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定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2009年10月1日(木) メンテナンスサービス

7時15分起床。晴のち曇。最高気温18℃。

今のところは週に3日午後14時からの授業が唯一のレギュラースケジュールだ。今日も13時過ぎに出かけようとしていると、突然の来客。先日報告しておいた流しの水漏れの修理屋さんだった。こちらの一般的な慣習なのかどうか知らないが、だいたい事前の連絡をするでもなくいきなりやって来るようだ。今日はまだ出かけずにいたから来訪がわかったが、入居早々にベッドルームのドアが閉まらなかった際には留守中に修理(木のドアをカンナで削って歪んだ部分を修正)に来てくれていた。合鍵は大家さんが持っている分を借りて来るのだ。あのときは不具合の報告に行ったときの受け答えの様子からすぐにも寄越しそうな感じだったので、念のために連日ベッド全面に新聞紙をかぶせて出かけていたから幸いにもシーツや掛け布団が落ちてきた木屑まみれにならずに済んだ。

早く来てくれることは素晴らしい(本によればロンドンでは修理等を依頼しても相当の期間来てもらえないことを覚悟すべし、と書いてある)が、来るなら来ると予定を教えてもらえるともっと嬉しいのだが・・・。でもあくまでそんなことは本気で期待はせずに自分でできる対策は可能な限りしておくべきだ。

水漏れの修理の方は、やはりシンクの下のパイプの継ぎ目からわずかに漏れが見られたため、何やらチューブから接着剤のようなジェル状のもので補修して終わり。5分もかからなかった。その補修剤の名前を聞いたら"Leak Sealer"(まったくそのままの名前!)という商品名でスーパーに行けば売っているはずだと教えてくれた。専門家用の特別な素材でも使うのかと思っていたため何か拍子抜けがする。でもまあ次回からは自分でも直せそうだけれど。

授業は講師がRAULに替わっても筋書きは同じなので相変わらず"人間関係"についての表現。誰かと二人で第三者のことを話す際に使うであろう表現には多くの語彙が関わって来る。基本的には簡単な単語の組み合わせが多いが、中には独特の表現もあるので習わないとわからないことばかりだ。

それにしても我々非英語ネイティブ同士の会話練習だから、お互いにそれほどニュアンスを理解しているとは言えないがために、平気で口にしたりノートに筆記したりしているが、中には相当アブナい表現も含まれるので、もしネイティブの学生が同席して聞いていたらニヤニヤするかも知れないし、もしそれが中年の大人であれば思わず眉をひそめるかも知れない。そんな学習を今日もたっぷり2時間こなして来たというわけである。今後が益々楽しみである。

夕食は麻婆豆腐とサラダ
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0時15分就寝。
  1. 2011/10/01(土) 23:45:26|
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oldstudentinlondon

Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

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