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定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2009年8月31日(月) ロイヤルアルバートホール

6時35分起床。曇のち晴。最高気温26℃。

何か良いことがあったり良い経験をした後には、必ず反動(リバウンド?)が来るらしい。今日もその例に漏れず!と言うことだろうか、余りにも素晴らしかったウィットビーの後遺症(?)で午後までボォーと過ごしてしまった。

16時30分頃になってようやく外出し、Hyde Parkへ向かう。今日は19時からPROMSの一環としてロイヤル・コンセルトヘボウ・オーケストラの公演がある。前身はAmsterdam Concertgebouw Orchestra(アムステルダム・コンセルトヘボウ・オーケストラ)と言って1960年代、1970年代にオランダ人の常任指揮者ベルナルド・ハイティンクと共に何度か来日公演をしているが、クラシックコンサートはロック等に比べてチケットが非常に高額だったので、学生のポケットマネーではとても行けるものではなかった。未練がましく公演のチラシだけを大切に持っていた覚えがある。

随分日が短くなって来たとは言え、17時30分はまだまだ午後の陽光にあふれている。
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夏の終わりの日差しを楽しむ老若男女
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太陽はまだこの高さである
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これがロイヤルアルバートホール
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入口は何ヵ所かあるが、これが正面入口
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ふと目に止まったコンサートのポスター 元Dire Straits(ダイアーストレイツ)のリーダー兼リードギタリスト兼リードボーカルだったマーク・ノップラーだ。
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未だにプロミュージシャンからもファンからも深く尊敬されているだけあって、ここで来年の5月から6月にかけて6日連続公演とは!
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ホールの内部はぐるりと円周状の廊下が続く
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ステージの準備は完了
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中央部には席がなくここが立見自由席 開演までは座ったり寝転んだり・・・
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4層になった客席 オペラハウスのようだ
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演奏曲目はシベリウスの交響曲第1番、ラベルのダフニスとクロエ組曲第2番、他。
音的には最後のオランダ人常任指揮者だったハイティンクの頃の方が好きだったが、まあ約35年ぶりに生で見られたことに意味がある。

観客のスタンディングオベーションに応えて指揮者(マリス・ヤンソンス)と団員全員による終演の挨拶 
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夕食は、ポテトケーキ(いつもの冷凍保存食)
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と、バターコーン
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01時00分就寝。
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  1. 2011/08/31(水) 23:03:08|
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2009年8月30日(日) ノッティングヒルカーニバル

6時35分起床。曇のち快晴のち曇。最高気温20℃。

まずはバスルームの掃除。それから洗濯。

今日と明日はノッティングヒルカーニバルがあるので、行ってみることに。半世紀近い歴史を持つ、英国、いや欧州最大規模の屋外カーニバルらしい。

Tubeはカーニバルの最寄り駅の臨時休業などで当てにならないので、328番のバスでNotting Hill Gateへ。何やら賑やかな音が聞こえている。

トレーラーにバンドが乗って演奏しながらパレードする。
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仮装行列?
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ポパイとオリーブ?
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スチールドラムバンド
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グループ毎に揃いのコスチュームで踊りながら練り歩く
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消防署チーム?
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ドリンクの補給部隊チーム?
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スチールドラムが一番の呼び物か?
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かなりの数の警官が出動して警備中
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向こうの方はすごい人出
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警戒線を張っている? それにしては緊張感が乏しい感じだ
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期待して行ったものの、とにかく音が大きすぎてパレードの見えるところまで近づくと音楽を聴くと言うよりジェット機か何かの騒音に近い。それが延々と続くので耐えられなくなって来る。

それともう一つ、カリブの明るい青空にはほど遠いこのロンドンの曇りがちの空と気候には雰囲気が全然合わないような気が・・・

夕食は海老のオイル焼き やはりこちらの方が海老そのものの味がして美味しい
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と、ほうれん草/ベーコン炒め
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00時30分就寝。
  1. 2011/08/30(火) 23:01:53|
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2009年8月29日(土) マーケット巡り

6時45分起床。快晴。最高気温18℃。

Concertina(コンサーティーナ)専門店BarleycornのChrisへメール。どうしてもあの繊細な音色を自分の手許に置いておきたくて、Whitbyの展示品で一番安い楽器が残っているかどうか問い合わせる(価格は音域、即ちリードとキーの数、材質、装飾、状態など様々な要素で決まって来る)。

昨日買って来たポスターを壁に貼る。それから洗濯。何となく時間を持て余し気味。天気も良いので久しぶりにマーケット巡りへ出かける。

328番のバスでNotting Hill Gateまで行けば、Portbello Market(ポートベロマーケット)への南側入口はすぐ。観光客にも人気があって店もバラエティに富んでいるので見て歩くのには楽しい、が、特に欲しいものはなかったのでさっさと北側まで通り抜け、Ladbroke GroveからLondon Bridgeまでtubeで移動。

Borough Market(バラマーケット)の入口は通りの向かい側にある
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2012年のオリンピック開催に備えてロンドン東部は大規模な再開発が計画されている。そのあおりでこのマーケットも近く移転するらしい(すぐ隣へだが)。

ここの屋外市場の屋台で売られているマフィン(1ポンド)は軽い塩味がついていてそのままでとっても美味しいし、ドリンクとこれ1個で十分軽い食事になる。直径10cm以上あるのだ。
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またFish Marketでは恐らくロンドンのどこよりも良い海老が手に入る(と思う)。12尾で10ポンド。

それからPiccadilly Circusへ出てJapan Centreで日本食材を物色。米(秋田こまち)、ほうじ茶、唐揚げ粉、麻婆豆腐の素などを買う。

というわけで、夕食は海老の唐揚げ 海老の下ごしらえにもすっかり慣れた
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と、ほうれん草・ベーコン炒め
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唐揚げ粉の味が強過ぎて素材の味が隠れてしまう。せっかく良い海老なのでシンプルに塩焼きにした方が良かったかも?

00時20分就寝。
  1. 2011/08/29(月) 23:00:09|
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2009年8月28日(金) PROMS(プロムス)のチケットを買う

6時00分起床。快晴のち曇一時雨。最高気温21℃。

ロンドンに帰って来て何か時間感覚が戻ったような(夢から覚めたような)気がする。でも龍宮城へ行った浦島太郎のように、いつの間にか何十年かが過ぎ去っていなくてホッとした。

今日はまず7月中旬から9月中旬まで開催中のBBC PROMS(BBC PROMENADE CONCERTS)のチケットをオンラインで購入。ロンドンの夏の名物クラシック音楽祭である。Royal Albert HallとCadogan Hallで毎日のように当代最高級の演奏が楽しめるので、ぜひ行っておかなくては、と思っているうちにもうあと2週間ほどを残すのみとなってしまった。

一つは8月31日のMariss Jansons(マリス・ヤンソンス)指揮のRoyal Concertgebouw Orchestra(ロイヤル・コンセルトヘボウ・オーケストラ)
昨年11月に京都コンサートホールで来日公演があったのだが、その2週間後にはロンドン交響楽団の公演があり悩んだ末に後者を選んだのだ(両方行くのは高すぎたので)。
京都公演は確か23,000円だったと思うが、PROMSでは一番高い席でも46.75ポンド(約7,000円)。PROMS名物とも言える会場中央の立見自由席(当日券)だとわずか5ポンド(約700円)なのだ。

もう一つは現代最高のチェロ奏者の一人で、アジアの誇り(国籍はUSA)であるYo-Yo Maの9月11日のコンサート。こちらは20.25ポンド(約3,000円)。

昼頃に外出。Lloydsへ行ってDebit Cardの暗証番号変更を申し込む。ATMで引き出す際に3、4回間違った番号を入力するとそのカードは自動的に使えなくなる。そういうヘマをやってしまったのだ。安全のためと思って他のカードと異なる暗証番号にしたが自分が忘れてしまっては何もならない。
手続には1週間ほどかかるということだった。

それからICCオフィス宛に届いたサッカーチケットを受け取りに行く。こちらは9月19日にロンドン東部Upton Parkで行われるWestham vs Liverpoolである。今回は見逃したくなかったので例のPiccadilly Circusのチケットショップではなく以前から利用している日本のチケット斡旋会社に依頼したのである。費用は少しだけ高くついたが、一度事故があるとなかなか安心できないので今回は日本に頼んだのだ。当日までハラハラしなくても3週間も前にチケットを受け取れたので良かった。

次にOxford StreetのHMVに寄って、白一色で殺風景な部屋の壁面を飾るポスターを3枚選り取り10ポンドで買う。
さらにPiccadilly Circusまで歩いてVinmagという雑貨店(ロンドン土産とかCD、ポスター等)でもThe Beatlesのポスターを2枚10ポンドで買う。

通りがかりに見かけたこのパブは、確かKOHTAと5月にチャンピオンズリーグ決勝戦を見に行こうとしていたところだ(結局満員で場所を変えたが)。
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ミュージカルのメッカ、ロンドンでも最高の人気を誇る"Les Misérables"(レ・ミゼラブル)を上演しているQueen's Thetre。1985年の初演以来24年間休まず(会場は何度か変わっているが)ただこれだけを上演しているそうだ!!
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帰宅が遅くなり、あまり食欲もなかったのできつねうどんを作って食べた。

KOHTAからメールが来て、Internship(インターンシップ)は先週で終了し、明日からはパリの友人を訪ねるそうだ。そして9月7日にはいよいよ帰国するらしい。その前にもう一度会おうと返信。9月19日のサッカー観戦にできれば一緒に行こうと思っていたのだが、もうロンドンにいないのなら仕方がない。そこで、代わりにMIYUKIを誘うことにしてメールを送る。

01時15分就寝。
  1. 2011/08/28(日) 23:54:40|
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2009年8月27日(木) さらばウィットビー

7時00分起床。朝のうち快晴のち晴一時曇。最高気温20℃。

朝食は摂らずに8時52分の始発に乗って帰ろうかと考えていたが、8時を過ぎてもフロントに人影はないし、まあ朝食後でいいか、と思い直した。

イングリッシュブレックファスト 英国のハムは本当に美味しい 卵も豆の煮込みも焼きトマトもとても美味しい ソーセージは・・・まあまあ
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4夜を過ごしたB & B "The Sandbeck"の寝室
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寝室とバスルームのシンプルな構造
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B & Bではシャワーのみでバスタブなしが標準的
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271ポンド払ってチェックアウト。4連泊したからかどうかわからないが、初めに言われたより10%余り安かった。
海に面した小さな港町で音楽三昧の毎日、本当に居心地が良くてヨークシャー周遊旅行のつもりがウィットビー滞在旅行になってしまった。

今朝も快晴で涼しくて気持ちが良い。
誰も座っていない丘の上のベンチがまるでオブジェのような、ちょっとシュールな風景!
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キャプテンクックことジェームスクック船長の像 横から
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正面から
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月曜日にRegattaが終わった後は海岸も静かになった。海を眺めていて日本のように潮の香りが全然しないことに気付いた。気温・水温が低いせいか不明?
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望遠のため遠近感がないが、手前は新市街の丘の上で奥は旧市街の修道院跡 その間には海(港)がある
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町の中心には教会がある
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最後にもう一度展示即売会場を覗く。
コンサーティーナの専門店 右が店主のChrisでこの楽器の選び方についていろいろと教えてもらった。ほとんどが何十年も前に作られた製品で、所有者が手放したものが再調整されこうやって売られているらしい。つまりほとんどは中古品と言うことになる。中古品とは言え絶対数が限られているため価格は徐々に高くなって行く傾向にあるそうだ。安い中国製等の大量生産品もあるにあるが、やはり楽器としてはこういった丁寧に作られた手作りの製品が優るということだった。
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Swing Bridge(旋回橋)と舟溜まり
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人であふれる橋の上 船を通すときは通行止めになる
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Swing Bridgeが航路を開いた状態
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カモメ 近くで見ると結構怖い目付き
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港から旧市街の丘の上の教会を見上げる
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正面はベーカリーショップ 左の空き店舗の鉄扉には鯨のデザイン
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駅前広場
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駅の入口
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終着駅なので、線路は続かないよどこまでも!
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カーブしたプラットフォーム
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駅名表示も見納め
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ミドルズブラ行きのローカル列車
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車窓の風景
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牛たちがのんびり
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ヨーク駅 鉄道博物館訪問は次の機会に
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ロンドンKing's Cross行きの列車表示
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これで延べ5日間にわたる別世界への旅も終わった。総体的に予期した以上にいい旅だったが、中でも今まで知っていたつもりで実はまったく知らなかったイングリッシュ・トラッド・フォークミュージックの奥深い魅力に触れることができたのが最大の収穫だった。

夕食はチキン炒麺
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23時10分就寝。
  1. 2011/08/27(土) 23:18:34|
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2009年8月26日(水) ウィットビー4日目

7時05分起床。曇のち雨のち晴のち雨。最高気温19℃。

Whitbyの地図を買った。
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英国ではどこにでもよくこんな地図の自動販売機を見かける。
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1ポンドコインを入れると下から自動的に地図が出て来る。ところがこれがくせ者でコインを入れても品切れで何も出て来ないことがある。これは店の中などではなく、通りに設置してあることが多いため、出て来ないときに文句の持って行き場がない(いやどこかに連絡先が記載されているのかも知れないが)。そんな経験が2度ほどあったので出て来るまで一瞬緊張するが、今日は無事出て来たので一安心。

さて、一昨日はプログラムを見ても知らない名前ばかりでどの会場に何を聴きに行って良いものやらさっぱりわからなかったが、2日間聴いてみて少しは様子が分かって来た。今日は10時からの分はパスして、まずWhitby Museumに行くことにした。昨日通りがかったとき"Whale and Man"というイベント開催中だと知ったからである。
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かつてここは捕鯨基地だったことがわかる。と言っても食用ではなく鯨油を取るのが目的だったようだ。日本や北欧を除いて捕鯨は良質の不凍油を取るためだけに行われていた。だから代用品が手に入るようになってから捕鯨は行われなくなった。
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シロナガスクジラの大きさをロンドンバスと比べて示している(笑)
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11時30分から保守党クラブのBarで開かれるAlistair Anderson(アリステア・アンダーソン)によるConcertina(コンサーティーナ)のWorkshopを聴きに行く。これまで名前さえ知らなかったConcertinaというアコーディオンのような楽器の音色が気に入ってプログラムの解説を読んで見ると、Alistair Andersonがこの楽器の第一人者であることがわかり、早速参加したのだ。
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Workshopでは実際に楽器の演奏法の指導も行われるので、参加者の大半は楽器持参である。
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もちろん他の楽器で合奏することもできるし、演奏される曲も英国人にとっては日本人にとってのわらべ歌のような耳になじんだものなのだろう。ごく自然な感じで進んで行く。
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ランチには今日も飽きずにステーキパイ 
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それにデザート?のアップルパイ 二つ合わせて1.62ポンド(約220円)
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15時からはMet Hotelで行われたコンサートへ
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英国の片隅のこんなところ?まで"Karaoke"という言葉(下から4行目の中央右寄り)は定着しているのだ!
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Concertinaのもう一人の名手Chris Sherburn(右:かなりピンぼけ)
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他にエレキギターやドラムの入ったカントリーウエスタン調のバンド演奏も出て来て盛り上がった

17時からの"Random History of R & R"
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シェークスピア劇仕立てのトークだったが、コテコテのボブ・ディランのパロディー(Subterranean Homesick Blues)で抱腹絶倒の大当たりだった。英語が十分わからなくても笑えたのだから。

こうなればとことん行こう、というわけで今日もまたフィッシュアンドチップス 4.6ポンド(約640円)
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とにかく大きいが美味しい 英国風にビネガーと塩を振りかけて食べる。

これがその店
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飲み物はIRN-BRU(アイロンブルー)という目立つ色とデザインの液体
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これはスコットランド発祥のソフトドリンクでコカコーラよりもこちらの方が人気があるらしい(英国全体ではコカコーラ、ペプシに次いで第3位)6月にエジンバラに行ったとき初めて飲んだが、特別美味しくもないがまずくもない。

20時からは今日の最後にRifle Clubでのコンサートに参加。
写真は光量不足の上に動きがある被写体のため、すべてピンぼけ 演奏の邪魔にならないようストロボは使わず
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明日はもうロンドンに帰るので今夜は0時30分の終演までたっぷり聴いた。

途中演奏者交替の間に隣席のおばさんから話しかけられた。"昨日はどこそこの会場にいたでしょう?"と。確かに日本人はおろかアジア人さえいないので、(自分ではまったく意識していなかったが)よそ者がいるという感じでかなり目立つのだろう。今ロンドンに住んでいること、英語がよく聞き取れないこと等を答えると、"そんなことは全然心配ない、自分は南イングランドのブリストルの人間だが、やはり半分くらいしかわからない!"だって。
なるほどここは北イングランドのヨークシャーでニューカッスル方面のGeordieと呼ばれている方言にも近いらしいので、ロンドンや南部の人間にはわからない表現やアクセントがあっても不思議ではないのだろう。そう聞いて安心、というわけではないが、何かホッとしたのは事実。

このイベントは毎年同じ時期に同じ場所で40年くらい続いているそうである。そう言えば演奏者も聴衆も60歳代か70歳代らしき高齢者が大半である。スタートした頃は皆20歳代の若者や学生だったんだろうなあ、と思わされた。本音を言えば、最終日の金曜までこのまま参加し続けたいところだ。


02時30分就寝。
  1. 2011/08/26(金) 23:40:08|
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2009年8月25日(火) ウィットビー3日目

6時55分起床。快晴のち曇。最高気温19℃。

部屋を出たところにあるエレベーターの木のドア 横へスライドするのではなく手前に引いて開ける(手動)
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エレベーターの中のボタン 光量不足でちょっとピンぼけ
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エレベーターの中 行先ボタンを押すといきなり壁が動きだしたのでビックリした 実際はカゴの方が下へ動いたのだが壁との間に仕切りがなくてむき出しなのだ
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エレベーターの窓 ではなく1階のドアの窓をエレベーター内部から見たところ 乗る人はここからカゴが来たかどうかを確認する 来ていなければ開かないようになっているとは思うが・・・
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エレベーターを降りたところがダイニングルーム
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今回偶然泊まることになったB & Bの外観(右から窓三つ分)
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そのB & Bのすぐ前の通り
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このように三日月型にカーブしたビルの建て方はLondonのRegent Streetを始め英国のあちこちで見られる 
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オレンジ色の花が咲き誇っている公園
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赤い花が咲き誇る公園
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B & Bの玄関に掲示された"No Vacancies"(空室なし)の表示 どちらを見てもこればっかり
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海を臨む
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このベンチに座って日がな海を眺めるというのも楽しそう ただし80歳になってからで良いかも?
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狭ーい道路
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狭ーい歩道
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遠景に修道院の廃墟
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さらに狭ーい歩道
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これこそウィットビー!という景色
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小学校のフェンス
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DINING ROOMの表示のある小屋の中が総合受付兼食堂(と言ってもサンドイッチがいくつか転がっているだけだった)
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繁華街
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楽器店
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中央が楽器や歌唱のワークショップに使われるパブ"RESOLUTION" 階上はB & Bになっているようだ 店名はキャプテンクックが艦長を勤めた船名に由来する
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今日こそPeteに会えると思ってやって来たが、会場は開いていない。どうもスケジュール変更になったらしい。

そこで、急遽10時00分からConservative Club(保守党クラブ)で開かれているTom Paleyへのインタビュー形式のワークショップに向かう
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Tomは去る8月7日に75歳で亡くなったMike Seegerらとともに1950年代末期からニューヨークを拠点に活躍した"The New Lost City Ramblers"のオリジナルメンバー(現在はロンドン在住) 米国のトラッドフォークのリバイバルに大きな影響を与え、その後のモダンフォークブームのきっかけを作ったとも言える重要なグループ 

ランチは今日もステーキパイ(ビーフパイ)ミネラルウォーターと合わせて1.82ポンドだった
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パイの中身は本当に一口大にカットされたビーフステーキ
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ここで作って売っている
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午後の部のスタートまでまだ時間があったので旧市街にあるキャプテンクック記念博物館へ行く
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キャプテンクック記念博物館の内部 ところどころに人形が飾ってある
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この絵が正確にいつ頃描かれたのかわからないが、帆船の時代の風景と今とであまり変わっていないことがわかる
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サンドイッチの発明者として有名なサンドイッチ伯爵直筆の手紙 そう言えばサンドイッチは英国発祥の料理なのだ(異説もあるが) 
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上記の文面をタイプして読み易くしてある 
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午後13時30分からRifle Clubでコンサート Tom Paleyも出演する"Battling Banjos"を見る。とっくに80歳を超えているとは思えない達者な腕前を見せてもらった。

港の裏通りからの景色
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今日のフィッシュアンドチップス 5.9ポンド
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Take away用の紙箱に印刷されたデザインがそれぞれ面白い
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今日もまたビーフパイとフィッシュアンドチップスを食べた ロンドンでこんなに毎日続けてフィッシュアンドチップスを食べることはまず不可能だろう でもここでは油っこいどころか本当に軽やかで飽きない味 店によって少しずつ味が違うので食べ比べるのも面白い(ただしどれもとても美味しくて当たり外れはない)

夜は19時30分からFootball Clubでの"Traditional Night Out"に行く。これもいったいいつ終わるとも知れないので23時30分頃には引き上げる。
こうなると、もう1泊延ばすしかない。当初の予定など、もはやないに等しい。明日もしっかり音楽を楽しもう!


23時50分就寝。
  1. 2011/08/25(木) 23:35:49|
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2009年8月24日(月) ウィットビー2日目

6時40分起床。曇のち雨。最高気温19℃。

朝食は半地下にあるダイニングで ウェートレスは近所のおばちゃん達が朝だけのアルバイトで来ているようだ。
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典型的イングリッシュブレックファスト これを食べると1日中元気に動き回れそうな気がする。
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さて、今日こそは音楽を聴きに行かねば・・・

昨日の夕方、町中をあちこち歩き回って大まかな方向感覚は得られたような気がする。
まず、Whitby Leisure Centreで音楽関係の展示即売会が行われているのでそこでプログラム(4ポンド)を手に入れる。
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さらにDVDを2枚24ポンドで購入。ロンドンのDVDの平均価格から見て高いが、恐らくここでしか入手できない類いのものなので記念に買った。

楽器ごとにいろいろたくさん店が並んでいる。通常はインターネットを通じて営業しているがこういった催しがあると出店するそうである。
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11月に別の場所で開かれるFolk Festivalの案内ちらし Ralph McTellが出演するらしい
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その後、ここからすぐ近くのPrimary School(小学校)の敷地内にあるFolk Weekの総合受付へ
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全会場共通の当日券を購入。シニア料金で24ポンド。通常価格より10%ほど安くなるシニア割引と学生割引があるようだ。シニア割引は自己申告制で証明書の提示等を求められることはなかった。これは決していい加減なのではなくて、英国気質のフェア精神に基づくものだと思う。虚偽の申告はしない、という前提に立っているのである。見渡すと、チケットを売っている人を始め受付で何らかの業務に携わっている人自体もほとんどシニア(老人)ばかりである。

プログラムを見ると町中のいたるところで朝から深夜まで催しがあることがわかる。Whitbyは人口13,000人余りの小さな町だがFootball ClubもRugby Clubもある。それらのクラブハウスを始め、ライフルクラブ、多くのパブ、ホテル、保守党の支部の建物、等々10ヵ所ほどで10時から深夜まで同時進行でコンサート、ワークショップ、セッション、劇が行われているので、どれを見に行くべきか決めるのはかなり難しい。

ところが先日メールを送ったままになっているLondon Fiddle SchoolのPete Cooperがまさに今出演していることに気付いた。大急ぎで会場のパブ"Resolution"へ向かう。
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15分くらいで到着したときには残念ながらもう終わっていて、既に次の11時30分からの催しの準備に入っている。しかし、せっかくだからそのまま待って次のセッションを聴く。出演者達がそれぞれギター、フィドル、リコーダー、アコーディオンのようなもの、バグパイプのようなもの、を演奏しながら歌うのを聞いていると、まったく知らない曲ばかりなのになぜかとても引き込まれる。バラッド(物語歌)なのだが、英語の意味が分からなくても楽しさや悲しさがもろに伝わって来るようだ。コンサート会場とは違ってパブのグループ席のようなところでやっているため演奏者と観客の距離は1メートルくらいで本当に素晴らしいものに触れた気がする。

13時前に終わって、港通りの店でビーフパイとミネラルウォーターを買う。わずか1.67ポンド(約230円)。写真で見るとそれほどでもないが、食べると熱々で実に美味しい。
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少し町を歩いてみると、とにかく人が多い。Folk WeekとRegattaのためだけではなく、一般の観光客も多いようだ。
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Red Arrowsらしきジェット機も飛び回っているが、音がする方へカメラを向けても遅すぎるため中々シャッターチャンスを捉えられない。
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リズミカルな音楽に惹かれて人だかりに近づくと派手な衣装で踊る集団(老人ばかり)
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これもFolk Weekの催しの一つらしい。独特のユーモラスな動きに笑いを誘われる

子供向けのクッションをくぐり向けるアトラクション 赤い旗にはArmy Recruiting(陸軍募集中)と書かれている
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海軍も店?を出している どうやら陸海空軍総出でRegattaのサポートに来ているらしい。
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15時からはサッカークラブでのワークショップに参加
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講師が次々と登場しては楽器を持ち替え、フォークソング(バラッド)の演奏と解説をする。客席数は70~80人分あるがほぼ満員。こういったクラブの集会室には必ずパブコーナーがあってカウンターでビールを片手に話し込んでいる人達もいる。
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16時20分に終了後、一度B & Bに戻る。今日だけで帰るのは物足りないのでもう1日延ばすことにした。幸い宿泊の延長は問題なし。
B & Bの前の通りから海を見下ろすとかなり高低差があることがわかる
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浜にはバンガローのようなものがたくさん見える 海水浴(あるいは日光浴)の名所なのだろうか?
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歩くのがきつい人には片道60ペンス(約80円)で浜行きのエレベーターがある
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夕食は一人では満員のレストランには入りにくいので、行列のできているフィッシュアンドチップス店でTake awayにする。
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昨日とは違う店だが、こちらもまた最高に美味しい Young Fish Frier of the Year 2009の優勝者名が誇らしげに印刷してある
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20時からはライフルクラブで今日最後のコンサート 
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口の中で共鳴させて音を出す楽器 アイヌの楽器にも同じようなものがあるはず 
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ここでも30分くらいずつ10名近いミュージシャンが次々と演奏。眠くなったため途中で退出したのが既に23時過ぎ。いったいいつまで続いたのだろう。
本当に想像以上に、期待以上に素晴らしい演奏ばかりだ。明日もPeteが出るセッションがあるので朝から聴きに行こう。

00時30分就寝。
  1. 2011/08/24(水) 23:37:36|
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2009年8月23日(日) ウィットビーへ

6時30分起床。晴のち曇。最高気温27℃。

8時47分にWest Hampsteadを出発し、Baker Streetで乗り換えて9時13分にKing's Cross駅に着いた。

キングスクロス駅はロンドンで一番好きな駅の一つ リバプールやマンチェスター、スコットランドへ行く玄関口だから
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英国では(すべての駅ではないが)プラットフォームに自転車置き場があるので自転車で来て列車を利用しまた戻って来たらすぐに乗って帰れるのだ
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ハリーポッターに出て来るプラットフォームがわざわざ作ってある (9 3/4番線)詳しくは原作参照
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クラシックな電気機関車がいる
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蒸気機関車もいる
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双子の兄弟?
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10時00分発Edinburgh行きの列車に乗る
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1号車、2号車・・・ではなく、A号車、B号車・・・
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車内はほぼ満席
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普通席にもすべて電源コンセントがある
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ロンドンを離れるとすぐにのどかな田園風景が続く
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牛たちも見える
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約2時間でヨークに到着 北イングランドの中心都市である
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ホームの数を見てもその大きさの一端がわかる
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Middlesbrough(ミドルズブラ)行き列車の案内
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本当はこの駅の真横にある英国一の規模を誇るNational Railway Museum(国立鉄道博物館)に立ち寄るつもりだったが、昨日インターネットで宿を確保できなかったのでとりあえずWhitbyまで行くことにした。

ランチ用に買ったサンドイッチと紅茶 4.94ポンド(約700円)
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ケースの後に手書き文字 HCはハムチーズの略?
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約1時間でミドルズブラに到着 ここで再度ローカル線に乗り換える
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ウィットビー行きの列車案内
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ウィットビーへの発車時刻表 1日4本(日曜は5本)
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各駅の通過時刻
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逆方向(帰り)の時刻表
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ミドルズブラ駅舎
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ミドルズブラの市街が見えるが、時間の関係で今回はここまで
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広い待合室だがイスは少ない
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がらがらの車内 数えたら1両48席に対して7人しか乗っていない それなのに4両連結である
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車窓の景色 ロンドンの喧噪から比べたらまるでおとぎ話のような別世界に来ている気がする
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車内検札 英国、特にローカル線では必ずある
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途中の小さな駅も花でいっぱい
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約1時間半でウィットビーに到着
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プラットフォームの先の塀越しにレジャーボート?のマストがたくさん見える
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これが乗って来たローカル線の列車だ これから帰る人で混むため4両連結だったのだ 納得
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ウィットビーの駅舎
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レガッタの受付
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駅前にツーリストインフォメーションがあった
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開業時間 なぜ水曜だけ30分遅く開くのかは不明?
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英空軍のアクロバット飛行隊レッドアローズがやって来る レガッタに合わせての参加?
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どの観光地でもまずツーリストインフォメーションを訪れて観光、交通、食事、宿泊に関する情報を仕入れることにしている。しかし、Folk WeekとRegattaが重なっているため、市内のホテルやB&Bはすべて満室だとのこと。歩いて探せば空きが見つかるかも知れないというアドバイス?だけもらった。プログラムも売り切れとのことなので、明日の予定も立てられない。

まずは港へ向かって歩く。

回転橋の説明 船を通すために橋を通行止めにして90度回転するらしい
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道標 主な見所はここに示してあるようだ
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キャプテン・クック体験ツアー?
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コーヒーじゃなくて紅茶スタンドというところはイギリス的!
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海を臨む
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長い石段が見える ここから丘の上の方に行ってみることにした 
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上から見ると海岸通りへはとても急な斜面になっている
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海岸通り
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キャプテン・クック像
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向かい側(旧市街)の丘の上の中央に見えるのは16世紀まで存在した修道院の廃墟らしい
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手前中央に白い空軍のトラックが見える
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ミッキーマウス?がいた。 ディズニーと正式にキャラクターデザインの契約をしているようにはとても見えないが・・・
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ミニー(のつもり?)どう見てもディズニーキャラクターとは似ていないし、全然楽しそうに見えないし・・・
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やったー!"Vacancies"(空室あり)を発見 40分くらいで見つかったのはラッキー!
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ここに2泊申し込んでやっと落ち着けた。申し訳なさそうに1泊77ポンドだと言われたが、今週は繁忙期なので普段より高いらしい。普段はいくらなんだろうか?

この建物の角が泊まることになったB & B(ベッドアンドブレックファスト:朝食付きの民宿)
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まだまだ日は長いので修道院の方まで歩いてみることにした。

旧市街の狭い道 でもにぎやか
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教会の墓地の向こうに修道院があった いや教会は後からできた?
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修道院 何か雰囲気がある
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この辺りでは馬が多く飼育されている
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旧市街側からの展望
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坂を下り元の新市街に戻って夕食。

フィッシュアンドチップスの店
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これぞフィッシュアンドチップス 
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港町だけあって本当に美味しい!!しかも特大サイズで4.6ポンド(約600円)。ロンドンの2分の1か3分の1だ。

こちらはパイの店?
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結局今日は音楽イベントには参加できず仕舞い


00時10分就寝。
  1. 2011/08/23(火) 14:46:50|
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2009年8月22日(土) エミレーツスタジアム

5時55分起床。曇のち快晴。最高気温22℃。

今日はなぜか早く目が覚めてしまった。授業はないので寝不足の心配もしなくて良いためそのまま早起き。朝食後、ダイニングキッチンとトイレ掃除を行う。その勢いに乗ってテーブル、ソファの位置替えも。9月からの新学期に備えて気分転換と言ったところである。

一段落したところで、明日から行こうと思っているWhitby(ウィットビー)までの鉄道チケットをオンラインで購入しようとしたが、どうしたことかカードでの決済がうまくいかない。

そこで、駅まで直接買いに行くことにしてtubeでKings Crossへ。窓口で無事購入。往復で68.60ポンド(約9,600円)。
Whitbyというのは北イングランド東海岸にある小さな港町でヨークからローカル線に乗り換えて行く。何の目的で行くのかと言うと、インターネットで偶然見つけた"Whitby Folk Week"である。イギリスにはいろいろな史実を歌にして伝えている伝承音楽や農村で週末等に集まって踊るための素朴なダンス曲が数多くあり、今日から1週間にわたってそういったフォークソングの演奏会があるらしいのである。

まあWhitbyへ行くのは明日のことなので、今日はまず今日の予定を進めよう。それはSEIさんと約束しているサッカー観戦である。先週のことがあるので本当にチケットが手に入るか心配だ。まさか2度続くことはないだろうと思いながらもPiccadilly Circusのチケットショップへ向かう。一抹の不安を抱えながら引換券を示すと、至極当たり前のように2枚出してくれた。あまりにもあっけないので、つい間が持たず「隣り合った席ですか?」と聞くと、"Of course!!"と言われてしまった。

万一のことを考えてSEIさんにはメールで先週のことも伝えてあったが、無事入手したことを早速メールで報告する。スタジアムの前で落ち合うことを確認して、ランチをCafe NEROで。イギリス中にあるコーヒーショップチェーンである。

Emirates Stadium(エミレーツスタジアム)はPiccadilly LineのArsenal駅から徒歩でわずか数分のところにある。
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2005-2006年シーズン終了時まではHighburyという100年近い歴史がある有名なスタジアムを使っていたのだが、老朽化と収容力増加の必要から近くに新スタジアムを建設し、移転した。
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旧スタジアムは既に取り壊されて集合住宅になっている。ここはスタジアムへのゲートのあった場所。2005年2月14日に初めてプレミアリーグを生で観戦したのがここだった(対クリスタルパレス)。
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赤いホーム用ユニフォームで観戦に向かうアーセナルサポーター達
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ここは本当にスタジアムの真横まで住宅街なのである というか住宅街の真ん中にスタジアムがあるのだ
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新スタジアムはこちら
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スタジアム前で記念写真
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クラブ公認ショップ
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入口はこの階段を上ったところ
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試合前の練習 額面38ポンド(100ポンドで購入)の席だがピッチからはかなり遠くて見下ろすようだ これでも入手できただけまし
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ホームサポーター席はすでに満席
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1996年からチームの指揮を執る名将アーセン・ベンゲル監督(フランス人)
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弱冠22歳のキャプテン セスク・ファブレガス(スペイン人)
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選手紹介の間ずっとスカーフを頭上で振り回しながら声援を送るサポーター
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これが本日の両チームの先発メンバー
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練習が終わってキックオフ直前の散水
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ゲームはほとんどワンサイド気味に進む
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結局、試合はホームのアーセナルが4:1で圧勝。

SEIさんは明日仕事の待つ帰国の途へ この次に会うのはいつどこで?

19時帰宅。
夕食は麻婆豆腐
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23時40分就寝。
  1. 2011/08/22(月) 20:40:49|
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2009年8月21日(金) すき焼き

6時30分起床。晴のち曇のち晴のち雨のち晴。最高気温20℃。

わずか3週間だけのクラスだったが、講師、受講生、内容等のすべてにおいて本当に印象に残るものだった。7月クラスでちょっと落ち込んだ気分を再び盛り上げるのには十分過ぎるくらいだった。

この授業ではイギリス映画だけでなくアメリカ映画や(予想外の)日本映画も題材に取り上げられたが、個人的にはDavid LeanやCarol Reedの時代くらいしか知らなかったイギリス映画の1990年代以降に復活して来た新しい魅力を発見できたことが何より大きな収穫だった。ただし、分析的・批評的な見方を身につけてしまうと映画を純粋に楽しめなくなる恐れはある。3週間くらいでそんな心配は杞憂か?

全員で一緒に写真撮影 他のクラスメートも名残惜しかったのか、カメラが何台か出番待ちしている
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午後はCultural Programmeの最終イベントとして"Goodbye, Farewell and See You Again Party"が予定されているが、これには参加せず早々に帰宅。米国の友人Daveからビジネス文書の和訳の依頼を受けたのでそれを片付けようと思ったから(仕事としてではなくボランティアで)。

昼食は買い置きの材料できつねうどんを作った
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8月クラスの完結を記念してというわけでもないが、帰路Japan Centreですき焼きの材料を買って来た。

というわけで、今日の夕食はすき焼き 
下ごしらえ
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完成
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日本のわが家で作るのとほぼ同じ味が再現できた。

そして明日からは遅い目の夏休みに入るのだ。


00時30分就寝。
  1. 2011/08/21(日) 20:15:06|
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2009年8月20日(木) ハムステッドヒース再訪

6時30分起床。晴一時曇。最高気温24℃。

とうとう後2日を残すのみとなった。今日は各自が選んだ映画(DVD)について、そのストーリー、シナリオ、キャスト、撮影技術、感想その他何でも意見を発表するプレゼン日。特に制限時間は設けられていなかったこともあって予想以上に時間を要し、自分を含め2、3人が明日に延期となった。

Lunch time Lectureは昨日で終了したため、今日は12時30分にロビーに集合してWalking Tourに出発。行き先はHampstead Heath(ハムステッドヒース)。

まだロンドン生活が始まって間もない5月初めにホームステイ先から歩いて行ったことがあるが、その後いろんなWalking Tourに参加してRegents Parkのような平地の公園だけではなく、Primrose HillやGreenwichのような高低差のある公園の良さを再認識して、今回再訪したいと思ったのだ。

5月のコースとは違うアプローチ(南西側)からいきなり小道を上って行く これは多分私有地だろう
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途中水飲み場があったが、人間用ではなく馬車馬に与えるためのもの 何十年いや百年使われなくなっても残しておくのがイギリス風?
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池がある
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こんな歩道が続く
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丘の上に見えるのはKenwood House(ケンウッドハウス)
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ステージがある
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6月27日に元The KinksのRay Daviesが出たんだ! もっと早く知っていればなあ・・・
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ランチはカフェでスープとパン 4.5ポンド(約600円)
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みんな屋外で食べるのが好きなようだ
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ケンウッドハウスの入口 元はお屋敷だが現在は美術館として使われている
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帰りは来た時とは違うコースで
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ここも覚えている ハイゲート墓地の入口
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隣接するWaterlow Parkの地図
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Waterlow Park 1970年前後にそこそこ売れたブリティッシュロックバンドMott the HoopleにWaterlowという曲がある 多分ここのことを歌っているはず
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遠くに市中心部を臨む
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この辺は高級住宅街だ
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ガイドお薦めのパブ 寄らなかったけど
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都心とは逆で16時現在まだ客が入っていない
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ここはもうNorthern LineのArchway Stationが近い 長いが良いウォーキングコースだった
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夕食はほうれん草+ピーマン+ベーコン炒めとサツマイモ&ポテトフライ
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00時50分就寝。
  1. 2011/08/20(土) 14:32:50|
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2009年8月19日(水) 邪宗門

6時40分起床。快晴。最高気温29℃。

珍しく晴天が続いている。睡眠時間を延ばしたことでダルさは少しマシになったがまだ眠気が取り切れない。

今日はこれまでの授業の集大成としてシナリオ(ストーリー)作りをする。時間の制約から、"短編"という指定ではあったが、昔からもし自分で演出するチャンスがあれば、ぜひ真っ先にやってみたい作品について書いてみることにした。それは学生時代に読んだ高橋和己の"邪宗門"という小説である。京都府下の実在の新興宗教が大正時代から昭和20年頃まで繰り返し警察による大弾圧を受けた歴史をモデルにしたもので、読んでいるとまるで目の前に大スペクタクル映像が現れるような気がしたものである。

教団の建物が炎上するシーン等は、(我ながら多分に黒澤映画の影響を感じるが)スクリーン一杯を覆いつくした火の手が木造建築を次々と飲み込んで行く、という光景が実際に見えるようである。

まあ、どう考えても短編になど収まるはずもない大作だが、自分で映画を手がけるなら本当にこれしかない、と思っているので強引に題材として取り上げたのだ。Act 1 = 字を書けないはずの教祖が神懸かりになって神の言葉を筆で記述するところから、Act 2 = 弾圧によって解散させられ、Act 3 = 戦後再興するところまで。もちろん教団のPR映画を作るわけではないので、各人物像と社会背景との相互関係をどのように設定し、どのように見せて行くか、恐らくかなり時間をかけないと形にはならないであろう。

今日の作業は休憩後、一人ずつ口頭で発表して終わりなので、それほど詳細なシナリオではなく、おおざっぱなアイデア(概要)を述べたに止まった。予想通りあまりにも抽象的すぎて他の学生からの反応もなかった。
講師からはやはり時間的な問題(短編に収めることは難しいのでは?)を指摘されたが、それは初めから無視しているのであえて説明はしなかった。

授業後、ロビーでMIYUKIに会って、REGのバースデープレゼントの費用をカンパした。Walking TourやLecture等で撮り貯めた写真をアルバムにして渡すので写真のプリント代やアルバム装飾代としての費用が要るらしい。

ランチはE.A.T.でサンドイッチをtake away。

Lunch time Lectureは昨日の続きで"The London International Animation Festival"と作品の紹介。さすがに二日目となると紹介された作品から昨日ほどの強いインパクトは受けなかったが、1時間のレクチャーがあっという間であった。

本日のWalking TourはAnimal Farmだがこれは既に2回も行っているのでパスして、Bond StreetのHMVへ寄った。Harry PotterのDVD5枚組を17ポンド(約2,300円)で購入。従来、子供向けだと思ってあまり興味がなかったのだが、LondonでもOxford等でも映画に縁のあるところをたくさん訪れたので、実際に映画の中で出て来る場所を見てみたいと思ったから。初期作の5本セットである。見る時間があるかどうかは問題。

Bond StreetはJubilee Lineの駅があるので、そのまま帰宅したが、夏の午後はまだ日が高くて快晴の青空が何とも気持ちが良い。それに浮かれて駅の近くを撮り回った。

West Hampstead駅 中央の赤丸に横線がUnderground(Tube)のシンボルマーク
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駅から少し離れて見た駅の周辺
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さらに離れて振り返った景色
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上とは逆方向 即ち駅を背にした同じ通りの景色
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今住んでいるフラット 周りが皆茶色の壁なのに一つだけ白いので目立つ 青い日除けがトレードマーク?
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毎朝バスに乗るバスストップ フラットから約30m
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バスストップから駅の方を見たところ 徒歩3分くらい
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フラットの向かいの教会
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駅とフラットの間にある大きなパブ 週末は生演奏やサッカー中継で混み合う
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The Railwayって名前が良い
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夕食は冷やしトマトと残り物、いや冷凍保存の焼きポテトコロッケ
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00時30分就寝。
  1. 2011/08/19(金) 15:01:39|
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2009年8月18日(火) ウエストミンスター寺院

6時30分起床。快晴。最高気温24℃。

時間的には結構眠っているはずなのに朝から眠気が取れない。季節の変わり目(夏から秋)のせいだろうか?

今日の授業は"Story Structure"(ストーリー構成)について。今週は英語の授業と言うよりもっぱらシナリオライターの学校みたいになって来た。題材としての作品は"Groundhog Day"(1993年 USA Harold Ramis監督)というコミカルロマンスである。

シナリオの基本は3部構成、即ち"導入"、"対立"、"解決"である(日本式には"起+承"、"転"、"結"に相当する?)。当作品のDVDを見て各シーンがどう言った意図を表しているか確認し、3部構成に割り当てる。

また、映像を見てスタジオ収録なのかロケによるものかを判断したり、同じ日が繰り返される(ループになっている)ストーリーで、同じシーンの繰り返しの中の違いを見出す、と言ったまるで探偵のような作業であった。

明日は集大成としていよいよ自分でストーリーを書いてみるという最後の作業である。

Lunch time Lectureは間もなく始まる"The London International Animation Festival"のDirectorであるNag Vladermersky氏のFestivalの歴史と昨年の参加作品の紹介があった。大規模な映画賞ではマイナーな部門であろうアニメを専門に集めた英国では一番大きなイベントだそうである。紹介作品はいずれも色彩も地味な(それほど費用もかかっていない)作品にもかかわらず作者のメッセージを訴える力は実写と変わらず、とても心に残る作品ばかりであった。

8月のWalking Tourも後3日で終わりである。今日はWestminster Abbey(ウエストミンスター寺院)。今までに何度も近くを通っているが中に入ろうと思ったことはなかった。しかし、ロンドンで観光客に最も人気の高いところの一つなのでこの機会に行ってみることにしたのだ。

RedBull Mini発見(エネルギードリンクの宣伝カー)
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東にPalace of Westminster(国会議事堂)を臨む正門
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ツタの這う壁はちょっと甲子園球場を思い出させる
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見事に整備された芝はサッカー場を思い出させる
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中庭から回廊を見たところ
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回廊の中 建物内は撮影禁止のためこれが限界
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聖堂内も回廊もほとんどすべての場所に国王や著名人たちが埋葬されている その"墓"の上を歩いて回るのは何か落ち着かない気がする。しかし今まで食わず嫌いだったところが、行ってみるととても良い印象だった。荘厳だけれど厳めしさを押し付けるような感じはないのだ。

歴代国王の戴冠式や王族の結婚式場に使われる由緒正しい場所なのに国立施設ではなく、一教会という立場を維持していることも影響しているのかも。今後は誰かに聞かれたら訪問の価値ありと推奨することにしよう。

今日はVictoriaの寮で開かれるKAKOのバースデーパーティにGOROからお誘いを受けていたが、ちょっと体調も万全ではないので失礼することにした。

夕食は、冷凍保存のポテトケーキとほうれん草ベーコン炒め
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23時分00就寝。
  1. 2011/08/19(金) 13:24:29|
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2009年8月17日(月) カードか小切手か

6時35分起床。快晴。最高気温23℃。

期待以上に面白かったこの"English for Film & TV"も今週で終わりとは!・・・楽しい時間は早く過ぎるものなのだ。

今週木曜日には一人ずつ映画に関するShort Presentationを行うことになり、講師が選んだ十数本のDVDから一つを選んで発表の題材とすることになった。先週までに見た映画もまだ見ていない映画も含まれていたが、一番興味を感じたのは"A Personal Journey with Martin Scorsese Through American Movies"という作品だった。内容は想像がつかないが、好きな映画監督の一人であるScorseseものなので、まあ選んで損はないだろう、というわけである。しかし224minとあるので、あと3日のうちに果たして全部見ることができるのだろうか?

今日の授業自体は、いよいよシナリオ作成の演習として、文字で書かれた"ストーリー"についていくつかのパターンでエンディングを変えたり、"Joyride"という映画のストーリーを分析的に記述したり、シナリオの記載法の決まり事を調べてみたり、という専門的な領域に入って来た。一人ずつ単独で意見を述べるのではなく、3~4人のグループでディスカッションし、代表が発表する形となった。

ランチはビーフシチュー 野菜の一切れがやたらと大きい
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午後、Lloydsに行ってCash Card(VISA DEBIT)を受領。それから日本国領事館へ住所変更届を提出しに行った。On Lineでもできるのだが、なかなか実際に行く機会はないので直接用紙を持参した。入口での荷物のX線チェックおよび身体の金属探知機によるチェックが面倒だけれど・・・

緊急情報の受信メールアドレスも学内用のものから自分のPCアドレスに登録を変更した。

帰宅するとLloydsから郵便でCheck Book(小切手帳)が届いていた。英国ではこういった法人からの郵便物は差出人名が印刷していないことが多いので一見どこからのものかわからない。これは銀行とか役所発の郵便物が個人情報の窃盗目的で盗まれるのを防ぐためだろうと思うが、うっかりDMか何かと間違えて開封せず捨てるなんて可能性もある?

小切手帳は無料でもらえるので申し込んだが、果たして実際に使うことはあるのだろうか?日本では現金決済から一足飛びにクレジットカード時代に入ったため、個人で小切手を使う機会はなかった。

夕食は"Cook Do"シリーズの麻婆豆腐の素を使って作ってみたら美味しくできた
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食後、課題のDVDを見る。ドキュメンタリーだが、いろんな名作映画が出て来るので見るのは面白い。Scorseseが言っていることを聞き取るのはたいへんだけど・・・

また、インターネットを見ていて偶然見つけたLondon Fiddle Schoolに見学申込のメールを送った。Traditional Folk Songで使われるfiddle(バイオリン)の音色が好きなので、まったくの初心者でも参加できるのかどうか聞いてみようと思ったので。


23時00分就寝。
  1. 2011/08/18(木) 15:24:08|
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2009年8月16日(日) サッカープレミアリーグ開幕

7時15分起床。曇のち快晴。最高気温25℃。

プロサッカーのイングランドプレミアリーグが開幕する。毎年8月中旬にシーズンが始まって翌年5月中旬に終了する。ヨーロッパのほとんどの国でもほぼ同じ時期に始まり同じ時期に終わる。しかし日本のJリーグは3月に始まって12月に終わる。学校もそうだが、日本では何でも始まりは春というのが伝統?なのだ(本当のところは、ヨーロッパに合わせて8月開始~5月終了への変更が検討された際に、寒冷地を本拠とするチームから積雪期の対応が困難との理由で反対が強く採用されなかったらしい)。

2004年以降、毎年イングランドサッカーをはるばる見に来ている者としては、滞在している今年こそ千載一遇のチャンスとばかりできるだけスタジアムへ行きたいが、シーズン最終戦から1試合前のの5月9日にUpton Park(West Ham United vs Liverpool)へ行ったのみ。

そこで今日の開幕戦White Hart LaneでのTottenham Hotspur vs Liverpoolをぜひ見に行きたいと思った。チケットはサッカーもHyde Parkであったロックコンサートのチケットも、Piccadilly Circus近くのTrocaderoのチケット屋で入手して来た。今回のチケットも去る11日に購入済みである。

ところが、受け取り指定時間の12時30分頃にチケット屋へ行くと客が何かに怒っている。それを無視して自分のチケット引換券を渡そうとすると、驚いたことにチケットはないと言うのだ。予想外のことでとっさに事情が飲み込めなかったのだが、どうもチケットが確保できなかったので返金するということらしい。

前の客(イギリス人ではなさそう)も家族?で楽しみにしていたゲーム観戦を反故にされて怒っていたのだ。それはよくわかる。しかし、ないものはない、という感じで取りつく島もないのだ。後で冷静に考え直すと、チケット屋のシンジケート?でもやりくりに最大限の努力はしたのだろう、とは思う。金を受け取っているのに客に提供できないなんてことは、信用を大きく落とすことになるからである。

しかし、その後の対応は日本とは正反対である。謝る、ということは彼らの辞書にはない、のだ。予定通り確保できなかったのは、たまたま需要と供給の比が想定外だったのであって、彼らの責任ではない!だから全額返金すれば契約は解消する(以上、あくまで個人の想像です)。

まあ、こういう場合いくら文句を言っても始まらないので金を受け取ってあっさり引き下がる。それでもゲームへの未練は消えないので、とりあえずWhite Hart Lane(ロンドン市内北部にあるTottenhamのホームスタジアム)へ行ってみることにする。

まずTubeでKings Crossへ。259番のバスでTottenhamへ。ゲームのある日はどのスタジアムでも同じだが、道が大渋滞してなかなか進まない。どのバス停で降りれば良いのかさえわからないままで来たが、それは心配要らない。乗客はサッカーファンが大多数なので、皆が降りるところで降りれば良い。しかし、進まないのに業を煮やしたのかスタジアムは見当たらないのに皆が降りるので、それに従って降りた。そこから急ぎ足で歩く人並みにとけ込んで歩いて行くと、やっとたどり着いた。
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スタジアムさえ見られたら帰るつもりでいたが、tout(ダフ屋)に2、3度声をかけられ値段だけでも聞こうかと思ったがかろうじて自重、ダフ屋からは買わない主義なので。スタジアムの端まで行ったところで引き返して最寄りのバス停近くまで戻って来た。既にキックオフの時間は過ぎていたが、不思議なことにtoutはまったくいなくなっていた。日本だとゲーム開始時間を過ぎてもしつこく値引きしてでも売ろうというダフ屋がいるものだが・・・。

後で事情通に聞いたことだが、イギリスのサッカーのtoutは自分もチケットを持ってゲームが始まる直前にはスタンドに見に行くのだそうだ。だからキックオフ後にチケットを売っているヤツはいないんだって・・・。

さて、試合結果はTottenhamが2:1でLiverpoolに勝利。100ポンドも戻って来たことだし、やはり行かなくて良かったのかも。

夕食は半分(2枚)残していたサーロイン牛肉のオイル焼きとポテト・ピーマン・玉ねぎ炒め
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23時40分就寝。
  1. 2011/08/17(水) 15:21:32|
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2009年8月15日(土) オックスフォード再訪

6時35分起床。曇一時小雨のち晴。最高気温21℃。

5月に同じツアーへ申し込みをしたものの、当日Tubeの乗り換えを間違えて集合に遅れてしまったので、今度こそ遅れないようにしないと・・・。しかし、前回と違って現在の住まいは目の前のバス停から328番のバスに乗れば4分でKilburn Park駅、そこからBakerloo Lineで3駅目が集合場所のPaddington!これじゃ間違えようもないだろう(多分)
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結局、集合時刻の9時15分より30分くらい早く到着した。
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プラットフォーム番号の表示が出るのを待っている乗客達
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Paddington9時50分発の列車で約1時間。Oxford駅に到着。
徒歩数分で見覚えのある街並が現れる。
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このあたりは既に市街中心部
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こんな服装のボランティアガイドがいる
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それにしてもすごい人出
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多くのカレッジは内部の見学が可能だが人気の高いカレッジでは行列覚悟で
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"Alice in Wonderland"(不思議の国のアリス)の作者はオックスフォード大学(Christ Church)出身のLewis Carroll
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Christ Churchは教会であると同時にカレッジでもある 
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Meadowは教会所有の緑地
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さすがイギリス、カレッジの庭園にもバラ
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バーガーキングはマックと同様どこにでもある
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昼食の自由時間を利用してMuseum of the History of Science再訪
コンタックスは(このようなクラシックモデルではないが)我が愛用のカメラだった
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かつては二眼レフも人気だった Rolleiと言えばLeicaと同様の最高級品
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コダックのポラロイド いやポラロイドのコダック版
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顕微鏡の歴史
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こんな感じの顕微鏡を中学校で使っていたような気がする
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初期の望遠鏡
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建物間をつなぐ橋
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ここはハリーポッターの映画にも出て来る食堂 学生はここで毎日教授と一緒に食事する
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"Magdalen"と書いて"モードリン"と読む この橋を境に大学地区と工業地区(Rover Miniの工場等)が別れている
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貸しパント(平底ボート)の乗り場
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中庭の芝生が素晴らしく美しいが立ち入りもサッカーも禁止
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学生への説明にも熱が入る 後方壁面の肖像画はLawrence of Arabia(アラビアのロレンス)
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名門大学にはサッカーよりラグビーが似合う?
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中世の騎士像
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旧コーン商品取引所
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通りにも名前が残っている
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帰りは17時01分Oxford発、17時58分Paddington着。

夕食はBlack Bean Beefと冷凍保存しておいたご飯
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00時20分就寝。
  1. 2011/08/15(月) 03:55:42|
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2009年8月14日(金) プリムローズ ヒル

6時35分起床。曇。最高気温23℃。

昨日に続いて"Donny Darko"の続き。ストーリーの概略は昨日把握したので、今日は実際に使われた脚本(PDF版コピー)を見ながら、登場人物の台詞や動き、カメラワーク等について詳しく検討して行く、というこれまでにない緻密な作業に取り組んだ。
この作業の目的は、撮影に入る前に配布される脚本によっていかに出演者や制作スタッフに各シーンの意図を伝えていくのか、その重要性を認識させるところにある(と思う)。

脚本には冒頭シーンでSteadicam(カメラの手持ち撮影時に画面の移動を流れるようにスムーズにするための簡易装置)を使ったlong shot(長撮り)の詳細な記述があり、それに続く台詞と動作が1シーン分ずつ明確に指示されている。実際の映画の脚本を見るのは始めてだったが、こういうふうに明確な記載があれば、本番の撮影前にかなりイメージの共有ができるだろうな、と納得した。

また、登場人物の画面内での位置取り、カメラのpan(上下/左右の移動)や望遠/広角がもたらす効果などについてもWorksheetに記された設問に従って答えを考えて行く、という脚本家や監督の意図や考えを詳細に分析して行こうという難しいが面白い授業であった。

ランチは学食でSalmon Pasta3.35ポンド。

Lunch time Lectureは"Oxford" 明日のツアーの予習である。

Walking Tourは"Camden Lock and Primrose Hill"
Camdenはロンドン北西部の区の名称であるが、一般にはCamden Marketが有名である。日本で言えば渋谷か表参道辺りの感じ?で若者向きのファッション雑貨店が並んでいる。
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カムデン運河
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ここにLock(水門)がある
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二つの水門の間の水位を変えることによって水位の異なる運河のボートの行き来を可能にする
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運河の上にはファッションショップやカフェが並んでいる
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運河に沿って延びる散歩道
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Narrow Boat(細長いボート)での観光クルーズ、あるいは個人所有のボートで英国中を旅行する人、ボートを住まいとする人等さまざま
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運河に釣り糸を垂れる人
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運河から徒歩10分余りで丘へ続く道に出る
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夏の午後のひと時(ウィークデーとは思えないようなのどかな雰囲気)
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丘からシティ方面を臨む
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丘の最高点
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ここで18~19世紀に吟遊詩人の集まりがあったことを記すプレート
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丘頂からの遠望 右にBTタワー、その向こうにロンドンアイが見える
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公園の地図を見るとThe Regent's Parkの北に隣接しているPrimrose Hillがここの名前 
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Regent's Parkは何度も訪れているが、その隣にこんな良いところがあるとは知らなかった。ロンドンは実に奥が深い。

同じJubilee Line沿線のフラットに住んでいて、夏期間のツアーアシスタントをしているMAKIKOが帰りの近道を知っていると言うので、丘の上でグループとは別れ西側へ降りて行くとSwiss Cottageへ出る。MAKIKOとはここで別れて2駅先のWest Hampsteadまで地下鉄で帰ろうとしたら、Swiss Cottage駅とFinchley Road駅の間に日本食品を取り扱っているNatural Naturalという店があると教えてくれたので、そこまで歩いて行くことにした。確かに小さな店だが調味料を始め一通り揃っている。全般にJapan Centreより少しだけ高いものの、急に欲しいものがあればPicadilly Circusまで足を運ばなくても、ここで調達できるので便利である。しかもWaitroseのすぐ南隣の細い道に面している。駅からはWaitroseに隠れているのでこれまでまったく知らなかったが、これからはときどき利用するかも知れない。せっかくなのでトーフを1パック買った。1.98ポンド。

さらに夕食の材料を買いにWaitoroseへ寄る。年齢のせいかこの頃あまりこういうものを積極的には食べなくなったが、価格を見てちょっと買ってみる気になった。300gで900円くらいに相当
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肉を焼くだけという最も簡単な料理であるが、しょう油ベースの味付けにしてみた
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23時30分就寝。
  1. 2011/08/15(月) 03:53:43|
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2009年8月13日(木) ドニー ダーコ

6時40分起床。晴れたり曇ったり。最高気温23℃。

今日の映画は"Donny Darko"。Richard Kelly監督の2001年の作品で、Psychological thrillerまたはCult filmに分類される米国映画である。

毎回選ばれる題材にはひたすら感心しているが、この作品もまた極めて面白いものだ。いや今までのところでは最もインパクトのあるものだった。スクリプトが込み入っているため一度見ただけではストーリーが理解できないのだが、断片的では繰り返し見ても到底わからないのでじっくり通して二度見て少しわかった気がした。

映画の初めと終わりがリングのようにつながっている、次に起こることが予告され実際その通りになって行く、という心理ドラマの要素、青春映画のようなファンタジックな要素、学校教育の問題を指摘する政治的映画の要素、等多くのストーリーが重層的に仕組んであって、"はまる"類いの映画である。

今日はほとんど見るだけで終わったので、各自強く印象に残った点を挙げたところまでで終了。詳しい分析は明日もう一度取り上げることになった。

主人公のDonnyだけが見ることのできる不思議なパワーや狂言回しのような動物キャラクター等の映像処理はCGを使ったものだと思われるが、現在と違ってこの映画が制作された2000年頃だと一体どれくらいの手間と費用がかかったことだろう?

Lunch time LectureはHughによる"Serial Killers in London"。今から120年ほど前、LondonのEast endを舞台としたJack the Ripper(切り裂きジャック)事件は迷宮入りした大量殺人事件として今もってその正体がいろいろと語り継がれている。堕落した社会に嫌悪感を抱いた警察官、医師または王族など上流社会の人間の仕業と信じられているようだ。
英国で死刑が廃止された1964年以降も、類似した犯罪がLondon北部で発生したそうである。

今日はフラット全体がメンテナンスのため一時停電の予定である、という案内を受けていたため、冷蔵庫の中のものを昨日処分した(腹に収めた)。
従って、今日の夕食はほうれん草/コーン/ベーコン炒め
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00時40分就寝。
  1. 2011/08/15(月) 03:48:56|
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2009年8月12日(水) ロンドンに飽きた人は?

6時30分起床。晴のち曇時々雨。最高気温23℃。

今日の授業の題材はポーランド出身のPawel Pawlikowski監督の"Last Resort"。これは彼がテレビドキュメンタリーから映画制作に転身を図った直後のデビュー作(2000年)で、彼自身の亡命経験が反映されていると思われる非常にシリアスなドラマである。

授業は毎日9時~12時15分の3時間強なので全編を通して鑑賞するとそれだけで大半の時間を使ってしまうことになるため、作品の冒頭の10分間とか途中の10分間を区切って見た後、その部分のカメラワークや人物描写について自由に意見を述べる形で進められ、最終的にストーリー全体はわからないまま、ということも起こり得る。本作品もミステリアスな導入部とその後の展開の意外性で惹き付けて行くためどういったエンディングなのか興味深いが、結局結末は見ずじまいに終わった。

カメラワークではExtremely Long Shot(超望遠)からLong Shot(望遠)、Medium Shot(望遠と広角の中間)とつないでClose Up(クローズアップ)に至るまでハイテンポで緊張感を高めて行く手法が採用されていること、人物描写では移民局係官とのやり取りや入国保留者一時収容施設でのさまざまな人物との会話を通じて主人公の女性がどういう事情で祖国を離れ、これからどうしようとしているのかを観客に想像させようとするミステリー仕立てのところが分析の対象となった。

さらにもう一つの課題作品として"Hollywood"というアクション映画?の冒頭シーンを鑑賞。こちらは日本の民放テレビの映画番組でも好んで取り上げられそうな作品で(つまり深く考えさせようとするような作品ではなく)、ギャング、殺人、銀行強盗と言ったキーワードで探せば真っ先に出て来るようなタイプのものだった。こちらも主として遠景カットから人物のクローズアップに至るカメラワークによるテンポや緊張感の作り方が学習のテーマであった。

このような分析を続けて行けば映画制作や映画批評に携わるための基礎くらいは習得できるかも知れない。もちろん短期のサマーコースではそこまでの成果を求めることはできないが、10月開始のModule(学部授業)ではこういったコースを選択することも面白い、と思わせるのに十分だ。

ランチは学食でVegetable Pasta 3.35ポンド。

13時からのLunch time Lecture "Literary London"の講義に続いて同じテーマのWalking Tourに参加。

Charles Dickens作品に関わる骨董品の店
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婦人参政権を主張したWomen's Social and Political Union(婦人社会政治連盟)本部があった場所
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Samuel Johnson(サミュエル ジョンソン)はシェークスピア研究者にして辞書編纂者
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サミュエル ジョンソンの家
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彼の残した最も有名な言葉「ロンドンに飽きた人は人生に飽きた人である」→同感!
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日本でも有名な紅茶の専門店
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300年以上の歴史を持つのだ
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1667年と言えば日本では徳川第4代将軍家綱のころに"改築"されたチーズ店
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チーズの隣にはワイン通もある
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St. Bride's Church(セントブライズ教会)
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キリスト像が刻まれたステンドグラス
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エリザベスII世像
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像の説明
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バスの窓越しに見えたKing's College(キングスカレッジ)ここにはCambridge大学とともにDNAの構造発見に大きな寄与をした研究室がある
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これもバスから見えたSimpson's 観光客にもよく知られたローストビーフで有名なレストラン しかしゆっくり味わいたいのなら他をお勧めする
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夕食はパーティの天ぷらで余ったエビをオイル焼きにしてみた これもまた美味
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こちらも大量に作って冷凍保存しておいたポテトケーキ(茹でてつぶしたポテトに炒めた玉ねぎと牛ミンチをよく混ぜて丸め、両面を焼く)
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23時20分就寝。
  1. 2011/08/15(月) 01:20:21|
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2009年8月11日(火) 小津安二郎監督

6時30分起床。曇のち晴のち快晴。最高気温25℃。

今朝は幸い気分が元通り普通の状態に戻っていた。

今日の授業で取り上げられた映画は何と"Tokyo Story"。個人的にも好きな監督である小津安二郎の1953年の作品「東京物語」である。小津作品には必須のキャストである笠智衆と東山千栄子の扮する夫婦が東京にいる息子達の家庭を訪問するという小津監督晩年の代表作の一つである。

ロンドンで英国映画について学習しているときに急に日本のしかも半世紀以上前の映画が題材に出て来るとは想像していなかった。邦画を英語の字幕付きで見るというのもへんな感じではあるが、15日間という限られた授業で取り上げられるというのは、それだけインターナショナルな評価が確立されていることの反映だからとても誇らしい気分でもあった。

世界中の映画監督の中に小津ファンがいることは知っていたが、とりわけ英国人にとっては内向的な性格や感情をはっきり表に出さないところ等が似ている日本人のストーリー構成は感覚的にも受け入れやすいのかも知れない。
感情の起伏が大きいラテン系ヨーロッパ人にとってはゆっくりした動きと無表情に代表される東洋的エキゾチズムの印象の方が勝っているかも知れないが・・・。西洋人の観客にとっては、いつまで経っても何も起こらない退屈なストーリーという評価をする向きもあるらしいが、少なくともこのクラスの学生にとってはたいへん興味深い作品と映ったようである。

講師の解説でも小津作品の位置づけとしてハリウッド映画の対極として紹介されていた(単純な比較が本当に的確かどうかはともかく、授業を進めるための題材としてはそういうことで選ばれたのだと思う。同じ日本の監督でも黒澤明の作り方は逆にいたってハリウッド的であるが・・・)
技術面からも、動きが少なくローアングルを基本とするカメラワークは小津を特徴づける一つの型である。

今日はこの作品の母国民としての誇りを持って意見を述べることができた(日本人に聞かせたら陳腐な意見にしか聞こえないかも知れないが)。

ランチは学食でOrange Beef(煮込み?)3.35ポンド。

今日のWalking Tourのテーマは"Load Mayor and Guild Hall Art Gallery(ロンドン市長とギルドホール美術館)"。

王立証券取引所
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通信社の創業者ロイターの像
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銀行家ジョージ・ピーボディの像
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ゴールドバー(金の延べ棒)1本の時価は230,030ポンド(約3,200万円)
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一人ずつ実際に持ってその重さを体験できる人気アトラクション→これ1本で家が買えるかも?
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ギルドホール(市庁舎)
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受付への通路
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フィートとヤードの標準原器
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メートル原器
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チャーチル像
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Tour終了後、サッカーのチケットを買いにTROCADEROのチケットショップへ。一つはTottenham HotspursのホームWhite Hart LaneでのLiverpool戦、もう一つは間もなく日本へ帰るSEIさんから帰国前の記念にと頼まれたEmirates StadiumでのArsenal vs Portsmouth戦。

こちらでのチケット購入の仕組みは申込時に全額を現金で払い、試合当日の指定された時間に取りに来るというものである。客にとっては面倒だが、多分ブローカーネットワークで直前まで融通し合って最後に現物を引き渡すためなのだろう。両試合ともビッグクラブが絡んだ対戦のためプレミアムがついた価格は1枚100ポンド。Face Value(額面価格)は30~40ポンドだから、安くはないが無茶苦茶ボラれている感じはしない。

イングランドのトップリーグの試合のチケットは大半がそのファンクラブ内で需給が完結することが多く、一般発売として市場に出回る枚数は極めて少ない(またはまったくない)からである。これまでも旅行で英国に来る時は事前に日本のチケット専門業者に依頼することが多かったが、ビッグクラブ絡みのチケットだと手数料込みで1枚2~3万円はかかるのが普通だからである。

夕食はほうれん草、玉ねぎ、ベーコンを炒めたもの。簡単に作れるわりにはなかなか美味しいのだ。
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00時00分就寝。
  1. 2011/08/14(日) 14:46:21|
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2009年8月10日(月) 突発性鬱?のため初めて授業をさぼる

6時40分起床。曇。最高気温21℃。

さあ月曜だ。今週もまたいくつも映画を見て新しい発見を楽しもう!となるはずだった、なるべきだった!

しかし、目を覚ますとまったくやる気が失せていた。出かける時間の8時前になっても、9時を過ぎても、10時になっても動く気がしない・・・。
身体のどこかが悪いわけでも気分が悪いわけでもないのにどうしたのだろうか?

この脱力感から考えられる答えは一つ。それは急性の鬱に他ならない。ずっと前から楽しみにして準備に気が張っていた昨日のパーティが終わってしまったため、一夜明けてPost Event Depression Syndromeに陥ったのだろう。
 
これは無理に動かない方が良い、と観念してしばし時間の経過に身を任せることにした。
11時頃になってようやく今日やらねばならないことを思い出した。8月分の家賃を払いに行かねばならないのだ。来月からは口座引き落としになるはずだが、8月分まではキャッシュか小切手で手渡すことになっている。

授業をさぼったことはもうすっかり忘れ去って、バスでOxford Circusへ。Lloydsの窓口で1,000ポンド下ろす。キャッシュカードは17日に取りに来て欲しいということだった。こちらではあくまで本人に手渡しで郵送はしないのだ。

ランチはE.A.T.でハムとチーズのサンドイッチをTake Away。2.15ポンド(約300円)。

Lunch time Lectureのプログラムを見ると、REGが講師で"London's Galleries"ということだ。配布資料をもらおうと思って講義室へ行き、結局1時間全部聞いた。

LONDONの美術館、博物館の多くは入場無料だが、これは学生にとっては(学生でなくても)大きなメリットである。どんな素晴らしい展示があるとわかっていても入場の都度、1,000円も2,000円もかかるのではなかなか足が向かない。逆に無料であればちょっと時間ができたときに30分でも1時間でも立ち寄る気になるし、カフェでランチを取るだけといった使い方もできる。これは思っていたほど昔からのことではなく、労働党政権に変わった1990年代前半に始まったそうである。こんな素晴らしい政策は将来再度政権が変わったとしても、何とかぜひ続けて欲しいものだ。

講義はThe National Gallery(国立美術館)およびThe National Portrait Gallery(国立肖像美術館)の歴史、主たる展示作品、神話から実際の英国史に至るさまざまな絵画、各時代の著名な英国人画家、画題となった王族や風景について、それは絵画を通じた英国の歴史の授業のようでもあった。

この講義の後、14時15分から実際にこれら二つの美術館を訪問するWalking Tourがあるのだが、それには参加せずTubeでFinchley Roadまで引き返し、LTPSに家賃953ポンドを預ける。ついでに気になっていたトイレの黄ばみを落とす洗剤について尋ねると、事務担当者に主婦の方がおられて具体的に商品名を教えていただいたので、早速その足でSainsbury'sに寄って購入。一般名をThick Breachと言っていくつかの商品が陳列してある。2個で1.5ポンド(約200円)。

夕食はきつねうどんを作って昨日の残りのビールとともに。半日動き回っているうちに朝の滅入った気分はすっかり吹っ飛んだようだ。

23時30分就寝。
  1. 2011/08/14(日) 14:15:23|
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2009年8月9日(日) ハウスウォーミングパーティ

6時30分起床。曇のち晴。最高気温25℃。

朝食後、バスルームとダイニングキッチンの大掃除。さらにテーブルの位置を変えて、イスを6つ全部並べる。

頭の中で料理の手順を考えるが、やることがいっぱいあり過ぎてどうすれば最も効率的かまでは思い至らない。

そうこうするうちに9時を過ぎ、考えてばかりいても始まらないので、取りあえず最も時間のかかりそうなエビの下ごしらえを行う。30尾分の殻を剥いて、背わたと腹わたを取り、揚げたときに丸まらないように包丁を細かく横に入れて、油がはねないようにシッポの先を切り落とす。やってもやっても終わらないような作業で優に1時間以上かかった。

次はタケノコご飯の準備。米を磨ぎ、濃縮だしを水で薄めて、しょう油、日本酒を加える。にんじんと油揚を細切れにしたもの、タケノコの水煮を細かく切ったものを加える。

休む間もなく野菜の下ごしらえに移る。カボチャ、サツマイモ、ピーマン、えのき、アスパラガス、インゲン豆を次々と天ぷらに適した大きさにカットしていく。

ここでいったん手を止めて、テーブルクロスをセットして一輪挿しに花を飾る。まさにそのとき携帯電話が鳴った。WAKAからだった。West Hampstead駅前に着いたとのこと。まだ開始予定の45分前なので、少し先だと思っていたのだが、もう一番乗りだ。

まだ準備中なのを見て手伝うと言ってくれるのだが、キッチンスペースは狭いところだし、頭の中にある下ごしらえのイメージを伝える術もないので、座って待ってもらうことにした。

引き続き玉ねぎとナスのカットを始める。ここでまた電話。今度はMIYUKIからだ。表通りまでWAKAに迎えに行ってもらう。もうこれでは正午までに準備完了は不可能だと観念し、準備を続けながら順繰りに出来上がるような段取りを大急ぎで考える。

野菜のカットの方はもはや断る間もなくMIYUKIが手伝い始めてくれていたので、そちらはまかせておいて、ご飯を炊き始め、WAKAとグラスやら皿やらのテーブルセッティングに取りかかる。

そうこうするうちにTAKASHIが到着し、少し遅れてGOROとAMIも来訪。招待したのは7人だったが、結局2人は都合がつかず、今日はこの5人である。

まずWAKA差し入れのサイダー(リンゴ酒)で乾杯。何も持って来ないように書いておいたのだが、彼は米国育ちなのでパーティには何か一つ持参するというのが身に付いているのかも。

ここからはいよいよ天ぷらに取りかかる。天ぷら粉を水で溶いて氷を入れて冷やし、鍋に熱した油で揚げて行く。下準備は結構たいへんだが、いったん揚げ始めると、どんどん出来上がって行く。火の通り加減を確認していられないので、揚がったものから皿に盛って味見してもらう。幸い一発でうまく行ったようだ。皆に行き渡ったら自分でも食べてみたが、我ながらなかなか美味しかった。

考えていたメニューはまだまだあるので、次は鍋に湯を沸かし、そうめんを茹でる。これは時間との勝負なので茹で上がったら手早く流水で冷やしガラスボウルに入れて氷水を加える。次は空いたコンロにタケノコご飯の鍋をかけて炊き始める。天ぷらと冷たいそうめんは抜群の相性でこれは大好評。ビールも冷蔵庫に入るだけ冷やしておいたが、これはセルフサービスで取ってもらう。

次はサラダ代わりに冷蔵庫で冷やしておいたトマトを輪切りにして口直しに。その間にタケノコご飯が炊きあがり蒸らしも終わったので、全員の注目の下でフタを取る瞬間が楽しい。

一通り食事が進み、予定よりだいぶ遅れ気味ではあるが、デザートコースに入る。
まず抹茶と和菓子。茶道の素養はないものの、ときどき自己流で抹茶を立てて飲むのでいつものように・・・
AMIがお茶を習っていたことがあるということで、手伝ってもらう。

この辺まで来ればもう余裕で、長いランチにはなったが、次にデザートコースの第2弾として昨日Fortnum & Masonで買ったレモンケーキとティーで締めに入る。

今日は手が空くヒマがなかったので、料理写真を1枚も撮れなかったのが残念だが、まあ出来としては一応想定通りと言えよう。

初パーティで段取りも悪くいささか手間取ったが、料理を作るのも話すのもすべて楽しい経験だった。またの開催を約して17時30分頃お開きとなった。

00時40分就寝。
  1. 2011/08/13(土) 16:18:00|
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2009年8月8日(土) 一日中食材を求めて歩き回る

6時50分起床。快晴のち曇。最高気温24℃。

明日はいよいよパーティの日だが、まだ何をどうしたら良いものやら準備の段取りがついていない。それもそのはずで、取りあえずやると決めたのは良いが今まで自分でホームパーティを実施したことはないのだから・・・。

パーティに必要なものはまず食べものと飲みものであろう。そこで今日は、必要な食材の買い出しが最優先ということになる。もちろん近所のスーパーでも調達はできるが、ロンドンは屋外マーケットの多い街である。土曜日はたいていの屋外マーケットが開かれているはずなので、まず3ヵ月半ぶりにPortbello Market(ポートベロマーケット)へ行くことにした。

今住んでいるWest Hampsteadから328番のバスでNotting Hill Gateまで行けばPortbello Marketは目の前である。このマーケットはブロック毎にアンティーク、食品、衣料品など異なる商店が多数集まっている。大きな桃3個で1ポンド(約140円)、それにトマトとナス各6個合計2.7ポンド(約400円)を買う。
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野菜や肉類を売る店はPortbello Marketにもいくつかあるが、魚介類などの生鮮食品が多く揃っているのはBorough Market(バラマーケット)なので、ここからTubeを乗り継いでLondon Bridgeまで行く。
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メニューをいろいろ検討したが、やはり和食が良いだろうと思い天ぷらをメインとすることにした。そこでエビを入手するのが目的である。スーパーでも見てみたが天ぷら用には小さいものしかなかったので、ここで入手するのがベストだと考えた。期待通り手頃な大きさのものを発見し、1kg=30尾を25ポンド(約3,500円)で購入。
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次にPiccadilly Circusへ向かい、源吉兆庵という和菓子屋でみたらし団子を購入。
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それからJapan Centreでそうめん、みりん、酒、だし等を購入。荷物が多くなったため一度帰宅して生ものを冷蔵庫に入れる。

一息つく間もなく、今度は歩いてSainsbury'sに行き、最後の仕上げに缶ビール24本入、ワイン2本、アイスクリーム、野菜を買う。結局、昼前から行動を開始してすべての買物が終わったのは20時過ぎだった。それにしてもこんなに熱心に一日中買物に回ったのは初めての経験だった。一番嬉しく思ったのは良いエビを手に入れたことだった。

00時10分就寝。
  1. 2011/08/13(土) 05:05:41|
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2009年8月7日(金) 初散髪

6時40分起床。曇のち快晴。最高気温22℃。

今月の授業はこの教室で受けている。授業開始1分前なのに誰もいない・・・でもあと2、3分で全員揃うのだ!
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前方左側に巻いて立てかけてあるスクリーンを白板の前に吊ってDVDを投影し皆で鑑賞する。映写面積はそれほど大きくないが十数名で見るには十分である。

窓の外は周りのビルの裏側しか見えず、ほとんど直射日光が入らないので鑑賞には好都合
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それにしてもこんなところにも場所を見つけて緑を配するのは素晴らしいと思う。
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今日の課題映画はStephen Frears監督の"Dirty Pretty Things"。これもまた英国映画らしいあくの強い作品。
用意されたWorksheetに従い、Film Language、Character、Londonの描き方、スリラー物というジャンル、等について分析検討し討議した。冒頭の空港のシーンで主人公が紹介される数コマについてだけでも、カメラワークやライティングによって視聴者にどのような印象を与えようとしたのか?といったかなり具体的な設問が並んでいる。
映画学科に行けばこういうことをさらに深く体系的に学習するのだろうか?分析することと創造力の涵養が比例するわけではないにしても、基本をマスターするためには必修なのだろうか?

毎日見たこともない新しい映画を見て実に面白いことは確かである。まだ始まったばかりだが、日を追って鑑賞するときのツボみたいなものが少しずつわかって来たような気もする。

ランチはサーモンパスタとサモサ 3.35ポンド(約500円)。

午後、ICCオフィスでだめ押しのTOEFL TEST。今回は561点で、最低ラインすれすれながらも安定して来たと考えて良いだろう。

さらにオフィスマネージャーの深野さんによる"How to write a good English essay"という臨時講義を受ける。同じ内容で何回か実施されており、ICC生全員が分散して受けることになっている。10月から始まるModuleでは例外なくessayを何度か提出しないといけないため、その準備である。日本語と英語の違いというだけではなく、そもそも評価者の見るポイントが根本的に異なるのでそこを具体的に示された。

その後、久しぶりにライブラリーにこもってインターンシップに際して使用するPersonal Statementを書き上げメールで送信する。

一段落した開放感もあって、ロンドン到着後初めて散髪に行った。日本語のフリーペーパーに広告が出ていたKAMIYUIという日本人経営の店。
予約なしだったが、他に客はいなくてすぐにカットしてもらえた。その間、在ロンドン10年と言うスタッフからロンドンや英国の訪問してみて良かったというところをいろいろと聞くことができた。25ポンド(約3,500円)。安くはないがまあ情報料込みということで納得。

それからOxford StreetのHMVへ行ってCDを12枚まとめ買い。88ポンド(約13,000円)。ちょっと買い過ぎ?しかし日本では入手困難なブリティッシュフォークが目移りするほど並んでいる上に、単価にすれば日本よりもかなり安いのでつい・・・

夕食はレトルトカレー。

00時30分就寝。
  1. 2011/08/12(金) 14:44:49|
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2009年8月6日(木) カーナビーストリート

6時35分起床。曇のち大雨。最高気温24℃。

今日の授業は喜劇、と言ってもイギリス式の毒のある喜劇である。
題材は"Monty Python"と"The Full Monty"。言葉、特に北イングランド方言や英語のイディオムが重要なファクターとなっている。従ってそれらにあまりなじみのない者にとってわかりにくさがつきまとう。もちろん言葉が100パーセント理解できないとついて行けない、わけではなくて、映像や登場人物達のアクション、語調等から伝わるものは多く、ストーリーはかなりわかる。逆にもしすべて標準語(BBC English)に直して演じられても面白さや味わいは大きく損なわれることであろう。

いずれにせよ、年齢、出身地、階級、教育、職業、などの設定次第でこれほど話す言葉が違うのは(多少誇張があるには違いないが)驚きであり、発見である。長寿を誇るテレビドラマの中にはこういった方言を売り物、ではないだろうがうまく使って全国規模で人気を得ているものがある。しかもその内容、と言うか舞台設定や決まり文句が、イギリス人との日常会話でもさりげなく使われていることに改めて気付かされる。

ランチは学食でフィッシュアンドチップス 3.35ポンド(約500円)。

13時からのLunch time lectureは"Media in the UK"というタイトルで、BBCの元ドキュメンタリー部門のプロデューサーであるMaxine Ostwald氏による新聞、テレビ、ラジオの主な媒体についての紹介があった。

テレビは日本のNHKのような公共放送(視聴料によって運営されているためコマーシャルはない)であるBBCが1~4の4チャンネル、民間放送であるITVが同じく4チャンネル、他にChannel 4、FIVE、SKY、Virgin、Living、等々。

ラジオはこれまたBBCが11チャンネル(1~4、5が二つ、6、7、Extra、Asian Network、World Service)民間放送は音楽専門局、スポーツ専門局に加えて地域放送、Hospital Radio、Student Radioなんて言うのもある。

新聞については大判の高級紙、タブロイド版の大衆紙、それらの中間層を対象とするもの、フリーペーパー、オンラインニュースに分けられる。

それぞれの歴史、政治的立場(左派、右派、中間)、内容などについての概要を知ることができた。

実際にテレビを見ていて感じるのは、娯楽番組やドラマもあるにはあるが、かなり対象を絞り込んで制作されたドキュメンタリーや音楽、旅行、歴史など、そのテーマに興味があれば本当に面白くて見応えのある番組が多いと言うことである。日本のようにどのチャンネルを見ても似たり寄ったりでうんざりするということがないのは羨ましい限り。


AMEXから電話があり昨日のArgosの件で報告を受けた。AMEXからArgosに確認したところ、Argosから当方に確認の電話をした際にSecurityに関する質問に答えてもらえなかったのでストップしてしまっている、ということだそうで、そうなるとAMEXがストップしていると言う当方への説明とつじつまが合わない。これはもう注文し直すのは止めた方が良い、と結論する。


14時15分からのWalking Tourにも参加した。テーマは"The Sinful City: London's pulsating centre"(罪深き街:ロンドンでもっともわくわくする場所)。

スタートはCarnaby Street(カーナビーストリート)
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Swinging Londonと呼ばれた1950/60年代の音楽、美術、ファッションの発信地だった場所。今でも十分にその名残があってカラフルでファッショナブルな店が軒を連ねている。

突き当りはLiberty
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60年代を想起させるようなウォールアート
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歴史のありそうなパブ(当然例外なくすべてのパブに歴史はあるが)
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今は使われていないポンプがオブジェとして残されている(人がもたれているところ)
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アダルトビデオのショップ
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のぞきストリップショーの店
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説明を受けている真横のビルに緑のプラークが見える
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ここはブリティッシュロックンロールおよびポピュラー音楽産業誕生の地
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中華街の入口
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Leicester Square Gardens(レスタースクエアガーデン) 難読地名である
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シルベスタースタローンの手形
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ユニークな外観のビル(現在はホテル)
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ミュージカル等のディスカウントチケット即売所
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ビルの谷間の小道
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ロンドンらしいガス灯だが現在は電気灯になっている
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ビルを貫く通路
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看板に見える古英語
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SOHOの中心 
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一見乱雑だが居心地の良さそうなカフェ通り
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初めてこの表示を見た時はドキッとしたブランド名 もちろんアサヒビールとは無関係
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一筋入ると人気のない小道
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Piccadilly Circusにほど近い教会
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ビルの壁面に何やら青いプラーク
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少年時代のCharles Dickensが働いていたところだそうだ
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Agar Streetと言うことは寒天通りだ
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Piccadilly Circusで解散となったので、Japan Centreに立ち寄り中華ドレッシング、わさび茶漬け、トンカツソース等を買う。

夕食は残り物で 冷凍しておいたのを焼き直して
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ベッドに入って眠ろうとした瞬間に今日がCVとCovering Letterの宿題締切であることを思い出し、起き直して仕上げ、メールする。

00時30分就寝
  1. 2011/08/11(木) 14:31:23|
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2009年8月5日(水) イギリス映画

6時30分起床。晴。最高気温26℃。

明るい光が差し込むと朝から気分が良い。
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今日の授業の題材はDanny Boyle監督のデビュー作"Shallow Grave"。今や日本では外国映画と言えば大半がハリウッド映画でイギリス映画はDVDレンタルショップでもなければ手にすることはできないが、この作品ひとつを見てもまあ日本ではヒットしないだろうな、と即座に理解できる(ような気がする)。

しかし、映画の授業の素材として見ればいろいろな要素が周到に計算し尽くされており、舞台装置、人物設定、音楽、衣装、演出、編集、カメラワーク、照明、ナレーション等について各自分析シートに記入の上、意見発表を求められた。

まだまだ自信を持って意見を述べられる状況ではないが、聞いていると他の受講者も(映画制作関係者も含めて)そんなに驚くような意見を言っているわけでもないので、まあ気付いた点があればできるだけ発言しようと思った。

ところで今日からICCの日本人学生が2名加わった。MASATOとMAKOである。ビジネス指向の留学生より、芸術指向の学生が選択するコースなのだろう。

全長90分のフィルムを3時間の授業中に重点部分を繰り返し、しかも分析的に見るというのはかなり集中力を求められるためか、本当に疲れる。が、授業後の開放感というか爽快感は何ものにも代え難い。

今日初めて見たこの映画も、もし単に娯楽として見ていれば、多分あまり印象に残る映画の一つとして後々に挙げることもないだろうと思う。しかし、ストーリーを追うのではなく、上記のような作品としてのあらゆる要素を確認しながら見るということで、観客ではなく制作者の視点から(もちろん限定的ではあるが)いろんなことを感じることができたと思う。

ところで、2度も配達日のすっぽかしに会ったので、Argosに電話して何がどうなっているのか聞いてみた。すると、意外にもカード会社(AMEX)が決済をストップしているからだと言う回答だった。それは腑に落ちないがあり得ないこととは言えないのでAMEX(日本語のカスタマーセンター)へ電話してみると、調査して回答するとのことだった。

昨日GOROに託したPartyの案内にAMIからメールで参加すると言って来た。多過ぎず少な過ぎず、椅子の数を基準に考えているので、もし一人都合が悪いとなればすぐに誰か代わりを誘う必要があるので、参加の回答は嬉しい。

Londonへ旅行で来た時には土産を買いに行くことがあるが、今回の滞在ではすっかり敷居が高くなっていたHarrods(ハロッズ)へ紅茶を買いに行く。
Darjeeling125g入が3.5ポンド(約500円)
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夕食はChicken KormaとVegetable Curry 採点なし 
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23時40分就寝。
  1. 2011/08/11(木) 07:19:52|
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2009年8月4日(火) 映像イメージとその意図について学習する

6時30分起床。曇。最高気温22℃。

今日から本格的スタート。だが、まだ付いて行けていない。いきなり映画の専門用語や近年の作品について固有名詞が出て来てもまったく知らないものばかりだ。Martin ParrやMorag McKinnonって誰?

次は「表現(描写)」。二人ずつペアになって自分は何者か?を言葉で説明する。これは単なる自己紹介ではなく、自分が自分というものをどう見ているか、そして相手にどう見させようとしているか、意識の中で「幾多の情報の取捨選択」という作業をしているのだ、という事実を認識するための演習だった。そこから実際のドキュメンタリーフィルムを見て、ディレクター(監督)が観客に対して配役をどのようなイメージで見せたいのか推測する、というところへつながって行く。使われた作品は"The Lavender Hill Mob"(Charles Chichton, 1951)と"Shallow Grave"(Danny Boyle, 1995)ここでもRealismの読み取り方を学習するという一面がある。

と、まあこんな調子で授業が進んで行く。もう考えてどうなる、というよりただひたすら講師の仕掛けに身を任せて映像を見て感じる、というのが正しいのだ、と思えて来た。いままでとはまったく違う面白い授業だ、という感想。

ランチは近くのサンドイッチレストランでTake Away 2.15ポンド(約300円)。

13時からICCで◯度目のTOEFLテスト。その結果566点でついに最低ラインを突破、やれやれ。

Orbixの通信端末が届いたので、早速セッティング。カスタマーサービスに電話して、さほど苦労もなく完了。
これでいつでもどこでもインターネットやメールができる。やっと毎日のストレスがなくなったのだ。

Party準備はまだ終わらない。今日は帰りにWaitroseに寄って紙皿やらホウロウパンやらアイスクリームスクープ等を購入。これだけ揃えて一回しか使用しないのではもったいないので、定期的に開催することを検討しよう。

夕食はSweet Sour Chicken & Rice(酢鶏) 2.5点
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デザート
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23時05分就寝。
  1. 2011/08/10(水) 15:00:29|
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2009年8月3日(月) 新コーススタート

6時30分起床。ほぼ快晴。最高気温22℃。

新しいクラスが始まる。新しいクラスメート、新しい講師、新しいテーマ、期待と不安が入り交じる。しかもこれまでの英語学習をメイン目的とするクラスとは大きく異なり、英語を通じた実際的な授業なのである。
今月のクラスのタイトルは"English for Film and TV"。もともと映画(科学映画)の世界で働きたいと思っていたこともあったくらいなので映像関係なら映画もテレビもとても興味がある。

コースの説明には、戦後英国映画・テレビの主要作品、映画・テレビ制作、映画・テレビのマーケティングと配給、大手プロダクションによらない革新的作品、映画理論と批評、欧州・米国・その他世界各国の作品、と面白そうなテーマが並んでいる。

教室も今までと違いRegent校舎の東北部分にあたる昼でも日当りが少なくてどちらかと言えば薄暗い部屋だ。映画を見るにはちょうど良いかも・・・

受講者総数は12名で、ICCの日本人3名の他は、フランス、イタリア、スペイン、カナダ、ドミニカで3分の2は女性である。3週間の短期コースなので学生より社会人が多く、しかも本職の俳優、映画制作関係者も交じっている。なかなか手強そうな感じ。

本日は講師によるオリエンテーションだが、講師はHARRYという本学の卒業生でドキュメンタリー映画制作に携わっている客員講師。毎年この時期にこのコースだけを受け持っているとのことだが、今年は昨年までの4週間から3週間に短縮されたのでなかなか時間配分に苦労しているらしい。予定テーマとしては、現代英国映画の歴史とリアリズム、ハリウッド映画と芸術映画の比較言語分析、英国映画とその固有性表現、映画制作の実際、とある。

毎回DVDで映画の一部または全部を鑑賞した後、全員で討議するという形式で進めるらしい。果たしてうまく参加できるのか不安。

ということで、今日は短編を数編鑑賞したが、今イチわからない。まあ、わかるわからないではなく、何を感じるかが大切ではあるが・・・

さらに今日は少し変則カリキュラムで、11時からGeneral Englishのイントロとクラス分けがあったため、教室を移動してGORDONのクラスを受講。

ランチは学内カフェで焼そば。3.35ポンド(約500円)。=写真なし

13時からはREGによるLunch time Lecture"An Introduction to London"というロンドン紹介の講義。

ここ数日少し風邪気味のため6月に害虫にやられて受診して以来となるNippon Clubへ電話すると今日空いているとのことなので、15時30分に予約。

診察の後、薬を3種類もらう。病院へ行くときはJubilee LineのSt. John's Woodから徒歩5分だが、帰りは少し先のAbbey Roadまで歩いて139番のバスで帰る。
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いつ来ても横断歩道を4人で渡るファンが絶えないところだ。

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このときOrbixから電話があり、明日製品一式を13時必着で届けるということなので、ICCオフィスの住所を伝える(フラットでは昼間受け取れないため)。

帰宅後、昨日までに揃えた食材を用い、日曜日のパーティに備えて天ぷらの試作。エビ、サツマイモ、ピーマン、さやえんどう、玉ねぎ、アスパラガス・・・電気コンロの火力がやけに強いので油温の調節に要注意。でもだいたいうまくできた(と思う)。残念ながら写真は撮り忘れ。

23時10分就寝。
  1. 2011/08/09(火) 15:08:31|
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2009年8月2日(日) 今日もいろいろ買い出し

6時40分起床。快晴のち曇。最高気温21℃。

イス6脚セットのうちまだ組み立てていなかった4脚を組み立てる。パーティを想定した部屋のレイアウトを検討し、テーブルとイスの配置を実際に確認。

昨日に続いて食品等の買い出し。まずFinchley RoadのSainsbury'sで生エビ、さば、バター、ミネラルウォーター、シーツ、ティッシュペーパー、ゴミ箱用ビニル袋、浄水器用フィルター、やかん敷き、以上〆て31.68ポンド(約4,500円)。

ここでいったん荷物を置きに帰ってから再度外出。LibraryのPCで日本の銀行残高と毎月の光熱費等の引き落としが問題なく行われているかを確認。こういうことが簡単にできるのはインターネットバンキングの利点である。ついでに昨日すっぽかしを食らったArgosのウェブサイトを確認すると、いつの間にか4日配達に変わっている????

さらにもう一つの懸案だったPC用無線通信回線契約をMASATOの推奨しないという忠告を無視してOrbixに決め、回線契約と通信端末をオンラインで発注。

それからPiccadilly Circusへ行って日本食品店"らいすわいん"と"Japan Centre"で各種商品の価格をチェック。全般にJapan Centreの方が安いように見えた。
せっかくだからタワシと洗米に使うボウルを購入。100円ショップの料金ラベルにその数倍の額のポンド表示がしてあってちょっと複雑な気分・・・

今日の夕食は残り物シリーズで
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23時10分就寝。
  1. 2011/08/09(火) 12:23:23|
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oldstudentinlondon

Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

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