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定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2010年1月2日(土) ブリティッシュ・フィルム・インスティテュート

8時20分起床。快晴(積雪)。気温5~0℃。

昨日も今日も日本や米国の友人達から年賀メールが届いていたので返信する。

午後は行きたいと思っていたところがあったので出かける。139番のバスに50分くらい乗るとWaterloo Bridge Stationに着く。そこはテムズ川の橋を渡った南岸だが芸術施設がいくつか固まっているのだ。

テムズ川の東を望む 正面にSt.Paulsが見える
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ロンドンアイに太陽がかかってまるでダイヤモンドリングのようだ
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道標によればこの近くにTheatre、Hall、Galleryが目白押しであることがわかる
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National Theatre(国立劇場)
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これが目的のBFI(British Film Institute)Southbank
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館内に映画館が3つの他、スタジオ、美術館、ショップ、レストラン等がある
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今月の特集は日本の映画監督"小津安次郎"なのだ
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IMAX(アイマックス)もBFIの一部門である 円い壁面に何かのコマーシャルで相撲取りの絵が描かれている
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4本の道路が交わる交差点のど真ん中にあるが渡るべき歩道がない。周りをぐるぐる回ってみてようやく地下道を通ってしか行けないことがわかった。

すぐ下から見上げると相当な迫力だ 壁面が鏡のようになっていて青空が映り込んでいる
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さきほどのダイヤモンドリングのダイヤが1時間後にはこんなに離れてしまっていた
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再びテムズ川を渡るとKCL(King's College London)がある
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UCL(University College of London)等いくつかのCollegeを合わせてロンドン大学を形成している。道側には著名な出身者が紹介されていて、ここはTutu(南アフリカ共和国の大司教:ノーベル平和賞受賞者)
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科学の分野では20世紀の最大の業績の一つと言われているDNAの二重ラセン構造発見についての説明
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その業績により1962年にCambridge UniversityのJames Watson, Francis Crickと共にノーベル生理学医学賞を受賞したMaurice Wilkins
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Wilkinsの同僚でDNA分子のX線解析写真を撮影して構造モデルの確定に重要な役割を果たしたRosalind Franklin 本来は共同受賞者の栄誉を与えられてもおかしくないところだったが、残念ながら受賞の4年前に若くして病没
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詩人John Keatsも卒業生
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外科医であり消毒法を確立したことで手術後の細菌感染による死亡を劇的に減らすことに成功したLister
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Christmas Carolのミュージカル版が公演中のようだ
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夕食はカレーとサラダ
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今月はしばらくヒマがありそうだし旅行にも行きたいが、まだ日照時間も短いのでできるだけ映画を見ることにしよう。さっそく明日あたりから・・・


0時30分就寝。
  1. 2012/01/02(月) 23:10:56|
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Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

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