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定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2010年1月6日(水) 初面接

8時10分起床。雪。気温1~-4℃。

今日も雪が溶けずに積もっている
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雪はますます降り続く
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まるでクリスマスキャロルの世界に入ったかのようだ
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こんな雪の中だが、今日は面接なので10時20分に出かける。場所はGreat Portland Streetなのでさほど遠くはない。Jubilee lineとCircle lineを乗り継いで10時45分に着いた。11時からまず館内の各部署を案内してもらった後、案内者も含めて女性幹部3人から説明を受け質疑応答もしたが、何を話したか内容を詳しくは覚えていない。

担当業務の説明ではエクスカーション旅行も含む年間イベントの案内パンフレットを作ると言うことらしい。それはそれで十分に面白い仕事だと思ったものの、当方が3月までの期間限定なのでやると言っても結局最後までは関われず中途半端な気がした。贅沢を言わなければそれでも良いのだが、達成感が得られるだろうか、という点に引っかかったのだ。

1時間足らずで初面接は終わって帰宅しようと表に出るのを待っていたかのようにANGELAから携帯に電話。面接の印象を聞かれたので、上記のような懸念をありのままに伝えた。それにしても面接時間が終わるのを計っていたようなタイミングには驚いた。インターンシップのコーディネーターをしているので、常々こういうきめ細かいフォローをしているのだろう。今後については追ってメールで打ち合わせるということにした。

ランチはきつねそばを作ってみた パック入いなり寿司用油揚とパック入そばで簡単にできたが結構美味しく懐かしい味がした
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窓の桟に積もった雪を見ていて何気なく丸め固めて二つ重ねさらに黒ごまを付けたら"雪だるま"ができた
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携帯電話より小さいが・・・
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溶けてしまわないように窓の外に出してあげた
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夕方から気分転換に映画に行くことにした。19時頃出発してKnightsbridgeで下車。この間買ってみたパイがおいしかったのでHARRODSに立ち寄ってビーフパイとラムパイを購入。それからまたWaterlooに向かう。

20時30分スタートのレイトショーだが、"Mesrine: Public Enemy Number One"という連続強盗犯の実話に基づいた2008年製作のフランス映画である。

BFI South Bankには大きさの異なる3つの映画会場があるが、その他にStudioという会場もあって今日の映画はここであるのだ 
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席数は50~60くらいでこじんまりしているが、試写室のようでなかなか居心地は良い。

どんな映画でも客が結構入っているところがスゴい・・・映画文化の深さを垣間みる思いがする
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ストーリーは強盗と脱獄を繰り返すジャック・メスリーヌがあたかも映画スターのように民衆のヒーローとなって自信過剰となり、警察や裁判所をあざ笑うかのような行動を取り続けるが、最後は米映画の名作"俺たちに明日はない"と非常によく似た結末を迎える。見終わってからいつも考え込まさせられるような英映画とは違って、ただ見て楽しみすっきりする、という意味では良かった。主役(悪役)のGérard LanvinもちょっとGérard Depardieuを思わせる存在感十分な俳優だった。

23時20分帰宅。

夕食は時間も遅いので軽めに買って来たばかりのラムコリアンダーパイとパン
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1時15分就寝。
  1. 2012/01/06(金) 23:32:47|
  2. 未分類
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  4. | コメント:3
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コメント

あけまして

おめでとうございます。
年賀状ありがとうございました。誰にも出さないもんですいません。
ブログは全て観てますよ、2年前のものとは考えずに愉しんでいます。
フィドルがんばってください。
ではまた
  1. URL |
  2. 2012/01/07(土) 02:39:26 |
  3. 小梨治 #-
  4. [ 編集 ]

Re: あけまして

コメントありがとうございました。同窓会で1泊旅行に行っていたためご返事が遅れました。こちらこそ今年もよろしく。 
  1. URL |
  2. 2012/01/08(日) 14:59:36 |
  3. oldstudentinlondon #-
  4. [ 編集 ]

ブログみました

年賀状にあったブログをみました。優雅な定年後生活を送っていますね。私は通信に弱いので日水製薬で教えてもらったメールするぐらいです。伊丹検査学校のクラス会を毎年開催しており仲間と交信したいのでこのブログは参考になります。最新のものはどこでみるのですか?福岡営業所にいた今村さんが登山にさそってくれ毎年6月頃屋久島、霧島・開聞岳、雲仙に行き、去年は久住山でした。誘いがあったら連絡しましょうか?私は済州島の高い山に行きたいのですが。山本
  1. URL |
  2. 2012/01/08(日) 22:33:55 |
  3. 山本一夫 #-
  4. [ 編集 ]

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oldstudentinlondon

Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

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