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定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2010年1月20日(水) 在英日本人の集まりに参加

8時20分起床。曇一時小雨。気温4~2℃。

昨日、ICCで深野さんと話をした際に、今日の午後にある会合に誘われたので行くことにした。それはJCE(Japan Care for the Elderly)と言う約2年前に発足した在英日本人の有志の集まりで、Piccadilly Circus近くのSt. James's Churchで隔月に開催されているらしい。深野さんへもオブザーバーとして毎回開催案内が来るそうである。現在6万人ほどの日本人が英国に長期滞在しているらしいが、そのうち1万人くらいは50歳以上なのでいずれ日本人向けの高齢者施設を作ろうと言う趣旨の元に話し合いを続けるとともに会員間の懇親を深める活動も行っているそうだ。

仕事や結婚を機に英国に住むようになり、永住権を取得したり、既に日本に身寄りもいない等の理由で老後日本に帰国する予定もない人が、配偶者に先立たれたり独居だったりすると、一人で日常生活を送れているうちはともかく、高齢になってくると同胞間での相互扶助が必要になって来る。そういう時のために今から準備をして行こう、ということのようだ。

弁当付きと言うことなので12時15分頃にICCオフィスに伺い、会場の教会に向かった。既に20人くらいが円形に並べられた折り畳みイスに座って雑談したり食事中だったりしたので、我々も空席に落ち着いておにぎりといなり寿司の弁当を食べた。13時に開会となって、世話役らしき何人かが近況報告をした。その後出席者の何人かから追加発言があったのだが、その中で"Age Concern"という英国発祥の高齢者扶助の仕組みがあることを知った。話の流れの中で日本の現状について質疑があったので、おぼろげな理解ながらも介護保険制度の概要を話した。そういう話題が出るとは予想していなかったが、予め分かっていればもう少し調べて来れば良かった。ただ、方向性としてはあくまで英国内での話なので、こちらの社会的仕組みの中で検討を進めて行かなければならないのは当然である。

もし何かの機会があって将来こちらに長期に住むような事態にでもなれば、こう言った問題は他人事ではなくなるのでぜひ関わりたいものだと思ったが、今日はあくまで初参加のオブザーバーなのであまり全体像が把握できたわけではなかった。深野さんはオフィスでの仕事があるため1時間ほどで中座されたが、16時頃に会が終了するまで議論を拝聴し、その後何か簡単な身体エクササイズを実施するという第二部に入る前に退去した。

英国に限ったことではなく、海外在住の日本人にとって社会的にアクティブでいる間は良いが、人生の終盤になって人間関係も希薄になり引きこもりがちになって来ると、やはり母国語で母国文化を共有する人達と心置きなく話せる環境と言うものは必須のものなんだろうと想像はできる。正直なところあまり実感のない話題も少なくなかったのだが、例えば当地で所有している財産の処分等も結構深刻な問題のようである。

会場の教会からJapan Centreは目と鼻の先なので帰りに立ち寄って食品を何点か買った。

夕食はハム、ポテトフライ、サラダ
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食後の片付けを終えてから、昨日始まったクラスの最初のHomeworkを片付ける。200 wordsのwritingである。その後、今日初めて聞いたAge Concernのwebsiteを見たり、10年来の仕事の提携先のパートナーだった米国の友人へメールを送ったりしているうちにどんどん時間が過ぎてしまった。


4時30分就寝。
  1. 2012/01/20(金) 23:11:36|
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oldstudentinlondon

Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

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