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定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2009年11月4日(水) スクランブル交差点完成

7時00分起床。快晴のち曇。気温12~6℃。

10月の最終日曜日をもって半年以上続いたサマータイムが終わったので、日の出は7時30分くらいになった。この太陽が(人為的に時計を1時間早めていたため)8時30分のものだと言われても違和感があったが、7時30分なら妥当だろう。
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"Introduction to Tourism Planning"も半ばに差し掛かって来て、次回からは固定グループに分けたグループディスカッションを行うことになった。

一昨日の新聞(London Lite)はOxford Circus交差点のリニューアルが完成してそのセレモニーが行われた、と報じていた。
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上の写真ではぼけていて読めないが、東京渋谷のスクランブル交差点をモデルにしている、と書いてある。本物の渋谷を知っている日本人なら"よく言うよ"と思うに違いないが、まあ大目に見ても十分の一くらいの規模であろうか?ちなみに左の若い女性は近くの商店で働いている店員で、インタビューに対して「これで前より事故が起きやすくなるのではないかと心配する人もいますが私はそうは思いません。」とコメントしている(名前と年齢付き)。

Boris Johnson(ボリス・ジョンソン)市長が特大のドラを鳴らして(ここはどこの国や?)オープンを祝った、とも書いてある。また交差点だけではなく500m四方の歩道拡張も同時に実施され、歩道の表面はチューインガムがはがれやすいように化学処理してあるそうだ。確かにガムを紙に包んで捨てるという文化はないので、この国には。

しかし、一番気になるのは東西南北すべての方向の車道(の信号)が赤で歩道が青になっている時間の短さである。試しに青に変わってから点滅開始までを計ってみるとちょうど10秒だった。再び赤になるまで20秒もない。これで対角線の横断が何人できるのか?
いやいや心配無用だった。赤に変わっても悠々と車の間をすり抜けて渡っている人は少なくない(さすがに斜め横断ではないが)。結局以前とたいして変わってないような気がしないでもない。単純に赤だから律儀に立ち止まって待つという文化は元々ここにはないのだから。

しかし、市長談話に"We have brought one of the world's greatest crossroads into the 21st century."とあるが、ちょっと大げさもええとこやないか?と受け止める日本人は多いと思う。

これは今日の夕方の現場 歩道の信号はとっくに赤
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クリスマスキャロルのデコレーションが目立っている
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この通り赤でも全然急いでいる様子はない!
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歩行者と自転車と車が平和に共存?している
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デコレーションが大きくて派手で二階建てバスが引っかかりはせぬかと心配
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夕食は玉ねぎとピーマンを使った回鍋肉
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0時15分就寝。
  1. 2011/11/04(金) 23:39:25|
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Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

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