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定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2009年10月7日(水) モジュールの選択

7時00分起床。曇のち雨。最高気温15℃。

3日続きのうっとうしい天気である。空気がじめっとしていて暗い。

今日は9時からModule Interviewを受けるため8時25分に出かける。

一人ずつCHARLIEと面談。選んだ授業の受講申請書を提出し、質問があればする。なければそれでおしまい。Level 5(大学2年生のレベル)を選んだりしていると理由や意思の堅さ等いろいろ聞かれることがあるらしいが、Level 4(大学1年生のレベル)だけにしたので特に問題なし。

当りか当りでないかは運命と割り切って、最終的に3つを選んだ。"Music and Its Audiences"、"Art and Society"、"Introduction for Tourism Planning"である。

逆に最後に断念したのは"Communication Between Cultures: Introduction to Cross Cultural Studies"、"Cinema Landmarks"、"Music and Meaning"である。最初の段階では候補に入れていたものまで列記すると、"Urban Tourism"、 "Sustainable Tourism"、 "Modern Art in London"、"Understanding Public Relations"、 "Anatomy of the Music Industry"、 Public Health"、 "Current Issues in Bioethics"、 "Devising London" 、この他にもいくつかあったが、いろいろな理由で外していったのだ。選ぶと言うよりも外す作業だったと言っても良い。

syllabusからだけでは想像するにも限界があるとは言え、講義名だけを見ると面白そうなものがたくさんあった。IBPプログラム自体の制約とは言え、多くの魅力的なタイトルの講義に一度も参加できずに断念するのはとても残念な気がする。

Interviewは朝一番だったので、まだ午後の授業まで時間があり過ぎるので、途中で買物(苺を2パック:ソース作りのために)をしてから一度帰宅。

14時からの授業は月曜と入れ替わりでRAULが担当。彼もやはりHUGH同様、今週のテーマは十八番(おはこ)のようである。それと彼の教え方の特記すべき特徴は話ながらのジェスチャーがたいへん多いことにある。従って言葉の意味やニュアンスがわかりにくくてもどういう場面で使うかを感覚的に捉えやすいのだ。これぞまさに日常会話という具合に次々と模擬会話例文が板書されて行く。それを書き写しながら、ジェスチャーを目で追いながら、オウム返しに発音してみる、ということを2時間ぶっ続けで行うと疲れることは疲れるが、随分生きた表現を学んだ気にはなる。と同時にアメリカ英語とイギリス英語の違い、英語と日本語の違いや似ている点、など本当に毎日新しい発見があると言える。

クラスメートたちとも2週目に入ってかなり打ち解けて来たし、出席するのが楽しいクラス、という意味では4月の最初のクラスに匹敵する。


夕食はエビフライ(の残り)とチップス(=ポテトフライ)とサラダ
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0時25分就寝。
  1. 2011/10/07(金) 23:54:31|
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Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

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