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定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2009年11月28日(土) 8名のゲストとともに

7時35分起床。快晴のち雨。気温11~5℃。

珍しく4日連続で晴天。晴れると窓ガラスの汚れが目立つ、と言うわけで、引っ越し後初めて窓ガラスを磨く。それからテーブルとイスのレイアウト変更。

ロンドンでもまともな和生菓子が手に入ることがわかったので、その店「源吉兆庵」へ。場所はPiccadilly CircusとGreen Parkの中間で、Fortnum & Masonのちょうど向かい辺り。大福か葛餅か少し迷った末に、結局抹茶饅頭を8個買う。今日のパーティの参加予定者は7名だ。

Finchley Roadまで戻り、"Natural Natural"という小さな日本食料品店(まだコンビニなどなかった頃の田舎の八百屋のような佇まい)で、"赤飯の素"を買う。昨日小豆を買ってはみたが、豆を一晩水に浸すところからやろうとすると準備に時間がかかるので、ここは手抜きに変更。
さらにWaitroseでサラダにする野菜とケーキを買う。

帰宅後、いよいよ仕込みを開始。まずポテトを茹でる。平行してデザート用にクシ切りにしたリンゴを砂糖とともにじっくり煮込む。その間にトマト、レタス、きゅうりを刻んでサラダの準備。ポテトが柔らかく煮えたら皮をむいて、ミンチと玉ねぎを炒めたものとよく混ぜ合わせ小判形にする。エビの下ごしらえは予想以上に時間がかかった。皮むき、背腹ワタ取り、それから包丁入れ(揚げた時に曲がるのを防ぐため)、これを40尾やるのに1時間以上かかった(と思う)。

開始時刻の18時前に一番乗りはNATSUKO、間をおかずGOROが初参加のKAKOを伴って到着。さらにMAKIKO、WAKUが続く。ちょっと間をおいて、直前に飛び入りの同伴者を連れて行っても構わないか?と電話連絡のあったRYOKOがKENNYとともに到着。この段階で部屋はいっぱいいっぱいだ。

メイン料理の準備をする間、まずはクリスプスとビール、ワイン、それにサラダでスタート。もうみんな4~6月のように毎日同じクラスにいるということもなく各自選択したModuleにバラバラに出席しているため、久々の再会で大いに話の花が咲く。

エビフライの完成 うまくまっすぐにはできなかったが味には関係ない
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さらに栗赤飯が完成 ちょうどいい具合に仕上がったようだ
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続いてコロッケが完成(写真なし)。この頃にようやく最後のWAKAが到着。家庭教師をしているそうで遅くなったとのこと。何かまるでずっとロンドンに住んでいる人のようだ。取り分けておいた分を一挙に食べてもらう。

デザートコースに入る。

まずは抹茶饅頭をお茶受けにしておうす 今回は茶道の心得があるAMIが参加できなかったのでうまく立てられる人がいない
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さらにデザートの第二弾としてケーキ(市販品)にストロベリーソース(自家製)添えとリンゴのコンポート(自家製)にバニラアイスクリーム(市販品)添え、そしてダージリンティー
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しかしこういう大勢で過ごす楽しい時間はあっという間なのであった。

最後に全員で記念写真を撮る このとき既に23時をまわっていた
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この後、食器洗いと後片付けはみんなで手伝ってくれた。さらにみんなは週末なのでこれから大雨の中を朝までやっているクラブ(?)へ!だが、当方は夜更かしにからっきし弱くなったのでパス・・・

本日は過去2回より多い8名が来訪したが、イスも食器類も何とか足りた。狭いとは言え大勢だとより楽しい。パーティをやると、みんなといっぺんに会えるし、部屋の掃除もできる、料理のレパートリーも増える、と良いこと尽くしなのだ。今日は飛び入りのKENNYとも友達になれたし、とても良い日だった。


2時05分就寝。
  1. 2011/11/28(月) 12:08:51|
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Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

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