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定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2009年9月16日(水) 新しい友人と出会う

7時起床。曇ったり晴れたり。最高気温20℃。

新学期前の休暇中とは言え今週からCultural Programmeが再開する。月~金のLunchtime Lectureと木曜日&土曜日(または日曜日)のWalking Tourである。

水曜日は人気の高いHughが"The English you don't learn in your course book"(教科書では習わない英語)というタイトルで今日から8回の講義を行うため、12時過ぎに出かける。ところが教室に行くと急用のためキャンセルになっており、代わりにRegによる"Things to do and Places to go"(するべきこと、行くべきところ)というWalking Tourの予告編のような講義があった。

その講義の中でもDr.Samuel Johnsonの言葉"When a man is tired of London, he is tired of life. For there is more in London than life can afford."(ロンドンに飽きた者は人生に飽きた者だ。ロンドンには人生が与えうる以上のものがあるのだから。)が引用されていたが、これまでに20回以上Walking Tourに参加して、本当にこの言葉が真実であると思う。有名な観光地でも行くたびに毎回新たな発見があることは何度も経験しているし、観光地でなくても素晴らしいところは限りなくあるのだから。

講義の後、ICCオフィスに寄って郵便小包を受領。ついにコンサーティーナが届いたのだ。このとき先客として9月スタートの新入生が二人いたので深野さんを交えていろいろ話をした。二人とも現役学生ではなく社会人経験者で、一人は京都の大学を出て社会人をした後、ロンドンにミュージカルの勉強に来たSACHIKO、もう一人は九州でメディア関係の仕事を経てロンドンに来たATSUKOと言う。

昨年の9月生だったSEIさんとKOHTAが相次いで帰国して社会人の話し相手がいなくなった後だったこともあって、たいへん話が弾んでしまい気が付いたら2時間以上も経っていた。出身地の近いところでは、大阪出身のTAKASHIもいるが、異郷で京都同士というのはやはり話の弾み方も違うものだ。いや、それよりもまったく分野の違う仕事を通じてさえ、イベントや場所や人間関係で共通点がいっぱい出て来るのは嬉しいものだ。不思議なことに初対面にも関わらず既に旧知の間柄のような気がして、10日後に予定しているホームパーティ(食事会)にぜひ二人を招待しようと思った。

夕食は薄切り豚肉のしょうが焼きおよびレタス/キュウリ/トマトのサラダ
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00時15分就寝。
  1. 2011/09/16(金) 23:04:37|
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Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

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