6時35分起床。曇のち大雨。最高気温24℃。
今日の授業は喜劇、と言ってもイギリス式の毒のある喜劇である。
題材は"Monty Python"と"The Full Monty"。言葉、特に北イングランド方言や英語のイディオムが重要なファクターとなっている。従ってそれらにあまりなじみのない者にとってわかりにくさがつきまとう。もちろん言葉が100パーセント理解できないとついて行けない、わけではなくて、映像や登場人物達のアクション、語調等から伝わるものは多く、ストーリーはかなりわかる。逆にもしすべて標準語(BBC English)に直して演じられても面白さや味わいは大きく損なわれることであろう。
いずれにせよ、年齢、出身地、階級、教育、職業、などの設定次第でこれほど話す言葉が違うのは(多少誇張があるには違いないが)驚きであり、発見である。長寿を誇るテレビドラマの中にはこういった方言を売り物、ではないだろうがうまく使って全国規模で人気を得ているものがある。しかもその内容、と言うか舞台設定や決まり文句が、イギリス人との日常会話でもさりげなく使われていることに改めて気付かされる。
ランチは学食でフィッシュアンドチップス 3.35ポンド(約500円)。
13時からのLunch time lectureは"Media in the UK"というタイトルで、BBCの元ドキュメンタリー部門のプロデューサーであるMaxine Ostwald氏による新聞、テレビ、ラジオの主な媒体についての紹介があった。
テレビは日本のNHKのような公共放送(視聴料によって運営されているためコマーシャルはない)であるBBCが1~4の4チャンネル、民間放送であるITVが同じく4チャンネル、他にChannel 4、FIVE、SKY、Virgin、Living、等々。
ラジオはこれまたBBCが11チャンネル(1~4、5が二つ、6、7、Extra、Asian Network、World Service)民間放送は音楽専門局、スポーツ専門局に加えて地域放送、Hospital Radio、Student Radioなんて言うのもある。
新聞については大判の高級紙、タブロイド版の大衆紙、それらの中間層を対象とするもの、フリーペーパー、オンラインニュースに分けられる。
それぞれの歴史、政治的立場(左派、右派、中間)、内容などについての概要を知ることができた。
実際にテレビを見ていて感じるのは、娯楽番組やドラマもあるにはあるが、かなり対象を絞り込んで制作されたドキュメンタリーや音楽、旅行、歴史など、そのテーマに興味があれば本当に面白くて見応えのある番組が多いと言うことである。日本のようにどのチャンネルを見ても似たり寄ったりでうんざりするということがないのは羨ましい限り。
AMEXから電話があり昨日のArgosの件で報告を受けた。AMEXからArgosに確認したところ、Argosから当方に確認の電話をした際にSecurityに関する質問に答えてもらえなかったのでストップしてしまっている、ということだそうで、そうなるとAMEXがストップしていると言う当方への説明とつじつまが合わない。これはもう注文し直すのは止めた方が良い、と結論する。
14時15分からのWalking Tourにも参加した。テーマは"The Sinful City: London's pulsating centre"(罪深き街:ロンドンでもっともわくわくする場所)。
スタートはCarnaby Street(カーナビーストリート)

Swinging Londonと呼ばれた1950/60年代の音楽、美術、ファッションの発信地だった場所。今でも十分にその名残があってカラフルでファッショナブルな店が軒を連ねている。
突き当りはLiberty

60年代を想起させるようなウォールアート

歴史のありそうなパブ(当然例外なくすべてのパブに歴史はあるが)

今は使われていないポンプがオブジェとして残されている(人がもたれているところ)

アダルトビデオのショップ

のぞきストリップショーの店

説明を受けている真横のビルに緑のプラークが見える

ここはブリティッシュロックンロールおよびポピュラー音楽産業誕生の地

中華街の入口

Leicester Square Gardens(レスタースクエアガーデン) 難読地名である


シルベスタースタローンの手形

ユニークな外観のビル(現在はホテル)

ミュージカル等のディスカウントチケット即売所

ビルの谷間の小道

ロンドンらしいガス灯だが現在は電気灯になっている

ビルを貫く通路

看板に見える古英語

SOHOの中心

一見乱雑だが居心地の良さそうなカフェ通り

初めてこの表示を見た時はドキッとしたブランド名 もちろんアサヒビールとは無関係

一筋入ると人気のない小道

Piccadilly Circusにほど近い教会


ビルの壁面に何やら青いプラーク

少年時代のCharles Dickensが働いていたところだそうだ

Agar Streetと言うことは寒天通りだ

Piccadilly Circusで解散となったので、Japan Centreに立ち寄り中華ドレッシング、わさび茶漬け、トンカツソース等を買う。
夕食は残り物で 冷凍しておいたのを焼き直して

ベッドに入って眠ろうとした瞬間に今日がCVとCovering Letterの宿題締切であることを思い出し、起き直して仕上げ、メールする。
00時30分就寝
- 2011/08/11(木) 14:31:23|
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