7時55分起床。雨ときどき曇のち晴。気温15~7℃。
10時に予約しておいたSt. John's WoodのNippon Club診療所へ。10日前に風邪で受診したときにポスターを見て、今冬も強力なインフルエンザが猛威を振るうという予測もあるようなので、予防接種を受けることにしたのだ。予防接種は診断にも治療にも当たらないので保険の対象外となり自己負担60ポンド(約8,500円)の現金払いである。
10日前に比べると体調はかなり良くなってきた実感があるものの、まだ万全ではない。30年ほど前まで煙草を吸っていた頃は結構風邪をひきやすくて毎年2、3回くらい風邪と付き合っていたものだが、体調管理(禁煙のみならず、汗をかいたらすぐに着替える、空気が冷えて乾燥した屋外や人混みに出る時には必ずマスクをする、等)に気をつけるようになってあまり風邪をひかないようになった。
しかし、授業中はいやでも人混みの中に2時間近く滞在するうえ、咳をしている学生がいつも何人かいるのが気にはなっていた。特に教室の構造上、密閉度(人口密度)が高い"Music and its Audience"の授業は要注意だった。それでも結局風邪をひいてしまったのは(他に心当たりもないので)あの授業のせいだと思っている。こちらでは日本と違って誰一人マスクなんかしていないからだ。
一度帰宅して、ランチはラビオリ

15時頃に再度出かけ、ICCオフィスに届いた郵便物を受領に行く。約1ヵ月後にHammersmith Apolloで開かれるRay Daviesのコンサートのチケットだ。1982年2月と1993年10月の2度、彼がリーダーだったThe Kinksの来日コンサートを見に行ったのは確かだが、どういうわけかすっかり記憶から消えてしまっている。演奏曲名はおろかメンバーの服装等何もかもが白い霧の中の出来事のように結像しないのだ。来日が実現したこと自体、余りにも現実のこととは信じられなくて呆然としていたのだろうか?しかし2度ともというのは考えにくい。事前の期待が大きすぎて演奏に幻滅したのか?いやそれもないと思う。まさか来ないだろうと思っていたBob Dylanが1978年2月に初めて来日コンサートをした時のステージの様子は今でもはっきりと目に焼き付いているのに・・・
1960年代の3大ブリティッシュロックバンドと言えばThe Beatles、The Rolling Stonesは不動だが、あと一つはThe WhoだったりThe Kinksだったり一定していない印象がある。しかしロンドンに住むようになって感覚的にわかって来たが、やはりRay Davies率いるThe Kinksはモッズ族の代表として名を上げたThe Whoよりもはるかに総合的に見てイギリス的!なんだと思う(良い意味でも悪い意味でも)。
8月20日のWalking TourでHampstead Heathに行ったとき、Kenwood Houseの前にあった野外コンサートのポスターにRay Daviesの名前があった。しかしコンサートはもう終わった後だとわかったのでとても残念な思いをしたのだ。ところが12月に大きな会場でコンサートを開くことを見つけたため、矢も楯もたまらずにチケットをオンラインで入手した次第である。
チケットを手にしてちょっと浮き浮きしていたのでPiccadilly Circusまで歩いてChina Townを横切った。が、急に思いついてLoon Fung(龍鳳)という大きな中国食品スーパーに入った。すると美味しそうな冷凍餃子があったので試してみることにした。日本では年初めに中国製異物混入餃子が問題になっていたが、ロンドンでは多分何ともないだろう、という根拠のない安心感で・・・ 1袋3.39ポンド(約480円)

さらに大好きな烏龍茶も無茶苦茶安いのにつられて 1.49ポンド(約210円)

全般に言えるのは、同じ種類の食品でも日本食品スーパーよりかなり安い。これからはもっと利用しよう。
夕食はもちろん焼餃子とサラダ

これが旨いのなんのって・・・久しぶりに焼餃子の味を堪能した。本来中国の餃子は茹でるのが基本だから、焼餃子はほとんど食べる機会がなかったのだ。
0時05分就寝。
- 2011/11/20(日) 23:04:22|
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