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定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2009年9月4日(金) 初めて小切手を使う

7時00分起床。快晴のち曇。最高気温19℃。

Lloydsで口座を開く際にDebit CardとともにCheque Book(小切手帳)も申し込んでおいた。とは言え、小切手は個人的に使ったことはないし恐らく使うこともないだろうと思っていた。まあ、記念に!というくらいの気持ちだったのだが・・・。
しかし、実際に使う時が来たのだ。ついにBirminghamのBarleycornにConcertinaの注文を出してしまい、その支払にはクレジットカードは不可でPayPalまたは小切手をという指定だったのだ。

とは言え、送られてきた小切手帳には、書き方の見本、などという説明も何もついていないので、ICCオフィスの深野さんに教えてもらうことにした。数字で書くところは問題ないのだが、それを但し書きで言葉で書かないといけないのだ。??300と書いたうえに別の欄にThree Hundred pound onlyとか書くわけである。 使い慣れていれば何と言うこともないのだろうが、生まれて初めて書くのは緊張する。

まあ、そうして作った小切手をPost OfficeからRecorded Mail(記録便、まあ簡易書留みたいなものか?)で郵送した。1.14ポンド(約160円)だった。

ところがタイミングの悪いことにと言うか、ずっと梨のつぶてだったLondon Fiddle SchoolのPeteからメールがあり、しばらくメールが読めない場所にいたので返信が遅れたが、近くロンドンへ戻るのでぜひ来訪を!とのメッセージ。

フィドルにはずっと興味があって習いたいと思い続けて来たが、Whitby以来コンサーティーナの音色に魅せられ、こっちにしようと決めたばかりなのに・・・

帰りにJapan Centreへ寄って薄切りビーフ、豆腐、秋田こまち等を買う。

夕食はすき焼きに再度挑戦。
もっともすき焼きという料理はほとんどテクニックを要するところはなく、材料を用意して味付けさえ大幅に間違えなければ鍋の中で自然にでき上がって行くものなので、楽と言えば楽である。
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日本でいつも作るのと何ら変わりはない
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ところで、英国では卵を生で食べる習慣はないため、サルモネラ汚染の危険性があるという話だ。どうせ加熱するから問題はないということだろう。それでもマヨネーズとか菓子の原料には生卵が使われているはずなので本当に大丈夫かな?と思う。しかしロンドンはヨーロッパの中でも在留日本人の多い町の一つであり日本料理店やJapan Centreのような日本食品店には生食安全保証の卵が用意されているからさすがである。ただし、個人的には昔からすき焼きに生卵を使わないので元々心配はない。

食後、これまでに撮り貯めた写真の整理を試みた。5月にKOHTAと初対面の際、こちらのほとんどの学生がやっているFacebook(フェイスブック)に参加するよう誘われ、その日のうちに加入したのだが、その後実際にはほとんど活用していなかった。しかしKOHTAも日本に帰るし、こちらにいるクラスメート達とも互いの現況を知らせ合うには非常に有効なツールであるということは遅まきながら十分に理解できたので、もう少し積極的に写真やコメントをアップしようと考えたのだ。

しかしデジカメってのは、フィルムの時代のようにあと何枚?とかまったく気にすることもなく、どんどん撮って行くものだから4月から既に5000枚近く溜っていた。毎日30~40枚のペースで撮っていることになる。
作業を始めるとなかなか止められなくなり、結局朝の4時頃までかかってしまった。まあ、この時点で一度整理する機会を作っておいて良かったのかも知れない。

4時00分就寝。
  1. 2011/09/04(日) 23:27:00|
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Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

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