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定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2010年1月21日(木) ブリティッシュ・ミュージック・エクスペリエンス

9時25分起床。曇。気温6~2℃。

昨夜(今朝)寝たのが遅かったのでさすがに9時過ぎまで起きられず。今日はTAROと一緒に"British Music Experience"に行く約束だ。今週日曜に食事したとき誘われたのだが、面白そうだという直感だけで行くことに決めたもののその内容は実はほとんど分からないままだったのだ。

websiteで調べるとロックミュージックの歴史に関する展示がメインらしい。

会場のO2アリーナはNorth Greenwichにある。Jubilee line1本で行けるので便利だが、ロンドンの中心街に当たる"Zone 2"を西から東までほとんど完全に横断するくらい離れている。しかし所要時間は33分と思ったよりも短かった。Jubilee lineはロンドン地下鉄の中で一番新しい路線だが、特に東部の方は駅の構造もモダンで列車が停車している間しか開かないプラットフォームドアが設置されている。難点は線路が地下深くにあるため、降車してから改札口までエスカレーターを何回も乗り換えて地上に出るまで10分近くもかかることだ。 

地上に出ていきなり目に入ったのがこのポスター 12月初めにチケットを購入済みだが2月14日の公演はまだ空席があるようだ
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右の屋根の下が改札口に行くエスカレーター 左はバスターミナル
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会場のO2アリーナ テムズ川のボートや市街地の高い場所からも見えるが球体の上部にアンテナの角が生えていて大きなウニの最上部を見ているような形である
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シンプルなサインがある
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日曜には待ち合わせ場所でなかなか出会えなかったが、今日は人もほとんど居ない時間帯だったので、迷うこともなく合流できた。いや実は地下の改札階か地上のエスカレーター乗降口か迷ったのだが、結局地上階のエスカレーターホールにたくさん掲示してある公演予告ポスターを見ているうちに難なく発見できた。

会場入口で12ポンドの入場料を払って入るが、その辺りにまったく客がいないのは単に平日昼間のせいだろうか?しかし、展示そのものは予想したよりも充実していて年代順に大きな部屋に分かれ幾多の大物ミュージシャンが実際に使用した楽器、衣装、写真その他がこれでもかとばかり並んでいた。それにしても来場者が多過ぎるのもうっとうしいが、ほとんど居ないというのも拍子抜けするものだ。

録音された音が聞ける場所もあり隅々まで見ていて、気付いたら2時間以上も経っていた。おまけにTAROともはぐれていた。中程にソファが置いてあって休憩できるようになっていたのでしばらく座っていたが、携帯メールにどこに居るのか見つからないのでお先に帰ります、というメッセージが来たのを潮時に退散する。ギフトショップもあったがTシャツ等は高過ぎて買おうという気にならない。

15時半頃に帰宅してランチはパスタとトースト
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ANGELAから電話があり、Internshipの次の候補先として"Age Concern"はどうだろうか?と言って来た。これには驚いた。昨日その名前を初めて聞いて興味を持ったところへ、今日は紹介したいという電話である。

元々第一希望として伝えておいたのは、我が大学の専属ガイドのREGや一般募集のウォーキングツアーで出会ったガイドの活動に興味を持ち、彼らのような認定ガイドが所属する団体のオフィスだったのだが、年末年始は観光客の少ないシーズンでそういった団体の休止期に当たるため希望に添うところが見つからない、ということだった。大手の旅行代理店等と違って閑散期には常駐スタッフが居ないのだそうである。

そこで次の候補としてチャリティ関係に方向転換したのだが、特に高齢者福祉に関わるところなら、日本に帰国してからも参考にできることがあるかも知れないと思ったのだ。そういうわけで話を進めてもらうことにした。Interviewは来週の予定である。

今夜はCambridge Examクラスの2回目の授業なので、少し早いが16時半頃再度出かける。暗くなってから始まる夜間クラスは気分的にはこれまでのクラスのようにあまり浮き浮きとはしないが、いったん授業が始まればReading、Writing、Listening、Speakingと盛り沢山で進行も速いため、あっという間に20時30分の終了時刻になる。やはり帰国前の最後の時期(1~3月)にこのクラスを取っておいたのは良かったと思う。英語力の向上の方は分からないが少なくとも維持には役立つだろう。

21時20分帰宅。

夕食は麻婆豆腐、トマトなしサラダ
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1時35分就寝。
  1. 2012/01/21(土) 23:12:50|
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Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

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