7時00分起床。 今朝も快晴。
これまで数度ロンドンに来ていながら、British Museum(大英博物館)に行ったのはただ一度だけ、それも1時間程度だったと思う。他の多くのロンドンの博物館、美術館と同様、入場料は無料であり、しかも今回は短期旅行ではなく滞在なので、時間のあるときにちょっと寄ってみるという贅沢ができるのだ。
9時30分のバスでTottenham Court Roadまで行く。日曜で交通量も少なく20分くらいで到着。British Museumはここから歩いてすぐのところにある。


展示物数の膨大さに正比例して、内部空間の広さも半端ではない。入場無料だとは言っても、ほとんど(いや半数強くらい)の人が寄付というかたちで入口のビンに何がしかのお金を入れて行く。そう、寄付金は大英博物館の重要な運営資金の一部になるのだ。建物の外観は古そうに見えるが内部はむしろモダンな印象を受ける。
入口で館内地図(Floor Plans)をもらって、全体像を把握するため地図で現在地確認をしながら歩き回ってみる。
間もなくGallery Cafeを見つけたので、早目のランチにする。
今から30年近く前に初めて行ったNew YorkのMOMA(Museum of Modern Arts: 近代美術館、ただし当時は移転前)のカフェがものすごく印象深くて、それ以来美術館、博物館に行くとカフェで食事するのを常としている。
ピザとトマトスープで7.15ポンド(約1,000円)。

食後最上階へ向かう。三菱商事が単独スポンサーになって昨年日本ギャラリーがオープンしたのだ。どんな展示なのか、興味津々!
一番北奥の狭い階段を上りきると、そこが日本ギャラリー。"From prehistory to the present"とはまた大きく出たもんだ。室内は照明がかなり暗目でシャープな写真が撮れない。仏像、刀剣、絵画、陶磁器等が展示してある。国宝という説明書きがあっても実はレプリカである(もちろん表示あり)。prehistoryと言っても年譜と日本地図で文字で説明してあるだけで、すべての時代の展示物が網羅的に用意されているわけではない。



茶室も設えてあるが、ちょっとチャチな感じが否めない。"わびさび"の神髄はシンプルさにあるが、決して安物と同義ではない。いやいやあまり近寄れないのでよくわからないが、本当は立派なものなのかも知れない・・・。

それでもそれなりに日本の雰囲気は味わえると思う。本物を見たければぜひ日本に、京都に来てくれ!というわけである。
4時間余りを過ごした後、今日もまた大学のライブラリーへ。というとすごく勉強熱心な学生みたいだが、メールとインターネットのチェックが主目的である。途中で日本ではもはやあまり見ないLOTUS ELANが駐車していた。黄色ですごく目を惹く。

今週末は特定のラインの地下鉄が休止しているので、動いているラインからの乗り換え通路の入口は板で強引に封鎖してある。美意識(デリカシー)に欠けると思うが、休止の理由は2012年のオリンピックに備えた駅や線路の補修工事のためらしい。おかげで思わぬ遠回りを強いられることがある。


夕食は11日間でもう3回目となるが、Kings Cross駅で途中下車してCHOP CHOPへ。焼そばと中国茶で4.4ポンド(約600円)。

20時20分帰宅、23時30分就寝。
- 2011/05/03(火) 06:50:16|
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