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定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2009年1月12日(火) 卒業文集の原稿を書く

8時10分起床。曇。気温1~1℃。

今日からフィドルレッスンが再開・・・のはずだったが、昨日Peteから電話があってキャンセルとなった。キッチンの改良工事が予定よりずれてしまい、その騒音の下ではレッスンが不可能ということらしい。

昨年4月にスタートしたIBPコースもあと2ヵ月余で終わる。まさかこんなに早く終わりが近づくなんて昨年中はまったく思っても見なかったのだが・・・

ICC40期生の誰かが言い出しっぺとなって文集(卒業アルバム)を作ろうということになり、12月にアンケート用紙と文集用原稿用紙を受領した。何度か進展状況を確認するメールが送られて来たのはその原稿集めが峠に差し掛かって来たためらしく、そうなると余り最後尾グループに入るのも気がひけるし時間ができたのを利用して一気に仕上げることにした。

文章は日本語で良いと言うことなので全然苦にならないが、アンケートの方はまったくティーンエージャーみたいな乗りなので少し戸惑った・・・まあ無理矢理に現役大学生の仲間に入っているようなものだから、こうしてたまにカルチャーギャップを感じることは致し方ないかも、だ(^^)。

ランチは焼そばを作ってみた
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午後は少し歩くつもりで隣の駅まで行き、Waitroseで朝食用のパン、チーズ、ヨーグルト等を買う。帰宅後、原稿とアンケートを仕上げたのでWAKUにメールを送る。

18時30分頃にWAKU来訪。彼は我が家から歩いて数分のところのフラットに住んでいる。寮でもホームステイでもないのは珍しい方だ。

ちょうど夕食時なので一緒に食べようと言うことになり、まず数日前にアイスランドからのお土産として持って来てもらったばかりのキャビアを開ける。年初めの休暇を利用してRYOとMITSUと3人組で行って来たそうだ。レンタカーを借りて移動し宿では自炊しながら、オーロラを見たり氷雪の大自然を見られてたいへん良かったとのことだ。ロンドンに帰って来た日の夜、それも帰宅する前にお土産を携えてわざわざ立ち寄ってくれたのだから嬉しかった。

今日買ったガーリックブレッドを焼いてその上に載せて食べるととても美味しかった。こういうものは一人で食べてもたくさん食べられるものではないし、さほど美味しくも感じないだろう、と思った。やはり友人と話をしながら楽しく食べるのに優るものはない。それからランチの焼そばの残り、北京餃子、サラダ、炊きたてご飯、というメニューで締めくくり。

これまで何度もホームパーティ(食事会)をやっているが、男同士二人でご飯を食べるというのは初めてだった。まあ親子以上に年は離れているが、今ではお互い普通に友達の一人なのだから1年前にはまったく想像もできなかったことだ。結局3時間ほどいろんな話をして無事原稿も渡して見送った。年は離れているが父親の職業とかそれとは異なる自分の生き方を選んだこととか共通点がたくさんあるとわかったのも良かった。


2時20分就寝。
  1. 2012/01/12(木) 23:40:56|
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oldstudentinlondon

Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

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