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定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2009年11月27日(金) ジャック・タチ

7時05分起床。快晴のち曇のち晴のち快晴。気温8~5℃。

今日はとても忙しい一日だった。というのは明日3回目のパーティー(食事会)を開催する予定だからである。8月9日のHouse Warming Partyがとても楽しかったのでぜひ毎月開催しようと決めていたのだが、9月27日の第2回以降10月は実現できずに終わり、まる2ヵ月ぶりの開催である。

何が忙しかったかと言えば、キッチンとバスルームの掃除、冷蔵庫の掃除、クロスやマットの洗濯、溜った新聞の整理、食材の買い出し、等である。実施は明日の夕方なので明日も準備時間は十分あるが、できることは早目にやっておいた方が良い。特に家具を移動して行う大掃除はパーティ前の準備の一つだが、これはなかなか良い(大掃除の)きっかけになる。

ランチはレンジでパスタ
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午後は買い出し。今日の一番の買い物はBorough Marketの魚介専門店でKing Prawnを40尾。それからJapan Centreでパン粉、栗、小豆、餅米等を買う。

買ったものを一度持ち帰ってから、再度外出。22日に続きInstitut FrançaisのCiné Lumièreへ。今週はフランスのサイレント時代の巨匠タチ(Jacques Tati:ジャック・タチ)の作品特集で、18時30分から"Parade"(パラード)の上映があった。

これはタチの最後の作品となる1974年制作のサーカスを舞台にした映画で、本人が主演。いろいろなスポーツをパントマイムの一人芝居で見せるのだが、とても芸達者である。何十年か前の最初の学生時代にはフランス・ヌーヴェルバーグの映画作品を好んで見ていた時期があったが、その一世代前に当たるタチについてはこれまで実際に見る機会がないままだった。しかし、今日のこの作品だけでタチの魅力が十分に理解できた気がした。これからまだ1週間続くので可能な限り見に来たいと思った。

夕食はレトルトカレー
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2時15分就寝。
  1. 2011/11/27(日) 12:08:19|
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Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

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