味を目で追いながら聴いていると確かに唄は時代とともに移り変わるものだということがよく分かる。それとともに今まで食わず嫌い(聴かず嫌い)だった曲にも、本当に傾聴に値するものがあることがわかる。この講義は3月17日まで毎週続くので、できるだけ参加しようと思った。

Piccadilly Circusまで歩いてARIGATOで米(Yume Nishiki)5kgを買う。15時頃いったん帰宅。

夕食の材料は、もやし
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と、豚ロースのうすぎり
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30分間で焼そばのでき上がり
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きざみのりをかけて完成
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18時40分頃ふたたび外出。19時20分会場着。今日の演目はスメタナの"わが祖国"からモルダウ他6曲。今日もボヘミアの風景が(実際に見たことはないのだが)眼前に浮かぶような名演奏、だったがさすがに2日目ともなると期待値が上がってしまっているので虚をつかれた初日のような感動は味わえなかった。

ところで今日Internshipについての進展?があった。ANGELAからのメールによると、"Age Concern"は最低6ヵ月間の長期ボランティアを募集しているため3月までの短期間では難しい。ついては、1月初めに提示した"Coram"という子供のためのチャリティ団体ならまだ募集していると思われるので再検討して欲しいと言うことだった。11月からあれやこれやと方向性が変わり続け、挙げ句の果てに時間ばかり消費してそれと反比例するように次第に可能性の範囲が狭められて来た、ような感じがする。そろそろ手打ちの時期ということだろうか?


0時30分就寝。
  1. 2012/02/03(金) 23:28:48|
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Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

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