6時30分起床。雨一時曇。最高気温22℃。
今日は、昨日National Galleryで見て調べた絵画についての発表である。
結局、その精密な描写に強い感銘を受けたCanalettoの"The Battle of San Romano"を題材に選んだ。
まるで写真のような隅々までの細密な描き込みに特徴があるが、絵に近づいてよく見ると遠景の建物の窓という窓に並んだ観衆の顔にはかなりの省略が見られる。つまり適当に流して描いてあるのがわかる。そこがかつて学生時代に細胞学実験で格闘した顕微鏡のスケッチとは違うところだ。端っこの方だからとちょっとでも手を抜こうものなら、たちまちゴム印で「粗雑!」と押されてしまうのだから・・・。別注なのかしらね、あのゴム印は?とうとう聞くのを忘れたけど。
さて、発表は座っている席順に行われた。このクラスには約12名の学生がいて、3分の2ほどがHong Kong Chineseなのだが、彼らは一種の交換留学で7月だけ来ている。聞いてみると、香港にある同じ学校から毎年準カリキュラムとして送り込まれているのだ。彼らの平均像は、年齢が18~20歳くらいで、とにかく英語はうまい。香港は1999年まで英統治下にあったのだから、まあそれはわかる。従って英語力を向上させるというのは、彼らの第一目標ではないようだ。
日本人の学生にも多額の費用を使ってアメリカ、カナダ、オーストラリアその他に語学留学していながら結局は日本人同士で固まって、観光中心で遊んで来ただけというケースもあるそうだけれど、少しそれに似た傾向が見られる。もちろん一部の学生に限るが平気で1~2時間は授業に遅れて来るし、来たら来たでどうどうとサンドイッチやらジュースやらをテーブルに出して朝食を食べ始めたりする。我々古い?人間からすると、とても正視のできない想像を超える感覚であるが、それでも英語の授業に出て既に我々より明らかに英語がうまいのだから、文句を言う筋合いではないのかも知れない。
しかし、今日はみんな順番に熱心に発表した。やはり講義を聞くよりも自ら発言する方がテンションは上がるのだ。
選ばれた題材は、ボッティチェリ、カラヴァッジョ、ヴェラスケス、ゲインズバラ、スーラ、ルノワール、とさまざまである。自分ではあまり好まない画家の作品でも人が話すのを聞くのは、選んだ人の個性も出るし、視点が違っていて面白いものだ。これらの中で自分の趣味にも合うのはスーラくらいだが。
ランチはSubwayでサンドイッチをテークアウェイ =写真なし 2.79ポンド(約400円)。
ライブラリー内のLAN環境で自分のPCを使ってメールを確認しようと思ったら、意図せずに設定が変わってしまっていたようで受信ができない。こういうときは間髪を入れず、すぐ近くのRegent StreetにあるApple StoreのGenius Barに予約を入れて調べてもらうことにする。ところが14時40分の予約に間に合うようにApple Storeに着いてPCをスタンバイしておこうと立ち上げたところ、何としたことかちゃんと受信ができたのだ。予約をキャンセルして大学に戻り、再度試してみると・・・受信できない!そこでまたもやApple Storeに行ってGeniusを予約。しかし今日はもう混んでいて24日になった。
Bank Letterを手に入れることができたので、Regent StreetのLloydsへ行って口座を開こうと思った。ところが個人認証のために必須のパスポートを持って来るのを忘れていた。今日は何か調子が外れているようだ。
帰途、Finchley Roadで下車してLTPSに立ち寄り、Landlordのサイン済みの正式契約書を受領。
19時帰宅。
荷物を置いてから、手ぶらでHomebaseまで買物へ。テレビのアンテナケーブルが短かかったので延長ケーブルを買いに。それとテーブルを動かすときに床を傷つけないよう脚に貼り付けるフェルトパッドも買った。
さらに向かいのSainsbury'sまでトイレットロールを買いに行き、目に留まった28cmのフライパンも買った。これは8.24ポンド(約1,200円)と廉価だった。
夕食はThai Red Chicken Curry & Sticky Rice 今イチの2.5点


23時30分就寝。
- 2011/07/21(木) 13:25:49|
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