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定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2009年5月5日(火) ウォーキングツアーに行く

6時30分起床。さあ、今日から授業再開だ。

いつも通りの7時47分のバスに乗りいつも通りの時間に教室に着く。
今日、三連休直後とあってか出席者は11名で先週の3分の2である。内訳は中国人、日本人が各4名、韓国人、モンゴル人、ボリビア人が各1名。人数が少ないと一人一人が話す時間も増えるし、学習密度は上がるような気がするものの、既に十分なじみ始めた顔が見えないのは寂しい。と同時に、全員の名前も覚え、当初感じた緊張もすっかり解消して、もうずっと一緒に学んでいる仲間という意識ができて、一日を短く感じる。

今日のランチはカレーパイとナンとサフランライス、インド風である。ミネラル水ともで4.35ポンド(約600円)。

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食後、週初めのランチタイムにだけ開くCultural Programme(カルチャープログラム)の申込受付に行く。
まず4~6月分の予定表を入手し、早速三つ申し込む。10日のRomeo and Juliet観劇、14日のAnimal Farm Tour、16日のOxford Tourである。実施日は基本的に木曜日と週末であるが、今日午後に市内ウォーキングツアーがあるということなので参加することにする。

14時に玄関ロビーに集合して地下鉄でLiverpool Street(リバプールストリート)へ。ここはシティ(金融街)の中心に至近である。このツアーガイドはMr.Reg Parksというベテランの公認ガイドで、この10年間ほどは、ほぼ専属で週2回ペースでウェストミンスター大学のEFL(English as a Foreign Language)の学生のガイドをしている。

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壁面の形態が異様に複雑なビルはロイズ銀行本社、円筒が縦に並んでいるのはエレベーターだそうであるが、吹きさらしで評判が悪いらしい。

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そしてスイス再保険会社、こちらは地元ではその形からガーキン(ピクルス用の小型のキュウリ)と呼ばれている。

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他にRoyal Exchange(旧王立取引所)、Bank of England Museum(イングランド銀行博物館)等を回った(写真はなし)。
現地解散後これもいつものようにライブラリーに戻りしばらくPCを使った後、帰宅。今日はかねてから目を付けていたTufnell Park駅前にあるケバブ屋へ。ケバブとはトルコ料理で肉の串焼きのことである。チキンなら味付け焼鳥ということになる。
カウンターで注文すると10分くらい待つ間に焼いてたっぷりの野菜とともにパンにはさみtake away用パックに入れて渡してくれる。3.5ポンド(約500円)。熱々のを持ち帰って食べたのだが、見た目以上になかなか美味しいものだった。

0505D_convert_20110506011515.jpg

23時就寝。


  1. 2011/05/05(木) 16:18:04|
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Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

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