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定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2009年12月31日(木) ニュー・イヤーズ・イブ

8時45分起床。曇。気温4~1℃。

60年を超える人生でもベスト5には入るであろう大きな転換点を通過した2009年が終わる。まだ継続中なのでその成果をどうこう言える段階ではないが、劇的な環境変化の割にはたいしたストレスもなく、むしろ当然の成り行きであるかのように移行できたことには満足している。小中学校時代に引っ越しによる何度かの転校後、すぐに友達ができたことで新環境にうまく溶け込めたのと同じ幸運に恵まれたからだと思う。TAKASHI、AMIを始めとするクラスメート達に改めて感謝!

さて、New Year's Eve(大晦日)の街の様子はどうなんだろうか?・・・実は(1年で最大のイベントである)クリスマスが終わったばかりで、今更特別な感じは何もないというのが現実である。

Jubilee lineでGreen Parkまで行ってPiccadilly Circusまで歩く。Lillywhitesという大型スポーツ用品店で防寒用のヘッドバンドを探す。登山用品売場にはなく、テニス用のものが1種類だけあったのでそれにする。わずか2ポンドだった。

Lillywhitesはエロス像の広場のすぐ南側にあるビル全体がショップである(注:6月撮影)
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次にJapan Centreに寄って新年パーティで作る雑煮用の里芋を買う。

今日はLondon Film Festival 2009のClosing Night Gala(終夜祭)を飾った"Nowhere Boy"のロードショーをVUE Finchley Road(シネコンチェーン)で観る。大型スーパーのSainsbury'sも入っているFinchley Road沿いのO2というショッピングビルの1st Floor(2階)にあるのだが、これまで一度も入る機会がなかった。チケットは入口に並んだ自動販売機で観たい映画、日時、席種、枚数を選び、座席もタッチ画面で選択できる。しかし大晦日だからかどうかはわからないが、ガラガラだった。

1ポンドプラスでプレミアムシート(合計8.2ポンド)というのがあったのでそれにしてみたが、幅と前後の間隔が5割くらい広目のシートでたいへん座り心地が良かった。毛布も貸してくれる。ただ入口でチケットチェックがあっただけなので中に入ってから勝手にここに座ってもわからないような気もするが・・・(しかし地下鉄やバスや鉄道と同様、もし違反が見つかった場合には多額の罰金を取られるに違いない)
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映画は1955年のリバプールが舞台で、15歳の高校生ジョン・レノンがポールやジョージと出会い、後にビートルズとなるロックンロールバンドとして本格的に音楽活動に専念する直前までの話。むしろ彼の家庭や友人との日常生活を描いたものという印象。育ての親であるミミ伯母さんとの会話や実の母の突然の死、など現在ではよく知られた実話だが、わかっていても泣かせられる。20世紀半ばの空気感が映像で良く再現されていたと思う。とても良い映画だった。

夕食はエビフライとサラダ
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窓の外を見ると満月が出ていた
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新年を迎えるに当たってテムズ川で花火があると聞かされていたが、寒い中をわざわざ出て行くのは止めてテレビで観ることにした。

BBCの生中継でビッグベンとロンドンアイが大映しになっているが23時59分現在変化なし
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カウントダウンが0時を告げた途端に盛大に花火が始まった
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音も聞こえたので窓から覗いてみると南東方向に火が見えた。ただし花火の円の頂点部分だけ。距離があるので音は遅れて聞こえて来る。

やはりテレビの方がずっと観やすい
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いろんな色でひっきりなしに続く
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いかにもロンドンらしい絵柄である
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カメラが引くと大勢の観衆が見えた。ちょっと日本の初詣の行列を思い出させる。
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どれくらい続くものかと思っていたらものの10分で終了。たちまち静かな夜に戻った。見に行った人達はこれからクラブにでも行って朝まで騒ぐのだろうか? それともこのまま外で盛り上がるのだろうか?


1時00分就寝。
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  1. 2011/12/31(土) 23:08:38|
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2009年12月30日(水) 雑煮を試作する

7時50分起床。雨。気温5~3℃。

今日も雨が降り続く。

さて、ほとんどの日本人にとって雑煮というものは話し言葉(方言)やファッション等と違ってテレビの影響力を持ってしてもなかなか共通化されることのない最も家庭や地域の食文化を反映したものだろう。「正月に家族揃って食べる餅の入った汁物」という基本的定義以外は驚くほど多様性に満ちた代物で、地域によって大きく類型化することはできるものの、入れる具材の家庭ごとの違いまで考慮して行くと恐らく数十種類、数百種類、いやひょっとしたら数千種類にもなることだろう。

京都では甘くてかなり濃厚な白味噌汁に焼かない丸餅が定番であり、これこそが雑煮だと思っている。しかし他の地域ではその地域の雑煮のレシピをやはりこれこそが標準だと思っているに違いない・・・ことは容易に想像がつく。

物心ついてから毎年食べて来た雑煮を自分で作ろうかと思ったのは今年が初めてで、作り方を明確に把握しているわけではない。まあ目と舌が頼りである。白味噌と丸餅は日本から先日持って来てもらっているので、Japan CentreとSeoul Plazaで仕入れた野菜を加えて作るだけだ。

まず野菜の下ごしらえから。里芋、大根、人参の皮をむき、それぞれ一口大にカットして面取りをし、水から茹でて行く。予定通り昼過ぎにはMAKIKO、WAKU、GOROの3人が相次いで来訪。早速雑煮の仕上げに入る。餅は焼かずにやはり水から柔らかくなるまで茹でる。白味噌(西京味噌)を出汁で溶かす、のではなく白湯で、ただしかなり多量に溶かす。最後は具材を加えて一緒に煮込むのではなく、別々に加熱したものを椀の中で合わせ花カツオを振りかけるだけ、という感じ。下ごしらえには万全を記すものの、あくまでシンプルを旨とするのが京風である。

できばえはまったく予想以上、だった!出汁の味がないため白味噌のほのかな甘味とうま味だけが際立つ(注:以下の写真はすべてMAKIKOの撮影) 
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その後、焼き餅、きなこ餅などにしてお腹がいっぱいになるまで餅を食べ続ける。

それからちょっとミスマッチなデザート=Seoul Plazaで買ったケーキに自家製オレンジソース掛け+バニラアイスクリームに自家製ストロベリーソース掛け
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お互いに久しぶりに会ったせいもあって話がはずむ。インターンシップの面接の話とか、近隣国への旅行計画の話とか、来年の帰国の予定とか・・・

あっという間に夕方になったので、これも材料は調達済みのキムチ鍋で夕食 インスタントラーメンも鍋に入れた
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結局延々と8時間くらいの食事会になったが、少人数だったこともあって本当にいっぱい話に花が咲いた1日だった。新年に備えた雑煮の試作も首尾良くいったし言うことなしだ。

記念写真
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2時25分就寝。
  1. 2011/12/30(金) 23:08:01|
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2009年12月29日(火) 帰国日程を決めた

8時55分起床。雨。気温4~2℃。

セントラルヒーティングが復活!不具合を修理したのだろうか、それとも自動修復したのだろうか?まあどっちでも良いけど・・・。

雨でも気にせず洗濯。乾燥機付きではないので部屋干しだが、暖房のために室内の空気が極度に乾燥するのを和らげる効果も期待できるのでOK。

気が付くと、24日のパーティ以降誰とも会話らしい会話をしていない。でも明日はお雑煮会を予定しているので2、3人は集まるはず。

ランチはシチューの残り最後の一皿とパン
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今日は一大ニュースをキャッチ。Bob Dylan(ボブ・ディラン)が9年ぶりに来日公演を行うことになりチケットぴあで予約受付が始まる。受付順ではなく抽選で購入権が決まるらしい。1978年の初来日を皮切りに計5回の来日公演はすべて行っている(全公演という意味ではなく最低1日は)。もし今回行かないでいてこれが最後の来日だったということにでもなったらたいへんなので、ここは何としてでも行くことに決めた。

3月12日から大阪公演4日、名古屋2日、そして東京公演6日ということなので3月26日のZepp Tokyo公演を第一希望としてwebsiteから申込完了。最終日は29日なのだが申込が一番多そうな気がするので回避。これまで帰国時期についてはIBPプログラム終了後もビザの期限である5月末日まで滞在することを視野に置いていたが、これではっきり決まった。3月25日ヒースロー発のフライトで成田には26日着。その日の東京公演を観て泊まり、翌日帰宅する。なかなか決めかねていた帰国日程をBob Dylanが決めてくれたとも言えよう。うーむ。主体性がないような・・・でもあらゆる外国ミュージシャンの中で絶対に見逃したくないのは誰かと言えばBob Dylanが真っ先に思い浮かぶくらいだから、これは何かの巡り合わせなんだろう。

しかし、もし抽選に外れて取れなかったらどーする?・・・それはそのときに考えよう!

明日に備えて三たびSeoul Plazaにて食材を購入。白菜、にんじん、大根、エノキ、しゃぶしゃぶ用ビーフ薄切り、味付けのり等で12.47ポンド(約1,700円)。 Japan Centreより全般に安い。

夕食は北京餃子、サラダ
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1時00分就寝。
  1. 2011/12/29(木) 23:07:21|
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2009年12月28日(月) 冬の日の散歩

8時15分起床。快晴。気温5~-1℃。

朝から真っ青な空に太陽が輝くのを見るとどうしても外出したくなるのは条件反射(正の走光性・・・)なのだろうか?ミドリムシかテトラヒメナみたいだ。

C11番のバスに乗って約10分のPrimrose Hill Roadというバス停で降り、南へ数分歩くとPrimrose Hill(プリムローズヒル=公園)の入口に到達する。

午前11時なのに影はこんなに長い
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坂を登りきると頂上展望台
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11時過ぎの太陽がこの高さである ロンドンは北緯51度に位置しているから(日本の本州の主要都市は35度付近)
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郵便ポストと間違えそうだが"Dog Waste"(犬の◯◯◯)専用である イギリスらしい設備、と言うべきかどうか?
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この横断歩道がPrimrose HillとRegents Parkを結んでいる
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運河を越える橋を渡ればRegents Park(リージェンツパーク)に入る
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Regents Parkは市内で一番広い公園で、日本のガイドブックには東京ドーム約40個分の広さと書いてあるが、関西人には甲子園と比べてもらわないとピンと来ない。Primrose Hillも良いが、こちらは水平に広がっており雰囲気はかなり異なる。
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小高いところに立派な(少し場違いな)休憩所?がある
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半ば氷の張った園内池では鳥たちが水浴び中!
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黒犬が散歩中 後方にはカラス
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白犬も散歩中
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なかなか良い感じのカフェを発見
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秋冬メニュー・・・と言うことは春夏にはメニューが変わるのだろう
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正午に近いがまだお腹がへっていないのでコーヒーを1杯 1.75ポンド(約250円)
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他に客は一人もいない 季節が季節ならさぞ賑やかなのだろうが・・・
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明るい日差しの下でコーヒーでも飲みながら時間を気にせず静かに読書する、というのがかねてから理想とする昼下がりの過ごし方なのだが、残念ながら滅多にそういう機会には恵まれない。今日は期せずしてその滅多にない機会が得られたのでとてもハッピー・・・ただ長居するにはちょっと寒過ぎるのが玉にキズだった。

この後Oxford Circusまで歩いて冬用の長袖シャツを買う。それからtubeでSouth Kensingtonまで行く。今ではtube(市営地下鉄)の1路線になっているが元は私鉄だったことが駅名表示でわかる。Metropolitam & District Railways(メトロポリタン・ディストリクト鉄道)だったのだ。
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ランチは中華ファーストフード店にて
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カウンターに並んだ料理から好きな2品を選んで箱に詰めてもらう。料金は店内で食べても持ち帰りでも同じく4.5ポンド(約600円)。 
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Natural History Museum(自然史博物館)に行くつもりでここまで来たが、ちょっと信じ難いほど長い行列である。まあ行こうと思えばいつでも行けるのだからと考え直してあっさり中止にする。
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何か良い映画でもやっていないかと思って覗いてみたが、英国人と違ってフランス人はこの時期にはもう御用納めの後(休館)なのであった。
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そういうわけで明るいうちに帰宅して、"京風雑煮会"の開催案内メールを京都人および京都に何なりと関係のある数人に送る。

夕食は今日もポークシチュー、サラダ
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23時30分就寝。
  1. 2011/12/28(水) 23:05:58|
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2009年12月27日(日) セントラルヒーティングが効かなくなる

9時10分起床。曇りのち快晴一時曇。気温7~2℃。

クリスマスパーティ以降、就寝時間が遅くなった。というか睡眠時間が長過ぎの感じ。まあ、年末休暇中だからゆっくり過ごしても良いのだ(年末に限らずいつものことだが)・・・

3日連続で早朝は曇っていても間もなく快晴になるパターン。クリスマス直前には強烈な寒波が来たようだったが、昨日あたりから少し寒さが緩んだ。ところが急にセントラルヒーティングが効かなくなり寒い。そこでストーブ(電気ヒーター)を取り出して暖を取る。洗濯物を乾かすには便利。

今日から街も平常に戻ったはずなので食品などの買い物に出る。わずか2日間の完全休業でも終わって再開するとホッとする。

まずWaitroseで朝食用のパン、オレンジジュース、チーズ等を買う。

午後はバスとtubeを乗り継いでPiccadilly Circusへ。久しぶりにJapan Centreで梅干、豆腐、里芋、シチューの素、ポーク薄切り、昆布だし、ラー油を買う。

夕食は今日買って来た材料で作ったポークシチューとパン 寒い日にはシチューがぴったり
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海外で迎えた初クリスマスの次は初新年がもうすぐだ。


23時55分就寝。
  1. 2011/12/27(火) 23:48:56|
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2009年12月26日(土) ボクシングデー

8時50分起床。晴れたり曇ったり。気温9~5℃。

Boxing Day(ボクシング・デー)は元はクリスマスも働いた使用人やプレゼントやカードを配達してくれた郵便配達人にクリスマスの翌日に休暇を与え贈り物を渡して労をねぎらう日だったらしい。


相変わらず咳などの風邪の症状が続くため朝から多種類の薬を飲む
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ランチは焼き野菜サラダ(地中海のピーマン、ズッキーニ、玉ねぎ、トマト)
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バスと地下鉄が再び動き始めたので昼過ぎに出かける。オックスフォード通りはすごい人出で歩道に人があふれている。クリスマス開けのセール目当ての買い物客が集まって来ているのだ。人混みが予想以上に凄まじいためここで下車するのは止める。
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結局、テムズ川を渡ったところのWaterloo(終点)で下車。

街頭に設置された周辺地図 この辺りには文化施設の集積していることがわかる
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Royal Festival Hall(ロイヤルフェスティバルホール)とロンドンアイ
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The Royal Waterloo Hospital for Children and Womenという約百年前に建てられたルネッサンス様式の病院 既に病院は移転し現在はEnglish Heritage(英国文化遺産)として建物が保存されている 
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中央の円い建物がIMAX(アイマックス)という映画館で英国最大級のスクリーン(縦20m × 横26m)を持つ
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左手に延びている道路が先ほどバスで通過した橋(Waterloo Bridge)に続いているので、今度は歩いてテムズ川を渡りPiccadilly Circus付近まで戻る。

Japan Centreは25日(昨日)、26日(今日)、元日は休み
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夕食はロースハム、ポテトフライ、サラダ
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23時30分就寝。
  1. 2011/12/26(月) 23:48:07|
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2009年12月25日(金) クリスマスの街の様子

9時15分起床。曇のち快晴。気温5~2℃。

クリスマスはほとんどの店が休みでバスも止まるため街は極めて静かだと聞いていたが、ちょっと近くまで出かけてみた。

バス停にはあと何分で何番のバスが来るかを知らせる接近表示ボードがあるが今日は"COUNTDOWN"としか出ていない もちろん今日は待っていてもムダである
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地下鉄駅の入口は閉じられていて駅員もいない
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OVERGROUNDの駅
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地下鉄と同じく完全休業中
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HOMEBASE(大型ディスカウントショップ)も休業
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HOMEBASEの営業案内 本日は休みだが明日の欄に時間を書いた紙が貼ってあるところを見ると急遽開店することにした模様
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これほどがら空きの駐車場は初めて見た気がする
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HOMEBASEとは駐車場を挟んで反対側にある大型スーパーSainsbury'sのこれは通常の営業時間
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クリスマスと新年の営業時間 イブは早めに閉店して25、26日は完全休業 新年は休みなし
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ATMはクリスマスでも関係なく稼働中
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引っ越しのときにランチに行った中華レストランも休みだ
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ファーストフード店(アメリカンサンドイッチチェーン)も休み
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ピザチェーンも休み
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非キリスト教徒がオーナーの個人商店はクリスマス営業しているところもある
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Finchley Road駅も入口が固く閉じられている
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Waitrose(大型スーパー)は完全休業
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ここは今日と明日(ボクシングデー)それに元日が休みだ
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Waitroseの隣にある日本食品店natural naturalも休み
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ロンドンの住宅街では路上駐車が基本である(対象は住民で要事前許可) これだけぎっしり停まっているのは今日はみんな家にいると言うことだ
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家の近くまで戻ってみると、まさかパブも休みとは思わなかったが昼間3時間だけの超限定営業のようだ
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ランチはもう一つ残っていたチキンパイとパン
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そのチキンパイを割ったところ
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クリスマスプディング 
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プディングと言ってもいわゆるプリンではなくフルーツケーキのようなもの。これはコニャックが入った高級品?本来はもっと大きいはずだが、これは少人数用らしい。2008年12月に製造して今年のクリスマス用にじっくり熟成させたものと書いてある。超長期保存食品だ・・・

中はこんな感じ
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バスがないため街の中心部へは行けないので、午後は最寄り駅を通り過ぎて普段余り行かない向こう側まで散歩

TESCO(スーパー)も休み
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ここは今日1日だけ休みなのだ
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左の2軒は開いているようだ
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この個人商店も開いている
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コーヒーショップ(スターバックスとコスタ)も休み
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スターバックスは昨日(クリスマスイブ)が午後3時半閉店で今日は完全休業 しかし今日やっている支店もあるらしい
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夕食はレタスの回鍋肉
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交通機関と商店の一斉休業がここまで徹底していると(旅行者には不便かも知れないが)年に一度こういう静かな日があるのも悪くはないと思える。半世紀近く前までは日本の正月も一斉に店が閉まっていたものだ(それでもバスや電車は動いていたが)。現在のような年中無休は果たして便利で喜ばしいことなのだろうか?


23時30分就寝。
  1. 2011/12/25(日) 23:47:15|
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2009年12月24日(木) クリスマスパーティ

7時50分起床。曇ときどき小雨。気温5~3℃。

大多数の日本人にとってクリスマスは宗教行事ではなく正月前の商業的イベントの一つに過ぎないが、キリスト教国のクリスマスはまったく異なる。強いて言えば1年で一番大切な日本の(ただし一昔前の)正月に近いかも知れない。だからクリスマスイブは大晦日に当たる。街は買い物客であふれ普段あちこちに分かれて暮らしている家族も実家(両親の元)に集まって来るのだ。

昼過ぎにバスでOxford Circusに出かけ、HMVで"My Fair Lady"のDVDを買う。20世紀初頭のロンドンの労働者および上流階級の英語を再確認してみたいと思ったのだ。それからChina Townまで歩いてLoon Fung(龍鳳行)で冷凍餃子とトマトを買う。

さらにFinchley RoadのWaitroseで野菜とフルーツをいろいろ買い込む。明日はすべての店が休業になるので、買い貯めしておかなければと思うところもまったく一昔前の日本の正月と同じだ。もっとも一斉休業と言ってもわずか1、2日のことなのだが・・・

ランチは買って来たばかりの餃子
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さて、パーティー大好き揃いのクラスメート達がこの日を外すわけがなく、今夜はWigram House(寮)でクリスマスパーティだ。大学が休暇に入りICCのみんなともなかなか会える機会が減ってしまったが、今日は半分以上が参加して久しぶりに楽しい会話の花が咲く。

パーティ参加者全員で集合写真(ただし一部デザート作りのためここに居なかったことが判明)
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続々と新しい料理が出て来ていつまでも終わりそうになかったが、日付が変わる前に別の寮生の何人かが帰るのに合わせて退去。明日25日はバスもtubeも完全休業のはずだが、24日の深夜バスはしっかり走っていた。

バスの乗り換え地点であるOxford Circus付近 0時20分頃だがまだ通行人は少なくない
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デパート(John Lewis)はもちろんとっくに閉店済みだが壁面のイルミネーションは明るく
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多くのバスはまだ走っている
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1時前に無事帰宅。


2時55分就寝。
  1. 2011/12/24(土) 23:46:34|
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2009年12月23日(水) 3度目の風邪?

7時30分起床。快晴のち曇。気温5~-5℃。

今日はISH(International Student House)のInternship interview(面接)の予定だったが、面接担当者の一人が風邪のため急遽延期ということになった。それに付き合ったわけでもないが、ここ1週間氷点下に達する急激な冷え込みのせいか喉の痛みと咳が続くため、10時にNippon Club診療所で受診。11月20日にインフルエンザの予防接種を受けたばかりだが単なる風邪には当然効果はない。

風邪による受診は8月から既に3度目で、過去にこれほど頻繁に風邪をひいた記憶はない。しかし、外国での一人暮らしで何日も寝込んでしまうようになってはまずいということと、高額の民間保険に加入しているので利用しないと元が取れないという打算が働いて、ちょっとでも変調があると受診することにした。

今回もいつものように問診を受けた後、処方箋をもらって診察は終わり。それから院内薬局で3種類の薬をもらって帰る。診療所はtubeのSt.John's Woodが最寄り駅でWest Hampsteadから3駅目と十分近いのだが、帰りはAbbey Roadバス停からバスを利用したらわずか9分でフラットの真前に着いた。

今日もまた快晴なのでまとめて洗濯をしていたら、大学のInternship担当者ANGELAから電話があり、面接は1月6日の11時に決めて良いか、とのことなのでそれで確定してもらった。今から年末年始の2週間は何も公的な予定のない日が続くことになった。

ランチはまだ残っていたポークパイとパン
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4月23日にロンドンに着いてからまる8ヵ月が過ぎて何となく今後もずっと住み続けるような錯覚を持つことがあるが、実際には年が明けると間もなく帰国の秒読みに入るのだ、とても受け入れ難いことだが・・・

だから、これまで以上に思い残しのないよういろんなところを見ておきたい。そこで今日はCovent GardenにあるLondon Transport Museum(交通博物館)へ行くことにした。

ところが着いたのが遅かったので閉館まであまり時間がなく、入館は次の機会にして売店で"London Underground Facts"という本を買った。9.99ポンド。
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それから歩いてPiccadilly Circus方面に向かい、9月にThe Rolling StonesのRon Woodに出くわした雑貨店に寄って2010年のカレンダーを買った。

夕食はポークしょうが焼き、ポテトフライ、コーンバター、サラダ 
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8月から極力自分で作るようにしているが、それほど多くのバリエーションがなく何種類かのメニューを一定の間隔で繰り返しているような気がする。

プレミアリーグの日程表をチェックして3月21日前後(未確定)にOld Traffordで開催されるManchester United vs Liverpoolの試合のチケットをいつも頼んでいる日本のエージェントに申し込んだ。こういうビッグマッチの場合は今から申し込んでおかないとゲームの1~2ヵ月前の正式発売後ではまず入手は無理なのだ。恐らく今回の滞在中では最後のサッカー観戦機会になるだろう。


0時55分就寝。
  1. 2011/12/23(金) 23:45:55|
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2009年12月22日(火) セントポールからの景観を楽しむ

7時40分起床。曇のち快晴。気温2~-4℃。

朝、出かけようとしたらいきなり騎馬警官に遭遇。歩道は昨日の雪が氷結してとても滑りやすく危険。でも馬は車道なのだ。
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バスとの離合も手慣れた様子
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バスに乗って2階最前列の窓から見下ろす 2騎でどこまで行くところなんだろう?
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Abbey Roadの交差点(三叉路)に近づく
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これがBeatlesのアルバムジャケット写真で有名な横断歩道 ちょっとシャッターが遅れた
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ランチはRussell Squareの複合商業施設The Brunswick内にある"Giraffe"にて まるでジャンバラヤのようなピラフ
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まるで焼うどんのようなパスタ
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Russell Squareと言えばPresident Hotelの前の通り・・・そうだ、ここがまさにあの場所のはずだ!
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これ!
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今日は午前中曇っていたが、午後から快晴になったのでSt.Paul's(聖ポール大聖堂)の展望台からの景観を見に行く。

逆光のためちょっと幻想的なテムズ川とその両岸 ロンドンアイがアクセントになっている
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真南にはMillenium Bridge(ミレニアムブリッジ)
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Tate Modern(テートモダン)も逆光に溶け込んでいる
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東方向は順光になるのでディテールまで良く見える ロンドン東部(とテムズ川南岸)はこれまでどちらかと言えば開発が遅れていた地域なのだが2012年に開催されるオリンピックに備えて工事箇所が増えている
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この後、PaddingtonからHeathrow Expressで家内をヒースローまで見送る。この次の来訪は3月だともう帰国直前となるので1ヵ月早く2月になる予定。

ヒースローからの帰りはtubeでPiccadilly Circusまで。Japan Centreにて豆腐、赤飯の素、麻婆豆腐の素を買う。

夕食は麻婆豆腐、トマト
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23時20分就寝。
  1. 2011/12/22(木) 23:45:15|
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2009年12月21日(月) クリスマスの定番ミンスパイ

7時40分起床。快晴のち曇のち雨一時雪。気温3~-3℃。

ロンドンにしては極めて珍しく3日続けての快晴。今年最後のフィドルレッスンに夫婦で行く。いつも着いたらまずミルクティーを1杯いただいてからレッスンに入るのだが、今日は特別にミンスパイとティーが用意されていた。クリスマスのお菓子である。今まで食べたことはなかったが、名前の由来であるミンス(ミンチ肉)が入っているのではなくアンズなどのドライフルーツがぎっしり入った甘いパイである。長い間にレシピが変わって来たらしい。甘さを中和するためなのかどうかわからないが濃厚なClotted Cream(クロテッドクリーム)を付けて食べる。
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もうロンドン中がすっかりクリスマスモードで、イギリス人にとっては働いている場合じゃないのかも知れない。それでも無事今日のレッスンを終え、次回は3週間後の1月12日にアポイントを取り”それじゃ、良いお年を!"と言って退去。

楽器を置くためにいったん帰宅し、すぐまた外出。139番のバスでOxford Circusへ向かう途中、ひとりぼっちで風船をたくさん持って歩いているサンタを発見!そばに子どもはおろか誰もいない道を一人寂しく歩くサンタなんて、あまり見たことのない殺風景な景色だ。いったいどこへ行こうとしているのかな?何か哀愁さえ感じる。
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Liberty(リバティー)でランチ代わりにアフターヌーンティー ボリューム(2人前)が半端ではないし、1人分だけ頼んでシェアした方が良かったかも。
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Fortnum & Masonとか有名ホテルだと1人前40~50ポンドも取るところがあるが、ここは良心的で20ポンド余り(約3,000円)。それでも高いことに変わりはないが、たまには良いか・・・

その後National Portrait Galleryで特別展"Beatles to Bowie"を見る。これを見に来るのは2度目だが、60年代以降のブリティッシュロックの歴史をさまざまな人気ロックバンドの写真で構成して見応えがある。

次はTubeのPiccadilly lineでおみやげを買いにHarrods(ハロッズ)へ。お惣菜コーナーを覗くと見るからに美味しそうなステーキパイやタンドーリチキンやらがあったので、買って帰る。ロンドンでも有数の高級デパートとは言え、こういった総菜は意外に安いことを知った。紅茶やチョコレートなども買う。

夕食はハロッズのタンドーリチキン
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それにハロッズのステーキパイ
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いつもの夕食に倣ってトマトサラダやバターコーンを加えると、結構なディナーになった。
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0時00分就寝。
  1. 2011/12/21(水) 23:44:33|
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2009年12月20日(日) ランチパーティー&コンサート

7時45分起床。快晴。気温2~-2℃。

2日続きの好天。今日は正午から4度目となるホームパーティ。というわけで、朝からソファとテーブルの移動や掃除に大忙し。サラダと鍋用の野菜をカットして、洗米をして下準備は完了。

それから、ちょっと足らないものがあったのでWaitroseまで買い物に行く。ついでにテーブルカバー(紙製のテーブルクロス)も買う。急いで戻ったら、間もなくゲストが続々と到来。TAKASHI、SACHIKO、YURI、HANS、SUE、JOE、ATSUKOの7名が来てくれた。人数は前回の11月と同じだが顔ぶれはまったく異なる。前々回の9月と比べても同じ顔ぶれはSACHIKOとATSUKOのみ。

本日のメインは始まってからあまりバタバタしなくても良いようにキムチ鍋と栗赤飯+野菜サラダ
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15時近くなって、今日来るはずだったWAKUから電話あり。忘れていたとのこと。前回11月は18時スタートだったが今回はランチパーティーだったので、時間を勘違いした模様。既にメインも終わってデザートコースに入るところだったのと、今日は終わってから出かける予定があったため、残念ながらまた次回に!ということになった。

デザートはチョコレートケーキ(市販品)にバナナとパイナップルのキャラメルソースおよびバニラアイスクリーム(市販品)に自家製ストロベリーソース+紅茶
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お開きの前にお決まりの集合写真 
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人数が多くて後片付けも早く終えることができた。みんなを送り出してから、tubeとbusを乗り継いでRoyal Albert Hallへ向かう。
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本日の催しは"Carols by Candlelight"と銘打って聖歌のコーラスとオーケストラ演奏それにイエス誕生の物語の朗読というセットで今日は19、20、23、24日の4日間公演の2日目
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指揮者もオーケストラもカツラを着けた古風なコスチューム
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ここのパイプオルガンの音色を初めて聴くことができた
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朗読者も同じような扮装である 光量不足で焦点が合わなかったがこれはMichael Simkinsというミュージカルやテレビで活躍している俳優
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キリスト教徒ではないのだが、ミッション系の幼稚園で幼児教育を受けたせいか、聖歌を聴いたり歌ったりするのが嫌いではない。本日のコンサートは基本的にただ聴くだけでなく聴衆も一緒にコーラスに参加できるようプログラムに歌詞が10曲も記載されていた。なかなかアットホームな感じでほのぼのとしたコンサートだった。

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公演は20時から22時までちょうど2時間。帰りはtubeで23時過ぎに帰宅。たいへん充実した楽しい一日だった。

1時30分就寝。
  1. 2011/12/20(火) 23:43:17|
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2009年12月19日(土) レイ・デービス

7時30分起床。快晴。気温2~-3℃。

午前中Portbello Market(ポートベロマーケット)へ食品の買い出しに行ったが、思うようなものが見つからなかったので何も買わず  
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John Lewisのカフェテリアにてランチ 日替わりスープ、パン付き
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午後Borough Marketへ行ってトマト、玉ねぎ、にんじんを買う。さらにその後Seoul Plazaで食品をいろいろ仕入れ=大根、白菜、もやし、里芋、ネギ、エノキ、ラーメン、豆腐、薄切りポーク、キムチなど合計で28ポンド(4,000円ほど)。

16時過ぎ もう空は夜の色に変わりつつある
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夕食はコロッケ、サラダ
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今日はHammersmith Apolloでコンサートを観る
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元The KinksのリーダーだったRay Davies  19時開場 
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20時開演予定が15分遅れでスタート 前半70分くらいで25分間の休憩が入り後半も70分くらい(アンコールを含み)
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一応ソロコンサートなのだがバンドのバックアップやらコーラス隊やらかなり大掛かり。演奏曲目はKinks時代のものが主体で、60年代の若者だったらしき観客もノリに乗って大合唱。懐メロ大会の感じかも・・・ でも、改めて本当に名曲揃いで大満足。辛辣、皮肉、ノスタルジックな歌詞はイギリス人の気質と好みにとても合っているのに違いない。実際には60年代の"Swinging London"をリアルタイムで実体験した人達だけが共有できる(それ以外の人間には決して入り込めない)部分も多々あるのだろうとは思うけれど・・・
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40年以上も変わらない人気を保っているのはさすが!今もロンドンを拠点に毎年こんな大会場(約5,000名収容)でコンサートをやっているようだ。日本のYMOがロンドン公演をしたのもここらしい。

23時過ぎに終演。帰りはtubeを乗り継いで0時過ぎに帰宅。The Kinksとしての2度にわたる日本公演以来、約16年ぶりに聴けた生演奏の余韻にひたりながら深夜のティータイム。


2時30分就寝。
  1. 2011/12/19(月) 23:41:53|
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2009年12月18日(金) ブラインド修理にびっくり!

7時05分起床。雪のち快晴。気温1~-1℃。

ベランダに積もった雪
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豪雪というほどではないが町中雪景色
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窓に氷が貼り付いている 何かの文字に見えなくもないが・・・どういう意味だろう?
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ランチは毎日同じ・・・ではない 異なるスープ
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午後2時過ぎにかねてから不動産屋経由で大家さんに依頼しておいたブラインド修理の人が来た。3本一束になっている巻き上げ用の紐がほどけて、1本垂れ下がっているのだ。残りの2本だけで巻き上げには支障がないのだが、3本あるからにはそれなりの意味があるはずなので、分解修理か何かするのだろうと思っていた。

ところが、見ていると2本でも機能していることを確認した後、余っている1本をハサミでチョッキンと切ってしまったのだ!!何じゃそら、本当に修理になっているのか?でも、彼は涼しい顔をして、修理完了!と言って帰ってしまった。ある意味"スゴい"という感想しかない。

たしかに機能的には何の問題もないのだけれど、それならわざわざ来てもらわなくてもとっくに解決していたんだけどねえ・・・

さて、今日は6月、9月に続いて家内が3ヵ月ぶりにやって来る。JALのいつもと同じ便で16時25分にHeathrow到着だ。出発したのが15時過ぎだったので、Tube(Piccadilly Line)では間に合わないため、PaddingtonからHeathrow Expressを奮発。わずか15分で着くのだ。

無事落ち合って、正月用の餅、雑煮用の白味噌、日本酒など重いものをたくさん持って来てもらったのでいったん荷物を置きに帰宅。 その後、Finchley Roadの "Zizzi"というイタリアンレストランにて、久しぶりに本格的な外食。Liverpool FCのGK Reinaそっくりのウェイターがテーブルサービスをしてくれた。

トマトとホウレンソウとモッツァレラチーズのピザ
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生トマトのパスタ
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カプチーノ
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デザート
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以上〆て25.7ポンド(約3,500円)。ただし料理はそれぞれ1人前をシェア。


0時30分就寝。
  1. 2011/12/18(日) 23:26:40|
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2009年12月17日(木) 最終授業

7時05分起床。晴のち曇のち雪。気温4~-1℃。

今朝も真冬の寒さ。

とうとう"Art and Society"も最終日を迎えた。もちろん大学の講義自体はクリスマス休暇を挟んで来年も続くが、IBP(International Business Professions)プログラム参加学生は12月で受講期間終了なのだ。10回にわたっていろんな美術館や博物館に行って現地講義を受けるというたいへん素晴らしい経験ができた。こういう楽しいことは得てして時間の過ぎるのが早いのだ。Cultural ProgrammeのWalking Tourで訪問した場所と何ヵ所かは重複しているが、見方や味わい方が違ってさらに深く知ることができたような気がする。

今日はBritish Library(大英図書館)で開催中の特別展"Capturing the 19th century in photographs"(写真で見る19世紀)というわけでロンドンの街並やテームズの風景が白黒ないしはセピア色の写真で捉えられているのを鑑賞。絵画も良いがやはり写真による記録の臨場感というものは格別である。100年以上も前の姿が生き生きと再現されている。

ランチは久しぶりにすぐ近くのKings Cross駅前にある"Chop Chop"でシンガポールラーメン。今年2月の寒い日にたまたま入って注文したものが気に入って、既に5回くらい食べているかも・・・ソーダ水(7 up)ともで5ポンド(約700円)。

いったん帰宅してメールをチェックしたところ、ANGELAからインターンシップの候補先としてInternational Student House(国際留学生寮)で面接を設定して良いか?というメッセージが来ていたので23日でOKと回答しておいた。いよいよ次のステップへ進展するのだ。

それから午後はCiné Lumièreへ行って"Le Premier jour du reste de ta vie(The First Day of the Rest of Your Life)"という2008年のフランス映画を観る。 中流階級の家庭の子どもの独立と家族の分裂を描いた極めて現実的でシリアスなドラマである。しかし同じようなテーマを取り上げてもイギリス映画とはかなり違うということは感覚的によく分かって来た。

さらに19時頃からCavendish校舎で開かれた"Gala Reception"に参加。いわば前期の終了パーティーのようなものだ。思ったよりもICC(International Cross-Cultural Committee)の学生が来ていなかったが、逆に今まであまり話をする機会の少なかったKIYOSHIやRYOKOと話せたのが収穫だった。今後クラスはないわけなので、帰国までますます話す機会は激減するだろうから。

ロンドンでは一般にパーティーで出るのはワインなどのアルコールのみで食べるものはまったくと言って良いほどない。みんなパーティーが終わってから食べに行くのだろうか?それとも来る前に何か食べてから来るのだろうか?校内の施設を使っているためそれほど遅くまでは続かないようだったが、三々五々別れを言って消えていくので、我々も適当に切り上げて退去した。

夕食は赤飯。


0時35分就寝。
  1. 2011/12/17(土) 23:26:01|
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2009年12月16日(水) 積雪

8時00分起床。曇のち雪。気温4~-3℃。

ここ数日は最高気温が5℃未満になって、最低気温もとうとう氷点下になった。今朝からは雪が降っており真冬の感じが強くなって来た。
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ベランダに落ちた雪がなかなか溶けないのでこのまま積もるのではないかと思われる。
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案の定、午後になると道路に薄く積雪
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ランチはスープとパン スープはスーパーで優に10種類以上売られているのでよりどりみどり
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本当にベランダに積もり始めた
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かつてヤオハンが主体になって開設されていたOriental Cityが閉鎖された後、ロンドンにある日本食品店ではJapan Centreが一番大きいようだが、韓国食品店でも和食の食材が入手できるらしいので、数カ所に展開しているSeoul Plaza(ソウルプラザ)に行ってみることにした。

一番近そうなのはGolders Green店である。TubeだとNorthern lineのEdgware branchのZone 3である。※LondonのTubeのいくつかの路線(Metropolitan, Piccadilly, Central, District)では途中で支線が分かれ、終着駅が異なる例がいくつかあるが、Northern lineは特に変わっていて、途中で二手に分かれたかと思うといったん合流し、その後また二手に分かれて離れて行く、という非常に紛らわしいlineである。

しかし、フラットの前のバス停から328番に乗れば終点がGolders Greenなのでずっと簡単である。実際には終点のバス停(駅前)から西へ数分歩く必要があるが、通り沿いなので難なく見つけることができた。WebsiteでみたところWinbledonの店の方が大きいようだが、それでもJapan Centreより大きく、韓国、日本、中国の食品が肉類、野菜、乾物と何でも揃っている。ざっと見たところ、日本食品も安いようだが、正確に調べて来なかったので、今日はとりあえず生姜を一袋買った。225g(中ぐらいの固まりが4切れ)で67ペンス(約90円)とかなり安かった。

交通の便も悪くないので今後利用することにしよう。

夕食はエビフライ、コロッケ、サラダ
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せっかく地元にいるのだから可能な限りサッカーをスタジアムまで見に行きたいのだが、如何せんチケット入手が難しく、しかも高価である。日本でもおなじみのSKY TVはあるが視聴料が高いし、無料のインターネットもあるにはあるが、学生とは言っても一応社会人経験者なので法例遵守を貫くことにした。そこで、インターネットテレビのサッカー番組"Live Football Online"を契約することにした。1年間で9.99ポンド(約1,400円)。

このようにプレミアリーグはもちろん、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグも視聴できる。
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0時30分就寝。
  1. 2011/12/16(金) 23:25:05|
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2009年12月15日(火) ケンブリッジ英語力検定試験(Cambridge Examination)を目指す

7時35分起床。晴のち曇。気温2~0℃。

午前はフィドルレッスン。年内は来週が最終回になるが、22日は予定が入っているということなので、21日の月曜日に変更。

昼前に帰宅してから洗濯。 

ランチはスープとパン
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Part-time English Language Courseのメニューを検討した結果、1月19日スタートの"Cambridge Examination English"を受講することにした。IBPプログラムには入っていないが、帰国までに何かもう一つ英語に関する達成目標を設定して学習を続けようという自発的な動機からである。

1月から日中はインターンシップに備えて空けておかないといけないので、毎週火曜と木曜の18時30分~20時30分、3月25日まで10週間講義を受ける。日本では英語力を評価するテストのうちTOEICとTOEFLがよく知られているが、英語圏の大学に入学しようという場合IELTS(International English Language Testing System)やCambridge Examinationの成績が必須であることが多い。出発前に受けたIELTSはTOEICやTOEFLとは比較にならないほど長時間で神経を使ったが、それはReading, Writing, Listening, Speakingという語学のあらゆる要素が2日間にわたってテストされるからである。

Cambridge Examinationはそれをさらに上回る厳しさだと言われているが、レベルが5段階に分かれていて最上級レベルのCPE(Certificate of Proficiency in English)をクリアすれば英語を母国語とする人に劣らないレベルであることの証明となり、世界中ほとんどの大学入学にも就職にも通用する"お墨付き"になる。

その下がCAE(Certificate in Advanced English)で、こちらも仕事で英語を駆使できる上級レベルの証明となり、英語圏の大学で入学に必要な英語力をクリアしていると見なされるレベルである。今回はこのレベルを目指そうと決めた。

テストは年3回行われ、合計約6時間のテストを2日間に分けて実施する。3月上旬に実施されるためクラスはまだ終わっていないことになるが、その次の実施は6月になるので3月に受験するしかない。テスト結果はTOEICやTOEFLのような点数式ではなく合否で決まるので、まあ一発勝負ということになる。日本でも受験できるようだが、やはり英国で受験することに意味があると思う。

というわけでクラスの受講申請書をPost Officeから郵送した。Registered Mailという日本の書留郵便に相当するもので4.95ポンド(約700円)だった。Moduleの諸連絡やレポートの提出等のほとんどがIntranet経由でオンラインで行われているというのに申請書の提出は未だにアナログと言うのは何かちぐはぐな感じだ。

夕食はポークのしょうが焼き、ポテトフライ、サラダ
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1時30分就寝。
  1. 2011/12/15(木) 23:24:27|
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2009年12月14日(月) ケンブリッジ再々訪

8時00分起床。曇一時晴のち小雨。気温5~1℃。

今日はかねてからメールで打ち合わせていた面会のためケンブリッジに行く日だ。相手のAlexとは4年ほど前に近畿経済産業局と大阪商工会議所のジョイントミッションに参加した際にお世話になって以来、半年に一度くらいのペースでお会いして(彼は日英間のビジネス仲介業を行っており奥さんの実家のある京都にも年に何度か来ている)ビジネス上の情報交換を続けて来たが、退職してから会うのは今回が初めてだ。

キングスクロス駅
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ホームに向かう途中で目に留まったLeft Luggageとは手荷物預かり所のこと 英国ではコインロッカーが日本ほど普及していない
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大きさに関わらず荷物1個が8ポンド(約1,100円)は割高な感じ(24時間を超えた場合は24時間毎に4ポンドプラスとなる)

発車時刻表 11時45分発のCambridge Expressに乗る予定
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この列車である
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気動車ではなく電車だ パンタグラフが見える
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12時39分ケンブリッジ着 54分で着いた
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ランチは「行列のできる店」West Cornwall Pastyという全英チェーン店 
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英国では定番の肉野菜入パイの店:その店名が示すように元祖は西コーンウォール地方のローカル食?焼きたての熱々が売られていて何とも言えず美味いのだ!!ランチにも夜食にも最適 いろいろ種類があって1個300~400円くらい

Pub Eagleは先月も店の前まで来たが今回もただ通り過ぎただけ
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約束の14時に駅前でAlexと再会。ここCambridgeを拠点に何人かで会社を運営しているそうだ。今日は新しい(と言っても移転したのは1974年だ)Cavendish Laboratoryの近くのコーヒーショップで話をすることにして車で送ってもらった。

West Cambridge地区はケンブリッジ中心部から車で15~20分くらいのところにある。馬がいたり何かのどかなところだ。
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学研都市のようだがまだまだスペースには余裕がありそう
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かなり広大な敷地に多くの研究所の建物が並んでいる
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医物理学研究所
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こちらは多分Microsoftのビルゲーツの寄付によって作られたのだろう
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これまでWest Cambridgeには足を運ぶ機会がなかったので、今日やっと念願がかなった。市内にある元のCavendish Laboratoryも味があって良いが、現在のものも広くて新しい設備があって研究環境は良さそう。

1時間余り話をしたのち駅まで送ってもらうことになったが、ちょうど夕方のラッシュにぶつかってしまって渋滞がひどく往路の3倍くらい時間がかかった。市域の拡張で住民が増え車も増えているのに道路は昔のままなので毎日こういう状態になっている、ということだった。

16時15分発の列車で17時08分Kings Cross着。18時過ぎに帰宅したが、突然の断水でお湯しか出ない(湯はボイラーで湧かして大型タンクに入っているので短時間の断水なら影響が出ない)。

なので、夕食はシンプルにカレー(レンジで暖めるだけ)
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21時20分頃やっと断水が直った。そういえば停電も断水も日本では近年ほとんど経験しなくなった。それが当たり前となってしまったのはいつ頃からだろう?


1時30分就寝。
  1. 2011/12/14(水) 23:23:37|
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2009年12月13日(日) 今日もフランス映画

8時50分起床。曇一時晴のち雨。気温7~3℃。

ここ3~4週間、BBC Fourで毎週やっている"Transatlantic Sessions"というたいへん素晴らしい番組を楽しみにしている。アメリカ、カナダ、イギリスのアコースティック弦楽器(ギター、マンドリン、ドブロ、フィドル、バンジョー等)のミュージシャンがセッションをしているのを、ナレーションも何も加えずにただそのまま収録したものなのだ。各楽器の達人たちによるフォークやブルーグラスの要素をミックスしたような美しいインストゥルメンタルの演奏と午後の陽光を感じさせるような陰影を強調した映像。時間を忘れてずっと見て(聴いて)いたいような番組だ。

今朝たまたまチケットサイトを見ていると、驚いたことにまさにその"Transatlantic Sessions"というコンサートが来年2月にRoyal Festival Hallで開催されるのを見つけた。メンバーは番組とは少し異なるが、まあ同じ名前のセッションならこれを見逃す手はない。ということで、早速オンラインで購入。29.45ポンド(約4,000円)。料金に端数が付くのは手数料やら何やらが加わるためだ。

ランチは買い置きのスープを暖めて、いつも朝食べているトーストとともに
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午後は昨日に引続いてCiné Lumièreへ。12/1月分のプログラムを見て真っ先に行こうと決めていたのが今日のJean-Luc Godard(ジャン・リュック・ゴダール)の1965年の作品"Alphaville"である。20歳前後の頃に一番よく見た映画はフランス映画だったが、ゴダールは当時最も有名なヌーヴェルバーグの旗手だった。従ってかなりの作品を見たはずだが、何を見たのかもその内容もほとんど忘れてしまっていた。

ただ、主演のAnna Karina(アンナ・カリーナ)の存在感が好きでよく見ていたことは覚えている。ロンドンで見るフランス映画は英語の字幕が付いているので、英語の勉強にもなる、という意識はまったくなくて、台詞を理解して筋を追うためには英語を読むしかないという必要性に追われてとなる。

しかし、過去に観たことがあるかどうかも定かでないこの映画はモノクロのSF作品、と言ってもゴダール監督の他の作品同様非常に抽象的なスクリプト展開の作品なので、ゴダール映画を観ているという感覚は少し甦ったもののストーリーはすっきりわかったとは言い難いままに終わった。と言うか、ゴダール作品は(普通の意味で)わかったとかどうかではなく、素直にその映画の展開に身を委ねる方が正しい、ということもちょうど終わった頃になって思い出した。

何十年もこういう既成概念からかけ離れた作品を観ていなかったせいか、あるいは年齢のせいで感受性が衰えたせいか、以前のようには感動しなかったことが自分でも予想外だった。今日は"French Film Classics"と題したシリーズの一環だったが、ゴダール作品はこの一作だけなので、もう少し以前の感動を呼び戻すきっかけを得ることができないのは残念だ。

夕食はコロッケ、ハム、サラダ
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1時00分就寝。
  1. 2011/12/13(火) 23:23:00|
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2009年12月12日(土) 寮のパーティー

7時40分起床。曇一時晴。気温9~4℃。

今日は午前中は特に予定もなく、朝から衣類を洗濯。それからSainsbury'sでトイレットペーパー、ティッシュペーパー、キッチンペーパーを買い物。

午後はCiné Lumièreにてフランス映画"Michou d'Auber"(ミシュー・ドーベール:2007年)を観る。French Film Festivalの今月の特集は"Kids"、と言っても子ども向けという意味ではなく子どもが主人公という映画である。

ストーリーはアルジェリア人の少年を里親として育てることになったフランス人夫婦と周辺の人々との物語で、人種問題や愛国心を取り上げたシリアスなドラマ。今やフランスの現代のトップ男優とも言えるジェラール・ドパルデューが相変わらずあくの強さと同時に繊細さを示して秀逸だった。

先月偶然Institut Françaisのイベントプログラムを入手して以来、フランスの質の高い新旧映画に出会うことが増えたが、残念ながら1作品につき1日1回の上映なのでうまく時間を見計らわないといけない。最近日本ではフランス映画の上映される機会が減ったような気がする。では昔は多かったのかと言えば、そうでもないかも知れない。しかし、20歳前後の一時期、外国映画の中でフランス映画が一番良いと思って良く観たような記憶がある。主としてヌーベルバーグの作品を一生懸命に上映してくれた映画館があったからかも知れない。

いったん帰宅後、夕食はAlexander Flemming寮のパーティーに誘われていたので、18時30分に出発して19時半頃到着。もう駅まで迎えに来てもらわなくても一人で行けるようになった。寮でのパーティーは共用キッチンで誰かが交替で作りながらその横で食べる、という形なので入れ替わり立ち替わり知っている人やら知らない人やらいろんな人が出入りする。でもパーティー参加が2回目、3回目ともなると、だいたいそのキッチンの周辺に住んでいる学生ということで名前は知らないままに見覚えのある顔が増えて来る。一つのキッチンを共用するのは正確には知らないがおそらく十人くらいなので、そんなにあちこちから大勢集まって来るわけではないのだ。

また旧クラスメートも招待されて外部から続々集まって来るので、互いに近況報告で忙しい。料理もたいていは誰かが買い出し係になってまとめて買い物に行き、実費を人数割りにして徴収する(割り勘)ので何度でも続くのだ。料理係もいかにも手慣れていていつも"作る人"をやっているかと思えば、いつももっぱら"食べる人"に専念している人もいて面白い。実際、飲食店のアルバイト経験のおかげでセミプロ並みの腕前を披露する人もいるから侮れない。

今日もすぐに時間が過ぎ、23時30分過ぎに退去。しかし最寄りのOld Street駅周辺は若者に人気のクラブ等の集積地帯で、まして土曜の夜だから広い歩道にも人が多くてまっすぐ歩くのも難しい。0時15分頃帰宅。


3時00分就寝。
  1. 2011/12/12(月) 23:22:16|
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2009年12月11日(金) ビートルズの足跡を訪ねて その2

7時50分起床。晴ときどき曇。気温7~0℃。

11月19日にNational Portrait Galleryで開催された講演会の際に買った"The Beatles' London"は、ビートルズのメンバー達より少し若い3人の共著で初版の出版は1994年。ビートルズに関係のあるLondonおよびその近辺467ヵ所の写真(レコードジャケット、雑誌、パンフレット等に掲載されたもの)の場所を正確に解明してその同じ場所の現在の写真を撮影して並べ、詳細な解説を加えている。全員が研究者ではなく他に仕事を持っているのだが、ここまで徹底したものを作り出したことにただただ脱帽である。とても全部を訪ね歩くことはできないだろうが、John Lennonに関係するところだけでも自分の目で確かめてみたいと思った。

Emperor's Gate 1963年頃この通りの13番地にあったフラットにJohn Lennonが最初の妻Cynthia、息子Julianとともに住んでいたらしい
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偽名を使って借りていたにもかかわらず、目敏いファンに見つかって日夜押し掛けられたため半年余りで引っ越してしまったらしい

ところがいくら探しても13番地が見当たらない 欠番か??
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この通りはU字形になっていてほぼ直角に交わる元の通りに戻って来てしまう
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ハイドパーク案内地図 現在地はRoyal Albert Hallのすぐ近く
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木々はすべて葉を落とした後だ
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ダイアナメモリアル 今でも国民にとって王室メンバーの中で一番の人気者なのだ
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故ダイアナ妃を記念して作られた噴水(右手:水は出ていない)
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公園内の売店で買ったランチ スープとパン これだけで6ポンド(約800円)
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Serpentine(曲がりくねった、という意味)池
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Serpentine Bridge 公園内にしてはなかなか立派な構造 車も通れるのだ
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陽光が水面に反射して目映い
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観覧車
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観覧車近影
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ほぼ真横の下方から見た観覧車 
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ここはビートルズの4人が歩くシーンを撮影された場所
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下の横長写真が1967年5月18日に撮影されたもの
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池の東側に何か遊園地のような物体が見える
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冬期の一時期だけ開催される移動遊園地 日本でも1950~60年代にそんなのがあったような気がする・・・懐かしい
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遊園地のゲート なるほどWinter Wonderlandか!
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夕食は麻婆豆腐、サラダ
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1時35分就寝。
  1. 2011/12/11(日) 23:21:21|
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2009年12月10日(木) "Speaking Skills"が終了

7時10分起床。快晴。気温10~3℃。

リビングルームの窓から見る朝7時15分の景色 まだ日の出前
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"Art and Society"の本日の訪問先はTate Modern(テートモダン)。課題エッセイのテーマに取り上げたこともあって、自分のホームグラウンドのような気さえして来た。

Oxford CircusからCentral lineでSt.Paul'sまで行き、Millennium Bridge(ミレニアムブリッジ)を渡って行くのだ。

青空をバックにしたセントポール大聖堂
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セントポールを背にしてミレニアムブリッジとテートモダンを前方に見る
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橋の下を見ると、日本語なら「献血して下さい」・・赤十字の輸血用血液運搬トラックらしい。米語だと多分"Give Blood"だろうが、イギリス英語では"Please"が付く。スーパーや商店等の支払コーナーにも"Please Pay Here"と書いてある。礼儀正しい?
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ミレニアムブリッジの上からセントポールを振り返る
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ミレニアムブリッジの前方にはテートモダン
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東の方に工事中のクレーンがたくさん見える 2012年のオリンピックに関連した工事なのだろうか?
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タワーブリッジが遠くに見える
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Tate Modern(テートモダン)
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橋を渡ってミレニアムブリッジを横から見たところ
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テートモダンを見上げる
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建物の最上階(レストランフロア)の壁面にでかでかとFREE ENTRY(入場無料)と書いてある
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ランチはセントポールに戻ってB1階のカフェにてローストビーフ/ガーキン(キュウリの一種)/マスタードのサンド、コーヒー 4.85ポンド(約680円)。
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Regent校舎に戻って、14時から"Speaking Skills"の最終講義に出席。みんなで昨日収録したビデオを見る。9月に始まった頃は随分長丁場だと思っていたのに、今になればあっという間だったように思える。HUGHとRAULの講師コンビも良かったし、クラスメート達とも3ヵ月間、週3回も机を並べていたので名残惜しい。

考えてみれば、これで英語の授業はすべて終わり、来月以降帰国するまではインターンシップのみなのだ。しかし、英語力がそれほど劇的に向上したとも思えないので、何か一つEvening Courseをoptionで取ろうかと思う。

"ARIGATO"で5kg入の米を買って帰る。

夕食は一緒に買って来たレトルトカレー
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今夜は6ヵ月ぶりにRalph McTell(ラルフ・マクテル)のコンサートを聴きに行く。

CADOGAN HALL(カドガン・ホール)
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地下鉄のSloane Square(スローン・スクエア)駅から一筋北にある。何となく教会のような建物だと思っていたが、実際に教会として建てられたものを数年前にイベント会場として模様替えされたらしい。規模としては800名程度の中型会場だが、BBC PROMSの第2会場としても使われているぐらいクラシックコンサートにも対応しているようだ。 

クリスマスツリーが飾られた台座の下のステージにRalphの顔が見えている
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今日の席は前から4列目の中央だったので良く見えた。20時から21時45分まで独演。観客はやはり60歳代以上がほとんど。"Streets of London"は本当に名曲中の名曲だと思うが、それに比べて他の曲は悪くはないがそれほど強烈なインパクトもないのがちょっと残念。一つの大ヒット曲を上回るヒット曲を作り続けるのは本当に難しいことなのだろう。将来も日本公演はまずないだろうと思われるのでロンドンで2度も聴いておいて良かった。

帰宅したのは23時前。早速1月開始のEvening Courseのプログラムをチェックしてみる。

夜食はインスタントのサッポロ一番きつねうどん こんなのは日本でもあっただろうか?
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2時00分就寝。
  1. 2011/12/10(土) 23:19:56|
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2009年12月9日(水) 英語クラスの最終テスト

8時00分起床。曇。気温12~9℃。

終日厚い雲が垂れ込めて重苦しい一日だった。午前中は昨日買ったストロベリーを使ってジャム作り。日本ではやったこともなかったが、こちらでは果物類が安い(2パック=約1kgで700円くらい)のでデザート用にいろいろ試している(ラズベリーとかブルーベリーとか)。水洗いした果物に砂糖を加えて一晩置き、後はじっくり炊いていくだけ。最後にとろみを付けるためのペクチン(ゲル化剤)も買ってあるが、別に加えなくてもストロベリーソースとして食べる分には問題なし。

午後は"Speaking Skills"の授業に出席。明日が最終日だが今日は"Assessment 2(英語力評価テスト)"ということでGroup Discussionを行った。いやシラバスにはGroupと書いてあるのだが実際にはウクライナ人NIKOLAIとの対話形式で直前に提示されたテーマについて互いに質疑応答をするような形だった。前回同様ビデオカメラとマイクを前にしては、なかなかリラックスして話ができない。持ち時間はあっという間に終わって、何か物足りないままだった(不完全燃焼?)。ともかくHUGHの担当はこれで終わった。4月以降いろんな講師に出会ったが、やはり最高ランクの一人であることは間違いない。英語教育のツボを熟知しているからだ。まだLunch Time Lecture等で受講する機会はあるだろうが、今日でひとまず区切りとなる。

帰宅後、BookingsDirect.comというサイトで来年2月14日に行われるEric ClaptonとJeff Beckのコンサートチケットを購入。ブリティッシュスーパーロックギタリストの共演である。今年2月に両者がほぼ同時期に日本公演ツアーを行い、ただ1日だけ埼玉アリーナで共演したのがきっかけで本国でもやろうということになったそうだ。1960年代からずっとトップミュージシャンとしてそれぞれの歴史を作って来た二人が共演するとなったら行かないわけにはいかない。2枚で168.8ポンド(約24,000円)。高いことは高いが日本公演だといずれか片方だけでもそれくらいするのだ!しかも同じステージで共演するのを見られる機会なんてそうはないのだから・・・

夕食はロースハム、バターコーン、サラダ
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0時40分就寝。
  1. 2011/12/09(金) 23:48:00|
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2009年12月8日(火) 久しぶりにUCLへ

8時00分起床。快晴のち曇。気温11~5℃。

火曜日のフィドルレッスンも10回目である。あまり熱心に練習を重ねているとは言えないが、だいたい毎日30分くらいは習った曲の復習をしている。クラシックと違って楽譜を見ながらではなく(いやクラシックでも同じか)暗譜で弾かなければならないので、考えなくても指が勝手に動くようにしておかないといけないのだ。

もう12月も中旬近くなり最寄りのCrouch Hill駅からの道筋の木々はすっかり落葉してしまっている。もうじきクリスマスと大晦日がやって来るが、いずれも海外で迎えるのは初めてなので楽しみである。日本の単なるケーキやプレゼントの日ではなく、キリスト教国の本当のクリスマスというものを経験できるだろう。

一度帰宅してから、久しぶりにUCL(University College of London)のLunch Hour Lectureを聴講に行く。

階段教室 入口は後方だがかなり傾斜が険しいため前列に行こうとすれば階段を相当下りなければならない
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学外講師の時もあるが今日はUCLの法学科教授の講演 
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法律はあまり興味のある分野ではないが、テーマが面白い(The right to obscene thoughts=わいせつ思考の権利について)。ポルノを持っているだけで罰するという法律の問題点を解説。社会が保証するべき自由というものには無条件にあらゆる思想の自由が含まれる、と言った主旨であった。

終了後天気も良かったので、Piccadilly Circusまで歩いて行く。

この一帯にはミュージカルチケットのディスカウントショップが軒を連ねている。日本では見られない風景の一つである。
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今日の目的地はここ Rupert Court(ルパートコート)
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通り抜け可能な(行き止まりではない)路地だ
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1963年7月2日にここへ来ていれば彼らに会えたかも知れない・・・
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この後、Japan Centreでレトルトカレー等を買い物。

夕食はコロッケとサラダ
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TVニュースではニューヨークのセントラルパークにあるJohn Lennonの記念碑に集まった大勢のファンの姿を報じていた。あの日から29年が経ったのだ。京都の三条大橋のすべての欄干に貼られていた号外の光景を今でも鮮明に思い出す。 しみじみとThe BeatlesのCDを聴く。


0時00分就寝。
  1. 2011/12/08(木) 23:47:11|
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2009年12月7日(月) ブートレグ ビートルズ、これぞ本物のコピーバンド

7時10分起床。雨一時曇。気温11~5℃。

4週続けて雨の週明けである。ただでさえ日の出が遅いのに雨だと朝か夜か判別できないほど暗い。と、天気に文句を言っても始まらないのだが。

10時前には雨が上がった。レンガ造りに青いペンキが特徴的なEnglish National Operaの建物(背面)がリビングルームの窓から見えるのだ。画面中央に大道具搬送用だろうか大型トレーラーが裏口に横付けしているのも見える。通りに面した間口の幅に比べてかなり奥行きのある建物だとわかる。
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出かける前にパスタのランチ
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9月21日から始まった午後の"Speaking Skills"もいよいよ最終週。この3ヵ月間はいろんな意味でかなりタフな期間であったが、もう間もなく次のステージへ移る。そうすればまた気分も変わることだろう(多分)。

今週のテーマは3ヵ月間の集大成として(?)自分に起こったことを説明する表現、と言うことで、怖かったこと、おかしかったこと、驚いたこと、困ったことなどの日常表現を学ぶ。12週36回の講義で学んだことは普通の教科書に載らないような本当に普段使いの会話表現ばかりなので、これらを全部自分のものにすれば自然な(英語ネイティブのような)会話ができるはず・・・だが、残念なことに覚えた端から忘れるので歩留まりはわずかである。いずれ機会を見つけてしっかり復習しなければもったいないと思う。

今日は20時からRoyal Albert HallでThe Bootleg Beatlesのコンサート、それも結成30周年記念という節目の公演だ。おおっぴらにBootleg(海賊版、コピー)と名乗っているが観てがっかりってことはないだろうか?一抹の不安がなくはなかったが、31.07ポンド(約4,300円)でチケットを購入済みだ。コピーバンドにしては料金も会場も破格なのだ!

本物のThe Beatlesの日本公演(1966年東京)には残念ながら行けなかったが、果たしてコピーバンドでその無念を晴らせるのだろうか?

夕食は例の美味しい餃子とサラダ
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19時18分West Hampsteadからtubeとbusを乗り継いで19時47分Royal Albert Hall到着。
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まず30th anniversary souvenir programmeを購入。7ポンド(約1,000円)
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会場内に入ると同世代人ばかりでなく結構若者も多くて既に熱気がみなぎっている。
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定刻を過ぎてメンバーが登場するとあたかも本物のビートルズが出て来たかのような歓声の渦。最初からステージと会場が一体なのだ。どこかサッカー観戦に似ているかも。
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初期のヒット曲が続く。コスチュームも髪型もその頃のままを再現している。思った以上に上手いしJohnとPaulに声も似ている気がする。
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しばらくすると衣装が変わってサージェントペパーズのアルバムから選曲
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Magical Mystery Tourから
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解散直前のアップルビル屋上のGet Backを再現 また衣装と髪型が変わった
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仕込みかどうかわからないがどこらともなく風船がいっぱい出て来た
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これもこのコンサートのセレモニーなのか(ひょっとしたら本物のステージでもあったのだろうか?)
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史実を忠実に追うように最後のアルバムAbbey Roadから
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アンコール 熱烈な拍手と歓声に包まれる 終演は22時40分 2時間40分をぶっ通しだった
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終演後帰途につく聴衆はみんな満足気
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いやあ、実に良かった!これはビートルズファン必見のステージだと確信した!本当に聴衆がこれだけどの曲もいっしょに口ずさめるバンドって他にあるだろうか??

バスは満員で乗り切れそうにないので、South Kensingtonまで歩いてtubeを乗り継ぎ23時40分帰宅。

2時00分就寝。
  1. 2011/12/07(水) 23:46:34|
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2009年12月6日(日) ビートルズの足跡を訪ねて

8時45分起床。雨のち曇のち快晴のち曇。気温12~7℃。

今住んでいるフラットの前はWest End Laneという南北に走るバス通り(500mほど先でAbbey Roadと名前が変わる)だが、片側1車線のさほど広くはない道である(7月に撮影したもの)。
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道を隔ててちょうど向かい側に教会(左に見えるレンガ塀)があり、そこから直角方向(西向き)にもう少し狭い道がある。
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その道に面して"WEST HAMPSTEAD STUDIOS"と表記されたネオゴシック調の建物がある。
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引っ越して来てから何度か前を通ったことはあったが、"Beatles' London"によるとこれは音楽スタジオではなく写真スタジオで、1966年発売の英国版シングル盤"Yeaterday"のジャケット写真はここで撮影されたものだそうである(自分で初めて買ったシングル盤がYesterdayだったが日本版はデザインが異なっていた)。40年ほど前に彼ら4人がここに来ていたのだ。

一方その反対側、すなわちWest End Laneから東方向に曲がる道(やはりバス通りだが東行一方通行)を見ると通りの右手にOperaのサインが見える
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English National Opera(英国ナショナルオペラ)の本部事務所である
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ここは1980年以前はDecca Record(デッカレコード)のメインレコーディングスタジオだったそうで、1962年1月1日まだ本格デビュー前のThe Beatlesがここでオーディションを受けて吉報を待ったが、何と言うことかデッカは契約しない、という結論を下したそうである(ギターバンドは時代遅れだと考えたため?)。
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今となっては歴史的判断ミスとも言えるが、住んでいる目と鼻の先にこんなエピソードの舞台があるのだ。

West End LaneがAbbey Roadと名前が変わるところは三叉路になっていて、そこから南西へ延びるQuex Roadを進むとKilburn High Streetという結構商店や建物の多い賑やかな通りに突き当たる
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そこでひときわ目を引く建物はState Theatre(ステートシアター)
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とは言っても壁面にSTATEの文字こそ残っているものの現在は宗教団体が所有しているらしい。かつては欧州最大の公会堂で1960年代にはThe Beatlesを始め、The Rolling Stones、The Who、Faces、Deep Purple、Jethro Tullというビッグネームがこぞってコンサートを行った場所だそうだ。ちなみに建物のデザインと名前は米国のエンパイアステートビルを模したものらしい(出典:東京地図出版"ROCKIN' LONDON")。

うーん、高さは本家に遠く及ぶべくもないが、まあ建物が低いロンドンでは確かに目立っている(かな?)
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(おまけ)近くにあったポスト "GR"と銘があるのはジョージ五世の時代のもの つまり1936年以前に設置されたものなのだ "EIIR"ならエリザベス二世現女王の時代のものだ
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そんな古いものを使っているところを見ても日本と根本的な考え方の違いがわかる。使える間は使う、という一点である。日本の郵便制度は英国を真似て19世紀後半に発足したがポストのデザインは何度も変わって来ているようだ。古いものはあっさり捨ててより便利なものに変えて行くのが日本だ。

夕食はコロッケとサラダ
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1時00就寝。
  1. 2011/12/06(火) 23:45:57|
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2009年12月5日(土) フィドルパーティ

8時15分起床。曇のち快晴のち曇のち雨。気温12~8℃。

今日はPeteに教えてもらったフィドルパーティの日だ。日本式に言えばPeteのスクールの忘年会と言ったところか? 会場はCecil Sharp Houseというところだが、ちょっとわかりにくい場所のようなので明るいうちに下見に行くことにした。

バスルートマップで確認すると、バスを一度乗り継げばすぐ近くまで行けそうだ。しかし降りるべき最寄りのバス停がどこなのかと外を見ているうちに、いつの間にか通り過ぎてCamden Townに着いた。どうやら一つ隣のバス停のようなので次の(逆方向への)バスを待たずに歩いて戻ることにした。

一つ目のバス停と言ってもなぜか随分距離が離れていて10分ほども歩いたかと思ったが、見つけるのは難しくなかった。 大きな字で書いてあったから・・・
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いかにも由緒ありげな建物
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いかにもクラシックな看板に協会名(The English Fork Dance and Song Society)が書いてある ダンスと音楽二つの協会が統合されて現在の協会になったのだ
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これで行き方がわかったのでひとまず安心してバスでFinchley Roadまで戻り、Sainsbury'sで買い物。缶ビールが残り少なくなったので15本入を2ケース買う。自分で飲むというより来客用である。ランチ用にパスタとアイスクリームも買う。

3個で5ポンドだから1個200円余 味の方はまあまあ以上でも以下でもない 
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こちらは愛用のアイス Vegetarianの表示があるところを見ると乳脂肪はゼロで植物油脂でできているのだろう 10個入で60ペンス つまり1個8円くらい!
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さて、フィドルパーティは19時30分スタートであるが、もたもたしているうちに出かける時間が19時30分頃になってしまった。今度は暗い中でも迷わずに20時頃到着。受付で入場料5ポンドを払って会場へ。

ところが、予想外の満員(100人を超える)でイスがない。入口近くに居た人とともに廊下の隅からイスを運び込む。こうして無事に席を確保し、演奏を聴く。

Whitby Folk Festivalもそうだったが、参加者は全員白人ばかりでアジア人はおろか中近東人、アフリカ人などもゼロ。アメリカで同じような状況だったら恐らくとても居心地の悪い思いをしたんじゃないかとつい思ってしまった。英国人は一人変わったのが紛れ込んでいてもまったく意に介さない(ように見える)。極めて自然に紳士的に平等に対応してくれるのだ(もちろん心の中まではわからないが)。やはり大人の国なのかなあ・・・

ステージのPeteも客席の何人かの生徒たちもいっしょになって弾いている
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Tourismのクラスでまだ親しいとまではいかないが言葉を交わすようになった中国人のRONに何かの拍子にこのパーティのことを教えたところ、ぜひ行きたい、と言っていた。しかし特別フィドルやイギリスの民謡に興味があるとも見えなかったので来ないだろう、と思っていたが来た、20時30分過ぎに。

初めは静かに聴いていたが、途中から日本製の小型ビデオカメラを取り出して演奏の撮影を始めた。誰からもとがめられはしなかったので、まあ良いんだろう、が、ちょっと真似はできない。一昔前の日本人なら多分平気で同じことをしていたのだろうが、ちょっとお上品になり過ぎたのかも知れない。いや中国人のバイタリティと言うか自己中心主義と言うかそちらの方が当たっているのかも知れないが(別に悪い意味ではなく国民性の特徴なのだ)。

最近とみにこういった他国民、他民族の文化や習慣が気になる。周りが外国人ばかりなので(いやここでは自分が外国人なのだが)、つい類型化して納得してしまう癖が付いた。何国人と何国人は似ているとか違っているとか・・・

22時頃になるとステージでは立ち上がっての合奏が続く
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こうなるとステージも客席も区別なし みんな演奏に夢中
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23時を回っても一向に終わる気配なし
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多分あの中の何人かはパブへ移動してセッションをすることにしてなるのだろう。でも3時間以上も熱演を聴いていて疲れて来たし帰れなくなりそうなので辞去。Camden Townまで歩いてバスと地下鉄を乗り継ぎ23時40分に帰宅。


1時25分就寝。
  1. 2011/12/05(月) 23:45:05|
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2009年12月4日(金) 晴れた日の街歩き

8時10分起床。快晴のち曇のち雨。気温9~1℃。

冬晴の清々しい空気につられて最寄り駅までseason ticket(1ヵ月定期をOyster Cardにチャージする)を買いに行ったその足でPrimrose Hillへ。

北側(Swiss Cottage側)から登って行くと南中の太陽が正面に来てまぶしい
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大木も葉を落としてすっきり しかし枝の密度がものすごい!
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頂上の方を見るとベンチや散歩の人達やゴミ箱?などがシルエットになっている
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やはり冬なので?歩いている人は少ない
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ちょうど逆光になるためサングラスなしでは前が見えない
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上空には飛行機が1機
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街を見下ろす ど真ん中にはBTタワー
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南側に降りて頂上の方を振り返る
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南に向くと太陽がずっとこの高さ 天頂には向かわず横に移動するだけ
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British Library(大英図書館)でランチ ランチのためだけに大英図書館に行くというのもぜいたくな話!
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そこから隣駅のRussell Squareへ
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駅前にある大きなショッピングセンター ロンドンにしては随分モダンなデザイン
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The Brunswickという
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ロの字型に連なる建物の中央空間にはレストランやショップがたくさん
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この辺りはBloomsbury(ブルームズベリー)という地区なのだ
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実はここが目的地 The Brunswickとは駅を挟んで反対側だ
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数年前に出張で来て1泊したことがあるプレジデントホテル
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そのときはちょうど全面改装工事中だったがすっかり外壁の塗装も完成?派手!

ホテルの前の通り もしここに40数年前に来ていたら・・・
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彼らに会うチャンスがあったかも!
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何の予備知識もなくインターネットで探してたまたま手頃だったので泊まったのだが、実はThe Beatlesの4人が世界デビューを果たしてLiverpoolから上京した頃に宿舎にしていたのがこのホテルだったんだ! 先日手に入れた"The Beatles' London"に書いてあった。

15時からCiné Lumièreにて映画鑑賞。今日もTati特集で"Mon Oncle"(邦題:ぼくの叔父さん)。1958年のカラー作品で、例によってタチ自身が脚本、監督、主演。アカデミー外国映画賞とカンヌ特別賞受賞作。フランスのエスプリなどと言うと軽薄になるが、アメリカ文明に対する皮肉のような設定の割にチャップリンやMr.ビーンのような毒はなくあっさりしている。ほとんど台詞がなく無言劇と効果音だけなのでわかりやすい。でもストーリーやセットの作り込みはかなりのものである。確かに特集を組むだけのことはあると改めて感心した。できれば他の作品も見たいものである。

夕食はロースハム、バターコーン、サラダ
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1時15分就寝。
  1. 2011/12/04(日) 23:44:03|
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2009年12月3日(木) エッセイ集発行

7時05分起床。曇一時雨。気温8~2℃。

結局午前中の授業で続けることにしたのは木曜日の"Art and Society"のみ。というわけで、今日はいつもより少しだけ早起きして9時にRegent校舎へ行く。

今日の講義テーマ&訪問先は"Royal Academy of Arts"。 Piccadilly Circusにほど近くFortnum & Masonのちょうど向かい辺りになる。ピカデリー通りに面してBurlington Houseという元貴族の大邸宅がありその中の一部(と言っても大部分)がロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ(王立芸術院)である。

本日の目的は特別展"Wild Thing"を鑑賞すること。20世紀初めにロンドンで活躍した英仏の彫刻家の作品展である。ただし彫刻鑑賞は個人的にはあまり好みではない。来週はTate Modernなので楽しみである。

Burlington Houseの中にあるBurlington Arcadeは高級品店の並ぶアーケード商店街である
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Burlington Arcadeを北へ抜けるとCork Streetでこの辺にも高級そうなショップが並ぶ
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ここから一筋西側に行くと高級ブランドショップ街で有名なBond Streetである
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午後はSpeaking Skillsで、最終週となる来週水曜は2回目のAssessment(評価)がある。

この授業と直接の関係はないが、先月初めに投稿したエッセイ集"SPECTRUM"が発行された。みんなそれぞれの感想を書いていて読むと共感するところも多い。
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夕食は麻婆豆腐とサラダ
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2時15分就寝。
  1. 2011/12/03(土) 23:43:08|
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2009年12月2日(水) ショック体験!

8時00分起床。曇のち晴のち曇のち雨。気温11~6℃。

午前の"Tourism Planning"はもう受けないことに決めたので、昼頃まではひたすらPCの画面とにらめっこして過ごす。

ランチはレトルトカレー
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午後は14時からSpeaking Skillsに出席。いつものように講師のHUGHと学生のやり取りの合間に学生同士の対話学習もはさまれる。そんなひとときだった。何人かのパートナーと順に入れ代わりながら恥ずかしい思いをした経験について対話をしている際に、ロシア人のMARINAが"islandsを不法に占拠していることは国の恥である"と言ったのだ。一瞬何のことかわからなかったが、すぐに北方領土のことを言っているのだと気付いた。これには思わず絶句するほど驚いた。まったく想定していなかったので返す言葉が見つからなかったのだ。気を取り直して4島のことかと聞き返すと、そう、国際法上問題があるのだと言う。

それはこれまで7ヵ月間に耳にしたあらゆる言葉の中で自分には最高度に衝撃的なものだったと言える。せっかく貴重な異文化体験をして来たつもりだったのに、どうもまだ国と国民の違いというものが真にわかっていなかったのだ、と思い知らされた感じがする。

第二次世界対戦(太平洋戦争)の経験者であるわが親の世代には嫌ロシア性が色濃く残っていたように思う。そのせいか自分でも何となくあまり好感を持てない国の一つになっていたのだが、考えてみれば確かに国の対外政策に国民全員が一致して同じ考えであるはずもないし、MARINAは現役の学生ではなく社会人で弁護士でもあるので法律に照らして客観的に判断しているのだろうが、そもそもそういう考えの人がいるとは今まで具体的に想像したことさえなかったのだ。

もちろんロシアでこういう認識の人が多数派であるとはとても思えないが、彼女一人だけということもないだろう。国というものを一塊(の個性)で考えることは間違いなのだ、と教えてもらった気がする。ロシアだけでなく4月からの初めてのクラスで共に学んだ中国や韓国の学生達もそうだが、日本に居てTVや新聞で日常的に報道されるネガティブな情報が決してすべてではないのだ、とわかっただけでも留学生活の財産になったと言っても過言ではない。それはもちろん相手にとっても同じだと思う。

近年日本の学生の海外留学志望者が減ったと聞くが、やはり座して活字やインターネットで学べることと実際に海外に身を置いて初めて得られる経験とは根本的に違うのだ、と理解して欲しいものだ。海外でいろんな国の学生と直接会話を通じてその国を理解する(理解までには至らなくても知る)ことがどれだけ大きな価値を持つことか、できれば可能な限り全学生に体験してもらいたい、と思う。

今日はただもうそれがすべてだった。

夕食はこの前買った餃子とサラダ(リンゴを加えてみた)
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23時45分就寝。
  1. 2011/12/02(金) 23:41:28|
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プロフィール

oldstudentinlondon

Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

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