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定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2009年11月2日(月) 中間テストが迫る

7時00分起床。快晴のち晴。気温13~6℃。

昨日がこんなに素晴らしい秋晴れだったらどんなに良かったのに・・・と思うような快晴。しかしModuleが始まってから月曜日が好天の確率はかなり高いように思う。青空の下で新しい週を迎えるのはとても気分が良い。曇や雨なんかだとブルーマンデーを地で行くようなものだから。

回を重ねるに従い、月曜日の"Music and its Audiences"では多くの参考文献から、いかに自分なりの独創的な考えをまとめ上げて行くか、を主目標とすることがわかって来た。他の二つ(のModule)よりも(課題テーマの範囲内での)サブテーマの選択およびアプローチ方法の自由度は高いようだ。最終的には参考文献の要約と批評を1,000 wordsで書くことになっているから、下手な日本の学部授業より要求レベルは高いのではないだろうか(日本の実情は良く知らないが)? その前に今月23日が締切となる中間テスト(課題)は、最終課題のサブテーマの選択と参考文献リストの作成である。

課題テーマの一つは"音楽とジェンダー"で、その参考文献が紹介された。
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Joni Mitchellとは懐かしい。1960年代後半のヒット作を思い出す。
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それにしても今やe-Book(電子書籍)の時代だから、大学のIntranet経由で必要文献を探しダウンロードもできるのだ。裏を返せばそういうことがサクサクとできない限り学習を進められないことになる。
しかし、幸いここHarrow校舎のLibraryにはアナログの(紙の)書籍もある程度揃っているので途中のブレーク時間を利用して調べてみることにした。

スライドで紹介された書籍が見つかった
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いきなり当時の大物女性歌手の名前が出て来るわ、出て来るわ
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これはあの時代に繰り返し聞いた"Both Sides Now"(邦題:青春の光と影)の楽譜の一部だ
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まあそんなわけで、しばし感慨にふけった。だが、英語の書籍を読むのはなかなかたいへんだ。日本語の長所の一つは全ページを精読しなくても目でスキャンして行けば大事なところが自ずと見えて来るところにある。それは恐らく漢字かな混じり文の長所なので、英文だとページの隅から隅までアルファベットだけなので要点を拾い読みすることは至難の業である。慣れて来れば次第にできるようになるのだろうか?

午後の"Speaking Skills"の今週のテーマはMoney。これも極めて日常生活に深く関わったテーマである。個人の金銭だけでなく社会の経済問題についても学習する予定になっている。また、来週に迫ったFirst Assessmentのためのpresentationに使う定型表現のようなことも一通りおさらいした。

終了後、先週訪問したものの留守で渡せなかったアンケートをICCオフィスに届けた。

夕食はすき焼き 気温が下がってきて、こういう鍋物には打ってつけの季節だ
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23時30分就寝。
  1. 2011/11/02(水) 23:36:53|
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Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

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