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定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2009年9月22日(火) 「世界の果て」に行く

7時20分起床。晴のち曇。最高気温21℃。

今日は授業なし。昼から外出。いつも気になっていたのだが、328番のバスの行き先は"World's End"(世界の果て)。一度、世界の果てに行ってみたいと思っていたが、今日こそそれを実行に移すことにした。

328番のバスルートを確認するとNorthern lineのGolders Green駅前を出発してFinchley Road、West End Laneを通りWest Hampstead Station、それから我がフラットの前を通ってAbbey Roadの直前で西へ曲がり、Bakerloo lineのKilburn Park Station、さらにはHammersmith & City lineのWestbourne Park Station、Central lineやCircle lineの交差するNotting Hill Gate Stationを経てHigh Street Kensington Station、Earl's Court Station、そして終点のWorld's Endへ達する。つまりロンドン中心部の西側をほぼ北から南へさまざまなtubeの路線の駅をかがり合わせるように走っていることがわかる。

ロンドンはtubeよりバスでの移動が圧倒的に楽しい、と思う。2階席の最前列に座れば走って行く街の様子がよくわかる。 渋滞さえ楽しむ心と時間の余裕を持っていれば・・・。

1時間くらいでWorld's Endに着いたがここまで来る乗客は少ない。降りて見渡しても何の変哲もない街並でいささか拍子抜け。(後でこの地名の由来をインターネットで調べると、ここにそういう名前のパブがあったことによる?らしい。ではそのパブの名前の由来は?わからなかった。)

ここでゆっくりしていても仕方ないのでSloane Square方面行きのバスで東へ向かう。Cadogan Hallで前売チケットを手に入れるのが本来の目的なのだ。

一つは、12月10日のRalph McTell。半年毎にここでコンサートを開いているようだ。6月に初めて聴きに行ったが、ぜひもう一度聴きたいと思ったので。

もう一つは、来年1月29日のTom Paxton。1960年代に始まったアメリカのフォークムーブメントで活躍したシンガーソングライターの一人だが、現在に至るまで多くの名作を作り続け、一時ロンドンに住んでいたこともあるアメリカ人で、1986年と1991年に来日公演を行っている。その頃は東京に住んでいたので、どちらの公演も聴きに行っている。もう日本に来ることはないだろうから、この機会にもう一度聴いておきたいと思ったので。

それからOxford Circusまで移動して1月半ぶりにKamiyuiで散髪。

Marks & Spencerで食料品を少し買って帰る。

夕食は青椒肉絲 CookDoを使えばとても簡単
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00時20分就寝。
  1. 2011/09/22(木) 23:47:17|
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oldstudentinlondon

Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

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