fc2ブログ

定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2009年10月5日(月) 新学期を前に

7時00分起床。曇一時雨。最高気温14℃。

10月に入るとともに気温も下がり、日も短くなって来て、本格的な秋を感じさせられる。

いよいよ新学期の始まりである。これまでの「英語を習う」段階から「英語で何かを習う」段階へ移行するわけだ。

久しぶりに朝から登校。9時30分からCavendish校舎で受講のオリエンテーションを受ける。と言っても既にスケジュールや受講登録方法等は5月のオリエンテーションで聞かされているので、再確認と質疑応答だけであった。要は今週いっぱいが"Module Registration Week"で、実際に講義が始まる来週末には最終確定することになる。

教室の入口に名簿が貼り出してあった 
1005NAMELIST_convert_20111005130136.jpg
名前を見ると32名中24名が日本人で、その他はいろいろな国が交じっているようだがアジア人はいない。考えてみればICCの学生が全員一堂に揃うのはたいへん珍しいことだ。

ロンドンに来る前にも、もちろん来てからも、印刷された冊子やwebsiteに掲載されたsyllabus(講義概要)を見てある程度絞り込んだつもりとは言え、これからの進路や就職につなげようという動機を持った現役学生とは異なり、できるだけ広く浅く学びたいという希望を持っている身としては、さまざまな分野にわたって興味のある講座が合計18くらいはある。しかし、実際に取ることができるのは4講座、そのうち一つは既に始まっている"Speaking Skills"となるのであと3つ!

最終的に6つにまでは絞ったが、実際に一通り受けてから決めると言うことは実は不可能なのだ。なぜなら校舎が4ヵ所(うち一つは郊外)に分かれていること、時間帯がダブっていること、で隈なく覗いてみるのは物理的に不可能である。明後日のCHARLIEとのInterview(面接)までには一応決めないといけないのだ。

11時45分から今度はTitchfield校舎で"Meet the Lecturers"と称して各分野の主任講師の顔見世と講座概要の説明会があった。

ランチは久しぶりに会ったTAKASHIたちといっしょに、これまで何度もお世話になっているSUBWAY(サブウェイ)でテークアウェイ 
1005SUBWAY_convert_20111005130158.jpg
アメリカ発祥のサンドイッチチェーンだが英国には日本の5倍以上にあたる約1400店があるらしい 安くてボリュームがあって美味しいので学生には人気。店名の意味は"地下鉄"? しかしそもそもイギリス英語のSubwayは地下歩道のことであって、地下鉄はUndergrund(アンダーグラウンド)が正式名称だ

14時からのSpeaking Skillsは今週だけ水曜と入れ替わってHUGHが担当。今週のテーマは"Films, TV, books and music"。この話題は7月のSummer Courseでも取り上げられたが、今回は講師のテーマへの入れ込み方が数倍は違うのでとても面白い。友人と話し合う際に使うであろう常套句がいっぱい紹介された。ワンパターンの言い方は知っていても実際の会話では実に多彩な表現方法があるものだ、ということがわかった。

夕食は今日も品数多く、メインは玉ねぎとキャベツとピーマンを混ぜた"回鍋肉"
1005D2_convert_20111005130115.jpg

京風おばんざいの代表(の一つ)である"お揚げと白菜の炊いたん" 
1005D1_convert_20111005130051.jpg


00時35分就寝。
  1. 2011/10/05(水) 23:51:55|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<2009年10月6日(火) フィドルレッスン再開 | ホーム | 2009年10月4日(日) 公園をはしご>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://oldstudentlondon.blog40.fc2.com/tb.php/185-c144fbd2
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

oldstudentinlondon

Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

本ブログの最初の記事 (1)
未分類 (352)

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード