fc2ブログ

定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2009年9月6日(日) Moseley Folk Festival

7時35分起床。曇。最高気温20℃。

8月のWhitby Folk Weekでは出演者をほとんど知らなかったのが幸いして先入観なく気楽に楽しむことができたのだが、それと対照的に今回のFestivalでは見たい出演者が決まっているため、早く行ってできるだけたくさん見ようという気にならない。

そんなことで出かけたのはもう11時半近くだった。バスとtubeでEustonへ行き、12時18分発の列車でBirminghamへ向かった。

列車の発車時刻と出発プラットフォームの表示 4つ目のBirmingham New Streetで降りる
0906TRAINTIME_convert_20110906091206.jpg

赤と黄色の彩色が目立つVirgin Train(バージントレイン)
0906TRAIN_convert_20110906091140.jpg

車内に持ち込んだランチ まさに英国風である
0906L_convert_20110906090229.jpg

1時間25分ほどでバーミンガム駅に到着
0906BIRMINGHAMSTATION_convert_20110906085532.jpg

バーミンガム市の中心部 人口は英国第2位の大都市である
0906CITYCENTRE_convert_20110906085825.jpg

モダンなデザインのビルが見える
0906BLDG_convert_20110906085558.jpg

駅前にバス停がいっぱいあってどこから乗るのかわからないのでTourist Informationで行き方を聞く。ついでにワンデーパス(3ポンド)を買う。
これがバス停 なかなかしっかりした造りである。
0906BUSSTOP_convert_20110906085635.jpg

約20分でMoseleyに到着。帰りの50番のバス停の場所を確認 
0906BUSROUTE_convert_20110906085618.jpg

バスは深夜まで走っていることがわかった これならまったく心配はない
0906BUSTIME_convert_20110906085657.jpg

Moseleyの町の中心部
0906MOSELEYTOWNCENTRE_convert_20110906090626.jpg

会場へ通じる細道への入口にフェスティバルの旗がひらめいている これがなければ通り過ぎてもわからないくらい狭い道だ 
0906FLAG_convert_20110906085952.jpg

右手に隠れているのがチケット売り場 
そしてフェスティバル会場への入口では手荷物チェック よく見ると英語が妙に丁寧というか低姿勢というか? 曰く「申し訳ありませんが、アルコール(飲料)およびガラス(ビン入飲料)は会場内に持ち込むことはできません。所持品検査を受けられることになっても、どうか気分を悪くしないで下さいね!」 
0906CHECKGATE_convert_20110906085804.jpg

森の中?を歩いて行く
0906FOREST_convert_20110906090015.jpg

何かよその家の通用口へ向かっているような・・・
0906APPROACH_convert_20110906085445.jpg

ここでプログラムを売っていた
0906TICKETSHOP_convert_20110906091116.jpg

プログラムは5ポンド
0906MOSELEYBROCHURE_convert_20110906090522.jpg

今日の最後の三つがお目当て
0906MOSELEYPROGRAMME_convert_20110906093143.jpg

最後にもう一度チケットのチェックポイント
0906TICKETCHECK_convert_20110906091028.jpg

チケットはこれ 腕に巻いたチケットを見せればいつでも入場、再入場ができる
0906WRISTBAND_convert_20110906091301.jpg

やっと会場に到着 聴衆でぎっしり キャンプ用のイス持参の人が多いようだ
0906AUDIENCE_convert_20110906085505.jpg

フェスティバル本部の場所にはテント 町内運動会のようだ
0906FRONTTENT_convert_20110906090036.jpg

救護所も完備
0906FIRSTAID_convert_20110906085935.jpg

マッサージコーナー?
0906HEALING_convert_20110906090122.jpg

迷子案内
0906LOSTCHILDREN_convert_20110907000330.jpg

Whitbyの聴衆は圧倒的に高齢者が多かったが、ここは家族連れが多い そのためか随分全体の雰囲気が異なる。

手回し式メリーゴーラウンド!
0906MERRYGOROUND_convert_20110906090446.jpg

手作りの洋服やらアクセサリーやらいろんな店が並んでいる
0906SHOPS_convert_20110906090758.jpg

手作りのギター?なんかも売られている
0906HANDMADEINST_convert_20110906090100.jpg

レコード(Vinyl)漁りは楽しい CDやDVDだと老人の目には小さすぎてタイトル等が読めない!
0906LPSHOP_convert_20110906090346.jpg

フェースペインティングも大人気
0906FACEPAINT_convert_20110906085903.jpg

インドカレーは今や国民食の一つである?
0906CURRY_convert_20110906085845.jpg

ソーセージも屋台の定番
0906SAUSAGE_convert_20110906090734.jpg

アイスクリームも野外イベントには欠かせない
0906ICECREAM_convert_20110906090201.jpg

おっさん3人が横並びでビールを飲んでいる 持込みはダメだが、会場内でちゃんと売っている
0906THREEMEN_convert_20110906091005.jpg

メインステージを真剣に見つめる聴衆
0906WATCHINGMAINSTAGE_convert_20110906091232.jpg

メインステージ
0906MAINSTAGE_convert_20110906090415.jpg

サブステージはメインステージのすぐ横 交互に使うことでセッティング時間を節約するのが目的
0906AUDIENCE_convert_20110906085505.jpg

これがサブステージ
0906SUBSTAGE_convert_20110906090824.jpg

SwarbrickとCarthyのステージが始まった
0906SWAB1_convert_20110906090848.jpg

Martin Carthy(マーティン・カーシー)=1965年のアルバムデビュー以来英国伝承音楽界の第一線で活動してきたギタリスト、シンガー 
Dave Swarbrick(デイブ・スウォーブリック)=10代の頃から印刷工として働きながら、多くの著名ミュージシャンのツアーに参加。
1960年代初めにThe Ian Campbell Folk Group、1969年にはFairport Conventionのメンバーとなる。  
二人の共演はCarthyのデビューアルバム以来、SwarbrickのFairport時代を除いてずっと続いて来た。 
0906CARTHYUP_convert_20110906085740.jpg

Dave Swarbrick 1995年に大阪のライブハウスMuse Hallで二人の公演があった。その後肺気腫で健康を害し死亡記事まで出回ったが、両肺移植で復活した。しかし若い頃と比べて別人かと思うほど肥満体になった。2006年から二人のコンビで演奏活動を再開している。 
0906SWABCLOSEUP_convert_20110906090915.jpg

ブリティッシュフォークフィドルに関して、文句なしに最高の奏者だと思っている。フィドル音楽に強く興味を持ったのも彼の演奏を通じてなのだ。今回、ここへ来たのも彼の演奏を見ることが目的だった。

さすがに大御所の演奏なので前方は熱心に聴く聴衆でいっぱい
0906SWABUP_convert_20110906090941.jpg

Cara Dillon(カーラ・ディロン)=14歳のときにアイルランドの伝承音楽ボーカル部門の最高賞を受賞した神童 その後バンド活動を経てソロ歌手に 双子の母となった今もアイルランド最高の女性シンガーとして人気を維持している
0906CARA_convert_20110906085717.jpg

Jethro Tull(ジェスロ・タル)=このフルートとボーカル担当のIan Anderson(イアン・アンダーソン)を中心に1968年にプログレッシブロックバンドとしてデビュー Led ZeppelinやThe Rolling Stonesと並ぶベストライブバンドとして一世を風靡した 失礼ながらまだ活動していたとは知らなかった。生の演奏を見るのは1974年の大阪公演以来だ。しかしフォークフェスティバルで再会するのも妙?
0906IAN_convert_20110906090142.jpg

22時30分頃の町の中心部 夜も更けて人通り少なし 月明かり(と街灯)で結構明るい
0906NIGHTTOWN_convert_20110906090654.jpg

明朝早くロンドンに帰って授業に出ようと思ったので駅前のホテルHoliday Innに泊まることにした。Jethro Tullを最後まで聞かずに出て来たのだが、バスは時刻通りだったので無事ホテルに戻る。


00時10分就寝。
  1. 2011/09/06(火) 23:29:24|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<2009年9月7日(月) フェスティバルの印象 | ホーム | 2009年9月5日(土) 明日はバーミンガムへ>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://oldstudentlondon.blog40.fc2.com/tb.php/156-03f83bbb
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

oldstudentinlondon

Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

本ブログの最初の記事 (1)
未分類 (352)

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード