fc2ブログ

定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2009年8月3日(月) 新コーススタート

6時30分起床。ほぼ快晴。最高気温22℃。

新しいクラスが始まる。新しいクラスメート、新しい講師、新しいテーマ、期待と不安が入り交じる。しかもこれまでの英語学習をメイン目的とするクラスとは大きく異なり、英語を通じた実際的な授業なのである。
今月のクラスのタイトルは"English for Film and TV"。もともと映画(科学映画)の世界で働きたいと思っていたこともあったくらいなので映像関係なら映画もテレビもとても興味がある。

コースの説明には、戦後英国映画・テレビの主要作品、映画・テレビ制作、映画・テレビのマーケティングと配給、大手プロダクションによらない革新的作品、映画理論と批評、欧州・米国・その他世界各国の作品、と面白そうなテーマが並んでいる。

教室も今までと違いRegent校舎の東北部分にあたる昼でも日当りが少なくてどちらかと言えば薄暗い部屋だ。映画を見るにはちょうど良いかも・・・

受講者総数は12名で、ICCの日本人3名の他は、フランス、イタリア、スペイン、カナダ、ドミニカで3分の2は女性である。3週間の短期コースなので学生より社会人が多く、しかも本職の俳優、映画制作関係者も交じっている。なかなか手強そうな感じ。

本日は講師によるオリエンテーションだが、講師はHARRYという本学の卒業生でドキュメンタリー映画制作に携わっている客員講師。毎年この時期にこのコースだけを受け持っているとのことだが、今年は昨年までの4週間から3週間に短縮されたのでなかなか時間配分に苦労しているらしい。予定テーマとしては、現代英国映画の歴史とリアリズム、ハリウッド映画と芸術映画の比較言語分析、英国映画とその固有性表現、映画制作の実際、とある。

毎回DVDで映画の一部または全部を鑑賞した後、全員で討議するという形式で進めるらしい。果たしてうまく参加できるのか不安。

ということで、今日は短編を数編鑑賞したが、今イチわからない。まあ、わかるわからないではなく、何を感じるかが大切ではあるが・・・

さらに今日は少し変則カリキュラムで、11時からGeneral Englishのイントロとクラス分けがあったため、教室を移動してGORDONのクラスを受講。

ランチは学内カフェで焼そば。3.35ポンド(約500円)。=写真なし

13時からはREGによるLunch time Lecture"An Introduction to London"というロンドン紹介の講義。

ここ数日少し風邪気味のため6月に害虫にやられて受診して以来となるNippon Clubへ電話すると今日空いているとのことなので、15時30分に予約。

診察の後、薬を3種類もらう。病院へ行くときはJubilee LineのSt. John's Woodから徒歩5分だが、帰りは少し先のAbbey Roadまで歩いて139番のバスで帰る。
0803ABBEYROAD_convert_20110810000326.jpg
いつ来ても横断歩道を4人で渡るファンが絶えないところだ。

0803ABBEYROADBUSSTOP_convert_20110810000345.jpg

このときOrbixから電話があり、明日製品一式を13時必着で届けるということなので、ICCオフィスの住所を伝える(フラットでは昼間受け取れないため)。

帰宅後、昨日までに揃えた食材を用い、日曜日のパーティに備えて天ぷらの試作。エビ、サツマイモ、ピーマン、さやえんどう、玉ねぎ、アスパラガス・・・電気コンロの火力がやけに強いので油温の調節に要注意。でもだいたいうまくできた(と思う)。残念ながら写真は撮り忘れ。

23時10分就寝。
  1. 2011/08/09(火) 15:08:31|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<2009年8月4日(火) 映像イメージとその意図について学習する | ホーム | 2009年8月2日(日) 今日もいろいろ買い出し>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://oldstudentlondon.blog40.fc2.com/tb.php/122-a7be4cf3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

oldstudentinlondon

Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

本ブログの最初の記事 (1)
未分類 (352)

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード