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定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2009年11月30日(月) ついに開き直った!

9時50分起床。雨のち曇一時晴。気温6~2℃。

それにしても何という豪華な週末だったんだろう。金曜はフランスの古典映画、土曜はホームパーティ、日曜は伝説的フォークロックバンドのコンサート・・・。
そのためか連日午前2時以降の就寝となり睡眠不足気味は、まあしょうがない。

今朝は雨のせいでいつまでたっても夜のように暗く10時前まで起きられなかった(本当は睡眠不足の方が原因?)。午前の授業には間に合わないのでパス(もちろん途中からの参加なら可能なのだが)。

4月に始まった滞在生活も既に7ヵ月を経過して、あと4ヵ月余りを残すところとなった。10月にModuleが始まって以来2ヵ月間ずっともやもやした状態が続いていたが、今日はっきり決めた。

これから長い社会人生活を迎えることになる学生であれば、現在の勉学の苦労もまた意味のある(貴重な経験として必ず将来の糧になる)ものだろう。しかし、これから先さらに学位取得を目指して学部卒業やpostgraduate(大学院)を指向しているわけでもない自分にとっては、1学年の前半だけ課題をこなして修了することにあまりモチベーションが湧かないのだ(受講だけなら可)。

であれば、これからの数カ月間を旅行者ではなく住んでいるからこそできるようなことを最大限思い残すことなくやっておきたい!つまり英国の文化や生活に根ざした経験を可能な限り重ねること、伝統芸術に触れること、あちこち旅をすること、等々だ。

要するに自分にとって面白いことや楽しいことを素直に優先しよう、と言うことなのだ(まあ本音は面倒なことからの逃避に対する自己正当化とも思えるが)。
そう考えると、胸のつかえが取れていっぺんに気が楽になった。

午後のSpeaking Skillsの授業は、もちろん"意味ある時間"という位置づけなので出席。今週のテーマはFood。最も身近な話題であり、対話演習もスムーズに進む。しかし言おうとすることの英語表現がわからないことも多く、それらがわからないとまったく伝わらない。料理に関する単語も実に多様である。一例を挙げると、grease(油やバターを塗る)、simmer(コトコト煮る)、sprinkle(振りかける)、toss(和える)、grate(おろす)、whisk(泡立てる)、等。

16時に授業が終わると既に外は暗くなっている。

Regent Streetの一つ隣の歩行者専用道路にイルミネーションのトンネルができていた
1130STREET_convert_20111130215935.jpg

HMVにてCDを物色。その後Finchley RoadのWaitroseで野菜とパンとヨーグルトを購入。

夕食はエビフライとコロッケ(いずれも土曜日のパーティーの残り)とサラダ
1130D_convert_20111130220001.jpg


1時15分就寝。
  1. 2011/11/30(水) 23:27:02|
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Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

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