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定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2010年1月3日(日) アイマックス

8時00分起床。快晴。気温3~-2℃。

BFI(ブリティッシュ・フィルム・インスティテュート)は世界の映画を新作旧作を問わず保存している国立フィルムアーカイブの運営機関で、それらの映画を選りすぐって毎日安価で上映するのだから映画ファンにとっては天国のようなところである。

スケジュール表である"BFI Guide"はA5版80ページの無料冊子で1ヵ月分の上映時間と作品解説が記載されたものである。館内の4つの会場で一番少ない月曜日でも合計6作品、週末には13~14作品が上映される。

January 2010のGuide 英語のみの背景に原節子と笠智衆と灯籠が浮き上がっているのは何とも妙な感じである
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BFI IMAX(アイマックス)の紹介ページ 英国で一番大きなスクリーンで3D映画を4本交互に上映している
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そのうち"A Christmas Carol"(クリスマス・キャロル)は季節もののせいか今日が最終日だということがわかり、早速見に行くことにした。当日券はすぐに買うことができた。9.75ポンド(約1,400円)

Guideの作品解説
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原作は英国人作家Charles Dickensでロンドンを舞台とする物語だが、映画自体は"バック・トゥー・ザ・フューチャー"等で有名なRobert Zemeckis監督による完全な米国映画(ディズニー)である。高校時代の英語教材がなぜかDickens作品ばかりだったので、一番なじみ深い作品の一つである。

スクリーンは縦に20メートル
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横に26メートル
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3D画像なので遠近感が感じられることはもちろんCGもうまくできていて、まるでスクルージが目前を飛んでいるように見えたし、夜の上空から見た雪のロンドンの光景も素晴らしかった。19世紀と現在のロンドンの街並があまり変わっていないような感じだった。

IMAXの感想としては、やはり大画面の迫力につきる。今日は3D映画だったせいで余計に迫力があったと思う。料金以上に素晴らしかったし、また別の作品も見に行きたい。

12時からの上映が終わって、バスでOxford Circusまで戻る。

デパートや専門店では新年のバーゲンセールが始まっている
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Oxford Circusから西に行くとOxford Street沿いにデパートが軒を連ねているのだ。

HOUSE OF FRASER(ハウス・オブ・フレーザー)
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DEBENHAMS(デベナムズ)
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SELFRIDGES(セルフリッジズ)
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特に買いたい物はないので15時過ぎに帰宅。

遅目のランチ 最近はもっぱらスープとパンのメニューが続いている
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それからBFI Guideを詳細にチェックして今月見たい映画をピックアップしたり、新聞でテレビの週間番組表をチェックしたり。

夕食はポークしょうが焼き、ポテトフライ、サラダ
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0時15分就寝。
  1. 2012/01/03(火) 23:11:34|
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Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

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