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定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2009年9月17日(木) 豚肉か牛肉か

7時起床。薄曇のち曇。最高気温17℃。

バッキンガム宮殿の夏期特別公開が7月下旬から10月初旬まで行われているので、内部を見学する良い機会だと思いチケットをオンラインで購入した。選んだ入場日時は9月26日10時45分である。価格は38.95ポンド(約5,500円)、これは2人分であるが結構高い。英国王室は日本の皇室と違って基本的に独立採算なので(政府から補助は受けているが)、いろんなことをして収入を得なければならないのだ。エリザベス女王が毎年スコットランドで過ごされる時期を一般公開に当てているというわけだ。

今日はMobileのTop Up(プリペイド携帯電話の通話時間の追加購入)にTottenham Court RoadのCarphone Warehouseまで行く。Top Upは加入している電話会社Talk-Mobileのサインが出ているところならどこのニュースエージェント(新聞、雑貨、食品等を扱う小売商店で早朝から深夜まで開いている)でも可能であるが、つい最初に購入した店まで行ってしまう。ここだと何か特典があるわけでも何でもないのだが・・・。

それから遅目のランチには陽光スーパーの豚まん(Pork Dumpling)。6月に親愛なる中国人クラスメートに教えてもらって以来、ここのこれはすっかりお気に入りになってしまった。

ちなみに日本でも関東では"豚まん"ではなく"肉まん"というらしい。関西では肉と言えば普通牛肉のことを指すので、肉まんだと牛肉入りの意味になってしまうのだが・・・。思えば30歳を過ぎた頃に大阪から東京へ転勤になって知ったのは、東京ではすき焼きが豚肉だったり、カレーライスに豚肉が入っていたり、ランチに焼肉定食を頼んだら豚肉の焼肉だったり、強烈なカルチャーショックを受けたことを思い出す。鰻のさばき方や焼き方が違うというレベルではなく、まったく別物なんだから。そう言えば大阪で鰻のことを"まむし"というのも関東では想像できないだろうな。

さらにJapan Centreで秋田こまち、焼肉のたれ、CookDoシリーズ、ごはん茶わん等を購入。毎週木曜には日本人向けフリーペーパー(週刊のタブロイド紙)である"ニュースダイジェスト"と"週刊ジャーニー"が店頭に置かれるので、木曜にはたいてい来るようにしている。早い場合は土曜にはもうなくなっていることもあるのだ。

夕食は回鍋肉 CookDoを使って豚肉、玉ねぎ、レタスを炒め合わせる簡単料理 
0917D_convert_20110917125747.jpg
本来は豚肉とキャベツで作るものだが、当地のキャベツは主として煮物用なのか日本のものと違ってやたら分厚くて硬く、炒めても全然柔らかくならないので玉ねぎで作ってみたら美味しかった。レタスだけではちょっと頼りない。


00時15分就寝。
  1. 2011/09/17(土) 23:06:52|
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Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

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