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定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2009年12月6日(日) ビートルズの足跡を訪ねて

8時45分起床。雨のち曇のち快晴のち曇。気温12~7℃。

今住んでいるフラットの前はWest End Laneという南北に走るバス通り(500mほど先でAbbey Roadと名前が変わる)だが、片側1車線のさほど広くはない道である(7月に撮影したもの)。
1206WESTENDLANE_convert_20111207004529.jpg

道を隔ててちょうど向かい側に教会(左に見えるレンガ塀)があり、そこから直角方向(西向き)にもう少し狭い道がある。
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その道に面して"WEST HAMPSTEAD STUDIOS"と表記されたネオゴシック調の建物がある。
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引っ越して来てから何度か前を通ったことはあったが、"Beatles' London"によるとこれは音楽スタジオではなく写真スタジオで、1966年発売の英国版シングル盤"Yeaterday"のジャケット写真はここで撮影されたものだそうである(自分で初めて買ったシングル盤がYesterdayだったが日本版はデザインが異なっていた)。40年ほど前に彼ら4人がここに来ていたのだ。

一方その反対側、すなわちWest End Laneから東方向に曲がる道(やはりバス通りだが東行一方通行)を見ると通りの右手にOperaのサインが見える
1206OPERAHOUSESTREETEASTOUND_convert_20111207011157.jpg

English National Opera(英国ナショナルオペラ)の本部事務所である
1206NATIONALOPERA_convert_20111206234801.jpg

ここは1980年以前はDecca Record(デッカレコード)のメインレコーディングスタジオだったそうで、1962年1月1日まだ本格デビュー前のThe Beatlesがここでオーディションを受けて吉報を待ったが、何と言うことかデッカは契約しない、という結論を下したそうである(ギターバンドは時代遅れだと考えたため?)。
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今となっては歴史的判断ミスとも言えるが、住んでいる目と鼻の先にこんなエピソードの舞台があるのだ。

West End LaneがAbbey Roadと名前が変わるところは三叉路になっていて、そこから南西へ延びるQuex Roadを進むとKilburn High Streetという結構商店や建物の多い賑やかな通りに突き当たる
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そこでひときわ目を引く建物はState Theatre(ステートシアター)
1206STATEBLDG_convert_20111206234854.jpg
とは言っても壁面にSTATEの文字こそ残っているものの現在は宗教団体が所有しているらしい。かつては欧州最大の公会堂で1960年代にはThe Beatlesを始め、The Rolling Stones、The Who、Faces、Deep Purple、Jethro Tullというビッグネームがこぞってコンサートを行った場所だそうだ。ちなみに建物のデザインと名前は米国のエンパイアステートビルを模したものらしい(出典:東京地図出版"ROCKIN' LONDON")。

うーん、高さは本家に遠く及ぶべくもないが、まあ建物が低いロンドンでは確かに目立っている(かな?)
1206KILBURNSTREET2_convert_20111206234728.jpg

(おまけ)近くにあったポスト "GR"と銘があるのはジョージ五世の時代のもの つまり1936年以前に設置されたものなのだ "EIIR"ならエリザベス二世現女王の時代のものだ
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そんな古いものを使っているところを見ても日本と根本的な考え方の違いがわかる。使える間は使う、という一点である。日本の郵便制度は英国を真似て19世紀後半に発足したがポストのデザインは何度も変わって来ているようだ。古いものはあっさり捨ててより便利なものに変えて行くのが日本だ。

夕食はコロッケとサラダ
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1時00就寝。
  1. 2011/12/06(火) 23:45:57|
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Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

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