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定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2009年10月9日(金) ボートパーティ

7時00分起床。曇一時晴のち雨。最高気温14℃。

今日は14時15分から2回目のModule Orientationがあった。会場はBaker Street Stationの真向かいにあるMerylebone校舎。大学の本部があるRegent校舎よりもかなり新しく大きなキャンパスである。
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各界有名人の超リアルな蝋人形の展示で有名なMadame Tussauds's(マダム・タッソー)が大通りを隔てたちょうど反対側にある。
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1009UNISIGN_convert_20111010021219.jpg
毎年ロンドンに観光旅行に来るようになって数年。何度もこの辺りには来ているのに大学名さえ目に留めたことは一度もなかった。やはり関係ないものは意識に入って来ないということなのだろう。ここにはBusiness School(経営大学院)も入っているようだ。建物だけでなく雰囲気もRegent校舎とはかなり異なる印象。

金曜の午後は授業がないのでいったん帰宅。そして改めて18時15分からの"Big Boat Party"へ。新学期を記念した合同懇親パーティーなのだ。しかし出かける頃から雨が次第に強くなってきて、最悪の条件!途中でやめて帰ろうかとも思ったが、集合場所のTower Hill Stationに着くと知った顔もたくさんいたので安心。

"Dutch Master"号という船を借り切って船上パーティである。
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テムズ川をゆっくりとした速度でクルーズするが、外は暗くてどの辺を航行しているのかよくわからない。船内は3階構造になっていて下のフロアではバンド演奏が入ってダンス。街中のクラブが船上に移ってきた雰囲気である。しかし、ダンスが苦手とか興味がないとか、または静かに会話を楽しみたいのなら音楽なしの一つ上のフロアでそれぞれ飲み物片手に三々五々。飲み物はバーカウンターで各自購入するシステム。イギリス式だから食べ物らしきものはクリスプス(ポテトチップス)等わずかしかなく、ただひたすら飲むだけ。

でもこういうところでは友人がその友人を紹介するという形で新しい友人に出会ったりするのだ。半年後にやってきた41期生も大勢来ているので何人かと話ができた。その中には既にCultural Programmeのウォーキングツアーで話をしたことのある学生もいた。CHARLIEも参加しているが、あまり学生達とは話をするでもなく大学関係者同士で固まって飲んでいるようだった。

かなり長い航海のように感じたが実際にはゆっくり東に向かい途中停まったりしながらUターンしてまた元へ戻ってきたのだ。雨も上がったTower Bridgeを通り抜ける。ライトアップで美しい。
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大きな船が通るときは橋が開くのは勝鬨橋と同じだ。
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橋をバックにしたスナップ
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結局23時頃にようやく下船。4時間以上も船上に居たなんて信じられない。それにほとんど何も食べていないので空腹。ドイツ人留学生HANSの呼びかけでChina Townへ行くことになった。最終的には1期後輩のTAROを含め3人で、HANSの案内でこじんまりとした店へ。China Townも表通りにある店は黙っていても観光客が多く入るせいか値段はかなり高目。しかし、ちょっと裏に入ると中国人客がほとんどで値段も安い。
HANSが何故この辺に詳しいのかは知らないが、結構いろいろ食べたのに料金は割り勘で一人17ポンド(約2,400円)で済んだ。

China TownからPiccadilly Circusまで歩けば帰りのバスが24時間あるので何時になっても安心。で、1時45分に帰宅。

2時45分就寝。
  1. 2011/10/09(日) 23:58:24|
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Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

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