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定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2010年1月31日(日) 今月14本目の映画

7時35分起床。快晴のち曇のち晴。気温3~-3℃。

さすがに睡眠不足だが、朝シャワーで眠気を飛ばす。しかし、BBCの"Match of the Day"(土曜にあったプレミアリーグサッカーのダイジェスト紹介番組)を見ているとまた眠くなる。

ランチはパスタとトースト
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今日の午後はデーゲームのArsenal vs Manchester UnitedのPub観戦に誘われていたが眠いので不参加として、13時から14時まで昼寝。

その後ペットボトルのミネラルウォーターを買いに出かける。駅の手前の道を右折して今まで一度も通ったことがなかった陸橋を渡ってみる。
ちょうどTubeの上を横切っているのだが、West Hampstead Stationのプラットフォームの先端にごく近くてまるで駅の一部のような感じである。
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プラットフォームに面した2線がJubilee line、その左右一つ外側がMetropolitan line、一番右がLondon Overground、一番左側の2線はNational Railである。それらのうち駅があるのはJubilee lineだけである。不覚にも今まで気付かなかったが、何か空間がすっきりしていると思ったら架線ではなく第三軌条を使っているのだ。

夕食はハムアンドチップス、サラダ
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1月最後の映画として、BFIで20時30分から1983年公開の"Finally, Sunday!" (原題:Vivement Dimanche!)François Truffaut(フランソワ・トリュフォー)監督の遺作を観る。

トリュフォー監督にしては軽いタッチのコメディースリラーである。コメディーと言っても決して爆笑ものではなく、さりげなくユーモアとパロディを取り入れた作品である。全編モノクロのせいか殺人事件なのにあまり凄惨なシーンは出て来ない。ヌーベルバーグの難解な映画とはまったく違う味わいの娯楽作品である。この映画の公開翌年にがんで亡くなってしまったのだが、本作品を遺作と意識して作ったわけではないのだろう。トリュフォーは最も好きな映画監督の一人であり、本当にもっともっと作品を残してもらいたかった。

結局1月は14本の映画を観たことになり、これまでの終身月間最多記録更新である。


0時30分就寝。
  1. 2012/01/31(火) 23:21:23|
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oldstudentinlondon

Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

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