7時起床。快晴。最高気温20℃。
今月は午後の授業だけなので、午前中はゆっくりする。快晴なので部屋の中にも陽光がたっぷり差し込んで気持ちが良い。シーツと掛けふとんカバーを洗濯した。
今日の授業の講師はRAUL。両親はスペイン人だが、本人は英国生まれの英国育ち。師匠であるHUGH譲りのなかなか上手い教え方だと思う。と言うか、いろんな文例をしゃべりながら同時にひっきりなしに板書もする。ので、こちらも目と耳と手と口を総動員で息を抜く暇もないのだ。
でも、次々に示される例文は本当にライブ感覚にあふれるもので、一言も聞き逃したくない、という気にさせてくれる。例えば朝会ったときの挨拶の例:
"How is it going?"
"Not bad, thanks. And yourself?"
"Year, same here."
こういった軽やかなリズムでサクサクと会話ができれば、さぞかし気分が良いだろうなあ、と思わせる。
そんな調子で授業が終わった後、Piccadilly Circus近くの土産物店Vinmagへ壁に貼るポスターを探しに行った。常時数十枚のポスターがページめくりのように展示してあるので、いろいろ見て結局The Beatlesのポスター(4.99ポンド)を選び、入口のレジに向かおうとした。
その瞬間だった、前方でこちら向きに立っていた客とモロに目が合ったのは。距離は3メートルくらい。あれ、見たことのある人だなと思ったのが多分0.2~0.3秒、それから、アッ!と思ったのと、それがRon Woodだと認識したのがほぼ同時だった。
Oh, my God! The Beatlesのポスターを手にして(もっとも丸めているので何かはわからないはずだが)The Rolling StonesのRonに会うとは!!何と言う妙な状況だろうか?
以上、全部で1秒くらいの出来事。英国人は他人のプライバシーをとことん尊重する国民だから、自分もそれにならって相手が誰だろうとじろじろ見つめたりはしないし、やけに若い女性の連れと一緒だってことも一瞬網膜に映ったが、すぐに目をそらしたのだ。
そっと視線を巡らせても店内にいた他の客の誰一人として彼を見てはいない(単に気付かなかったからなのかどうかは一切不明だが)。そんなわけで、何もなかったような普通の態度で支払をして店を出た。
しかし、さすがに驚きの感覚はその後しばらくの間、心を波立たせていた。そこは人通りの多い道路から少し奥まった所にある店だったのだが、人混みに戻るとすぐにもう今のことは思い出に変わっていた。後から考えると、もしあれがKeith Richardsだったら心臓が止まるほど強烈な驚きだったかも知れない。さらにもしMick Jaggerだったら??それは想像もできない。だけれども、それはRon Woodが他の二人に比べて役者が下だと言う意味ではもちろんない。共に1960年代に誕生したThe Rolling Stones、The FacesというBritish Rockを代表するバンドの歴代最高の技巧派リードギタリストとして大スターであることは疑いないし、いやそれだからこそ、ここは彼らもまた普通に生活しているLondonなんだ、と強く印象づけられた出来事だった。
夕食は玉ねぎバージョン回鍋肉とストック切れのためきゅうり抜きのサラダ

00時45分就寝。
- 2011/09/24(土) 23:50:51|
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